「海水魚」の日記一覧

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愛敬もの・・・第149作うまづらハギ

大抵の水族館にいて、35㎝位になります。 街の魚屋では皮をはいで頭と内臓を取り、料理しやすくして売られています。お値段も安い方。 カワハギの仲間ですが、うまづらの名前通り顔が長く、モサッとしていて、何となく愛敬があります。 その割には水中写真が少なく、想像を補って描きました。 味はカワハギの方が上だそうです。 薄造りのお刺身は絶品。 東京スカイツリーの根元にあるすみだ水族館で観察しま…

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高級魚・・・第148作 ハマダイ

味よし姿良し、お値段よしの高級魚です。 高級料亭直行で、街の魚屋にはまず現れません。 水深100‐200mの岩礁地帯いて、漁獲量は少なく1匹何万円もするとか。 大きいもので70‐80㎝になります。 水族館にもまずいません。 従って実物を見た事は無く、写真を参考に想像で描きました。 ずっと以前、伊豆の下田漁港でチラリとみたような気がします。 浜鯛が正式な名前ですが、関東ではオナガダイで知られます。…

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第147作シュモクザメと葛西臨海水族園

JR京葉線の葛西臨海公園駅ホームから、この水族館のドームが見え、駅から徒歩5分です。私の好きな水族館で、他に野鳥園や自然観察の施設もあり、その中の一つの意味で水族園と呼ぶのでしょう。 施設は広くて立派、ショーなどはありませんが、内容が充実しているのがアタシら学術派?のファンには有難い。 都立で入場料が安く、シニアは半額なのも嬉しい。 都内葛西臨海水族園の入口、大水槽で他のサメと出迎えてくれます…

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エッセイ「絵を削る」

以前文章教室で発表したエッセイです。 「絵を削る?」なんてタイトルが面白いでしょ。 ***「絵を削る」 CZ-0333 ***  趣味の水彩画 第104作が完成した。毎月1作のゆっくりしたペースで楽しんでいる。  題材はお魚、主に海水魚を描いている。写真の真似をしてもつまらないから、図鑑のような正確な側面図ではなく、生き生きとした姿を、自分の画風で描きたいと思っている。  絵…

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長いあごひげ・・・第146作 ヒメジ

おきなヒメジやオジサンなどという愉快な仲間もいますが、いずれもあごの長いひげが特徴です。 このひげで砂地の海底でエサを探します。 美味だそうですが、なぜかあまり人気がありません。 かまぼこや揚げ物の材料にされます。 本州以南の太平洋側に広く見られ、大きいもので30-40㎝位。 少し綺麗に描き過ぎたかもしれません。実物はトボけた顔の普通のお魚で、水底を動き回っていて、大抵の水族館にいます。 背景…

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愛敬もの・・・第145作 ヒフキアイゴ

月1作位のゆっくりしたペースのお魚シリーズですが、入院でお休みしてました。 まだ回復には程遠く、PCに長時間向かうのは無理で、いつもの2倍の時間がかかりました。 愛敬のある姿と色合いで、観賞魚の人気者です。 大きいものは30㎝位になり、沖縄では食用にもするようです。 姿に似合わず鰭には毒針があって、刺されるとモーレツに痛いそうです。 テキトーにウソも描いていて、目玉の周りの白線は実物にはあり…

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美鰯・・・第144作うるめいわし

大きい目がうるんでいるような美魚です。 鰯の仲間では大きい方で30㎝位になりますが、干物にされることが多いようです。 この絵は参考にする海中写真が少なく、水族館では群れをつくっていて個体の観察がなかなか難しいのです。 何かで驚いたときくらいしか、海中で一度にすべての鰭を広げることはありません。 うるんだ眼の表現に苦労しました。 この絵は背景のある方が良いようです。 実物写真はネットから借用しま…

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愛敬もの・・・第143作ハコフグ

箱型の殻につつまれ、ヒレと尻尾をパタパタと動かしている、水族館の愛敬ものです。 大きい物でも30㎝位。個体によって色柄は異なるようです。 都内しながわ水族館のをモデルにしました。 タレントのさかなクンの帽子がこのハコフグです、 氏のお魚の知識は凄いもので、東京海洋大学の客員教授です。ハコフグの名前は案外知られていません。 ぼうずこんにゃく氏のウエブサイトによると、きわめて美味で、腹を開いて調…

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高級魚・・・第142作 マハタ

クエとともに料亭へ直行の高級魚です。 街の魚屋では、まずお目にかかれません。 大きいものは1mをこえます。 ハタの横縞模様は、若いうちは鮮明で成魚になると消えます。クエは縞模様ではなく、まだらなようです。 クエとハタはよく似ていますが、クエの方が大きくなるそうで、紀伊半島先端の料亭ではフルコースは1人前2万円以上とか。 輸入もされているようです。 水族館で見た実物は成魚で、縞模様は不鮮明でし…

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関西では人気・・・第141作マナガツオ

関東ではそれほどでもありませんが、関西では人気の高級魚で、高価だそうです。 水族館でもあまり見かけず、水中写真も少ないので、なかなかイメージがつかめません。 平凡な側面図ですが、割合気に入った作品になりました。 大きいもので60㎝位になり、若魚の内は下側のヒレが長いのですが、成魚になると同じ長さになるそうです。 マナガツオと言いますが、カツオでは無くマナガツオ科という別種とか。 関東では主に…

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お惣菜魚・・・第140作 ギンガメアジ

比較的関西でポピュラーなお惣菜魚です。 シマアジには及ばないものの、なかなかのお味とか。 大抵の水族館にいます。 極端な扁平で銀色、アジの仲間の特徴であるゼンゴ(尾びれの前の黒い線)を強調しました。 水族館で見ると全体が銀色で、絵にすると面白くありません。ゼンゴと側線を強調して描いています。 扁平なお魚なので、側面しか描きようがありません。 今回は右向きにしました。 背景なしと第14作シマア…

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華麗・・・第139作 アヤコショウダイ

種類の多いコショウダイですが、とりわけ華麗な色柄で40㎝位になります。 希少種で漁獲は少なく高価です。 きわめて美味とか。 那覇国際空港出口の大水槽で出迎えてくれました。 実物とは少し感じが違いましたが、絵であり芸術?ですから、誇張したり省略したり。 コショウダイは何度か描いていますが、初期の作品の方が、稚拙ですが迫力があります。 亜熱帯のお魚にしては美味で、お刺身が美味いそうです。 食べた…

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歌舞伎役者・・・第138作 ニシキヤッコ

ヤッコの中でもとりわけ派手な色柄で、くま取りした歌舞伎役者のようです。30㎝位になります。 観賞魚としては人気がありますが、身に臭みがあり、食用には向きません。 亜熱帯のサンゴ礁にいますが飼育は難しいらしく、美ら海水族館関連HPには、目下飼育はされていません、のお断りが出ていました。 派手な模様でそれらしく見えますが、テキトーにウソも描いています。意外に手間がかかりました。 以前サザナミヤッ…

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トカジャー・・・第137作ニセカンランハギ

大きいもので40㎝位、カンランハギのそっくりさんですが、学術上は別種なんだとか。 南日本の浅い岩礁地帯で、普通に見られます。 あまりダイバーを怖がらないので、人気者だとか。 沖縄ではトカジャーと呼び、普通のお惣菜魚です。 尻尾の前の細長い斑紋に、秘密兵器を隠し持っているそうです。 石垣島で聞いたのですが、尾びれの前の斑紋の中にナイフのような硬い刃があり、ダイバーのウエットスーツも切り裂くのだそ…

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華やか・・・第136作 フタスジタマガシラ

大きいもので30㎝位、サンゴ礁のある暖かい海で普通に見られます。ダイバーを恐れないので、人気者だとか。 華やかな色柄で絵になりますが、沖縄ではごく普通のお惣菜魚だそうです。 那覇国際空港の大水槽にもいて、出迎えてくれます。 忘れましたが地元では、もっと簡単な名前で呼んでいました。 この絵は背景のあった方が、ヒレの半透明感が表せて、断然良いようです。背景付はフォトにアップしてあります。 http…

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近眼?・・・第135作まんぼう

大きいものは3m、重さ2トンにも達します。 世界中の暖かい海にいて、ユーモラスな愛敬ものです。 飼育は非常に難しく、水族館でもまんぼうを飼っているところは少ないようです。 茨城県大洗のアクアワールド大洗で、実物を見ました。 図体の割には臆病な魚で、何かに驚くと突っ走るのだそうです。 水槽の内側に透明な膜を張り、ガラスに衝突するのを防いでいますが、近眼なのかもしれません。 知り合いのまんぼうに聞…

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長い吻・・・第134作メカジキ

カジキには味の良いマカジキ、上アゴ(吻と言います)の長いメカジキ、背びれの大きいバショウカジキなどがいますが、姿の良いメカジキを描きました。 実はこの吻が何のためにあるのか、良く判っていません。 カジキマグロというのは魚屋用語で、カジキとマグロは学術上全く別の魚だそうです。 でもマカジキのお刺身は、極上中トロの味だそうです。 茨城県のアクアワールド大洗にいたことがあるそうですが、私は生きた…

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干物の定番・・・第133作イボダイ

関東では「えぼだい」と呼び、私もそう思っていましたが、正式はイボダイだそうです。 新江ノ島水族館で実物を見たときアレッと思いました。 確かイボダイと表示されていたと思います。 大きくても20㎝くらい。 開きにされることが多く、魚屋でも「えぼだい開き」と表示されています。 焙ると淡白で美味しいのですが、お魚博士によると新鮮なものは塩焼きも旨いそうです。 ずんぐりと可愛い感じが出ているでしょうか…

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かまぼこ材料・・・第132作 グチ

高級かまぼこの材料として珍重されますが、塩焼きも旨い魚です。関東ではイシモチの呼び名の方がポピュラーかも知れません。40㎝前後になります。 学術上はシログチが標準和名だそうです。 釣りあげるとグーグーと鳴くので、この名がついたとか。 今回は背景を入れながら、マッチングを見ました。少しカッコ良過ぎるかも。 この絵は背景がある方が良いようです。 例によってフォトにアップしてあります。 https:…

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海の金魚・・・第131作ネンブツダイ

カラフルで海の金魚と呼ばれます。 大きくても12-3㎝の小魚で、東京以南の海ならどこでも見られます。 群れをつくっていて、にぎやかです。 漁港や浅い岩礁地帯にいて、磯釣りの外道として嫌われます。 美味しいそうですが、あまり食用にはしません。 雄は口の中で卵を孵化するまで育てます。 ちょっとカッコよく描き過ぎたかもしれません。 実物はもっと泥臭い魚です。 伊豆急下田駅の水槽で出迎えてくれました。…