「蜩」の日記一覧

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駐車場に去年も今年も蝉時雨

 蝉時雨地獄の釜の滾るほど  万城希代子  蝉時雨さわさわ心のマッサージ  アロマ  蝉しぐれ一斉に止む涼しさよ 池崎るり子  蝉しぐれ三万石の城下町 益田寿美子  蝉しぐれ煩いほどの駐車場に  アロマ  蝉しぐれやさしくなりて終りかな 山口登志  松籟に少し控へ目蝉時雨  鎌倉喜久恵  川音の響く山道蝉時雨 西宮舞  喝采を浴ぶるがごとく…

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蝉時雨 耳にさわさわ心地よく  

   新車来てまづ八月の風を切る  小澤克己    越後路の八月すすき真白なり  阿部ひろし  八月十五日母の炒めし藷の蔓  宇利丞示  八月の少年梨の香りせり  小黒カツ  耳鳴りはあの八月の蝉しぐれ  中田みなみ  八月の横須賀海軍カレーかな  平田紀美子  浦上の八月の空眩しかり  山口キミコ  八月某日ダイソーのゴム草履  辻美奈子  八月の風吹く富士とな…

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夕近い蜩の声懐かしく

  秋立つや蜩の鳴く朝の山  松下紫人  朝蜩ふつとみな熄む一つ鳴く  川崎展宏  蜩の鳴き始めたる木立かな  アロマ  蜩や夕日さし入るガラス窓  会津八一  蜩や湯殿の外は杉木立  松下紫人  蜩や石工を熱き風呂が待つ  中里行雄  蜩を思へばつくつく法師鳴く  小檜山繁子  蜩や豆腐に添へる紫蘇つみに  梧逸  蜩や金色仏に瑠璃が見ゆ  加藤知世子 花 季  ひぐら…

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蜩の声夕刻の木立より

 杉の秀の狭めし空を赤とんぼ  岸恒雄  赤とんぼ山で染まりて里へ来る  松崎鉄之介  赤とんぼ文月末の玄関前 アロマ  放課後の空いつぱいの赤蜻蛉  唐沢静男  渋滞のありさうでなき赤蜻蛉  大川泉舟  赤とんぼ飛ぶや林檎に朱を点じ  大串章一  赤とんぼ両手をあげて子の走る  酒井多加子  高麗川の清き流に赤とんぼ  渡辺初枝  ホバリング夕刻群れて赤蜻蛉 …

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『日々の俳句』蜩(ひぐらし)

✦ かなかなや戦後童に還りけり   蘭音  童=わらべ ✦ 淋しい時は夕蜩に聞きたまへ ✧今日は「ひぐらし」を二句詠んでみました。いかがでしょう? かなかなの句は切字重ねで遥かな昭和の回想としました。

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紫と白い花あり山法師

 かなたより空かげりくる山法師  高田正子  まつさきに霧の消しゆく山帽子  岩田参露  弁当に醤油しみたり山法師  辻桃子  その上の雲より白く山法師  林翔  紫と白い花あり山法師 アロマ  白となる前のさみどり山法師  河野美奇  聖火リレーゆく道の辺の山法師  玉澤幹郎  雨雫そのまま活けて山法師  稲畑汀子   風出でてはるかにすなる山法師  岸田稚魚  朝鳥に花…

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『 わが墓にまいり半生めくりけり 』物真似575秋zrr1604

★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 物真似575秋zrr16 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★ ★ 物真似575秋zrr1604 ――♪♪♪♪―――――――――――――♪♪♪♪――      わが墓にまいり半生めくりけり ――♪♪♪♪―――――――――――――♪♪♪♪―― 01 蜩の鳴き初める日を待つ心地 02 墓参り幼馴染みに名乗らるゝ 03 かなかなや老若男女かな…