「西行」の日記一覧

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澪をひく 船音遠く、、日々、一歌64/365

澪をひく 船音遠く 雨の夜 窓辺に春は しのび来たりぬ ここのところ、春ばかりを歌う、厭きぬ紅の爺イ、、、 画像/海に中道・道切り辺りから未明の福岡市内 天平八年・筑紫館(ちくしのむろつみ)太宰鴻廬館での七夕祭 https://frcodon.yoka-yoka.jp/e1003139.html

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金沢文庫特別展「廃墟のイメージ」に関する連続講座・・・「廃墟と古典文学」①

◎「金沢文庫「特別展」連続講座」・・・「廃墟」と古典文学 10/15 「廃墟を見つめる西行」・・・立正大学文学部・渡邉裕美子教授 「廃墟とイメージ特別展」を、より深く理解するための連続講座です。 最低限の展示解説めいたこと出来ることをめざし、参加しました。 この分野は、私は全くの素人に近いため、自分の「教養の無さ」を実感した次第です。 が、理解した範囲でのレポートです。 …

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「葛城山と万葉集と西行」 願わくは春死なん

葛城山は大和の南西にそびえる金剛山地の一峰で、標高960mです。山頂は広大な草原地帯で、大 和と河内の雄大な眺望が開け、5月のツツジ、秋のススキ、冬の樹氷が有名ですが、 ロープウエイで登れるとあって、その季節の土日などはかなり混雑するようです。 私は二度登りましたが、最初は2010年5月に近鉄御所駅からバスで「風の森」というロマンティックな名前のバス停まで行き、そこから葛城古道を反…

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五島美術館「特別展 西行―語り継がれる漂泊の歌詠み」

東京・世田谷区にある五島美術館で開催されている「特別展 西行―語り継がれる漂泊の歌詠み」に行った。 西行は、拙書「文学・文献の中のふるさと」を編集・出版する上で、資料収集の契機になった人物で、ここ数年の最大の関心のあるテーマ・人物になったと言っていい。 本展の構成…第1部「西行とその時代」、第2部「西行と古筆」、第3部「西郷物語絵巻の世界」、第4部「語り継がれる西行」 作品の内…

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ふたりあそび575ysw2406『 念ずれば小さきわれもはなと散る 』

*♠* 。。・。・゚゚゚゚ ♤★♤ あそび心575 ♤★♤ ゚゚゚゚・。・。。*♠* ゚♠゚ あそび心575ysw2406 ――♠★♠―――――――――――――♠★♠――     念ずれば小さきわれもはなと散る ――♠★♠―――――――――――――♠★♠――  > 春をかき     秋と応えし       君おもふ      あの小走りの         冬の街角 …

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吉野山奥千本

吉野山奥をもわれぞ知りぬべき 花ゆゑ深く入りならひつつ・・・西行 <吉野山の奥にある秘密を私は必ずや知ることになるだろう。花を見たくて繰り返し繰り返し奥深く入山しているうちに> 吉野山奥千本、10日午後1時30分ー3時 1枚目、修行門鳥居前 2枚目、金峯神社 3枚目、大峯奥駈道を覆う桜 4枚目、奥千本口バス停 5枚目、奥千本献木地の桜 ※奥千本は趣ががらりと変わります。

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山河に満つる哀しみも連れ

 表通りの喧騒をよそに、都市部であることをしばし忘れさせる、 たおやかな静寂が包む東京高輪台。 その一角に谷戸を巧みに配した日本庭園をもつ、高輪プリンスホテルがあります。 庭園に植えられた、数十本を越える染井吉野の古木は、その幹の無骨さに 似ない艶やかな花房を、梢の一枝にいたるまで纏い、闇空を覆っていました。 巧みにコントロールされたライトアップの明りと、ぼんぼりの薄明かりが絶妙なバランスで花…

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竹取幻想81

ふと風が吹いたのでしょうか、脇に置かれた白百合の花が一瞬頷いたように見えたのもかわいらしく思えます。  その時のことです。 旅装束のまま、一人の影が回廊から歩いてきて、笠の紐を解きながら私の傍にすっとお座りになられました。 「しばらく。ご無沙汰しておりましたなあ」 多少はしわがれているものの、その覚えのある艶のある低い声に私は驚き、横に着座した男を見やりました。やはり西行さまでした。 「…

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あそび心575『 西行の月につながる道ありや 』ysp2107

*♤* 。。・。・゚゚゚゚ ♤☆♤ あそび心575 ♤☆♤ ゚゚゚゚・。・。。*♤* ゚♤゚ あそび心575ysp2107 ――♤☆♤―――――――――――――♤☆♤――      西行の月につながる道ありや ――♤☆♤―――――――――――――♤☆♤――  虚仮世間秋の陽ざしも身に添わず   仁  われを光と念じる旅路  曼珠沙華隠りの庵も絵空事   …

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吾が心秋月に似たり

・ こうも長雨が続くと晴れ間が恋しくなるのは当然。 晴れて猛暑がぶり返すのは勘弁だが気象変動の成り行き次第。 気が早い私は中秋の名月を待ち望んでいるがまだまだ・・・ 今年のそれは21日とか。 ま、その日くらいには長雨も去ってくれるだろう。 掲題の「吾が心秋月に似たり」、『寒山寺』の名句。詩集『寒山寺』の詩は作者名なしという。伝説では寒山拾得の詩。それほど『寒山寺』寒山拾得の二人は人々…

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生涯 桜を愛でた西行

願はくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月のころ 辞世の歌ではない 西行が逝去する10年ほど前に詠んだ和歌だ 73歳に生涯を終えた 23歳に出家したのち、一所不住の漂泊の身であった 生涯、桜を愛し、桜の和歌を多数詠んでいる 死ぬのも、桜の咲く中でありたいという願いを抱いていた 没した日は2月16日なので、桜が咲く前だったのだろうか どうやら、桜の咲く満月の日に亡くなったとされ…

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薩摩よみうり俳句3月13日(火)

読売俳壇 4月13日   俳句 淵脇 護 選 国鳥の雉美男二羽背戸に来て     鹿屋 川上 和子 (評)季語は「雉」で春。1947年日本鳥学会が国鳥に選定。「美男二羽」とは誠に優れた雌雄の比喩。オスは広辞苑にも「顔が裸出し赤い。背面の色彩は甚だ複雑美麗」と記すほど美しい。「背戸」は家の裏手。のどかな日本の田園地帯への賛歌。 かたはらに妻ゐて妻の高菜飯     霧島 秋野 三歩 人絶えし山里…

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やつれ風呂

三連休は花見ツアーにいくはずだったのがキャンセルした。 そして、お墓参りと車検になった。 桜は遠くに行かなくてもそれこそどこにでも咲いている。 まるでおとぎ話のチルチルみちるみたいに。 土曜日のお墓参りは、宗門改めから日蓮宗になった、であろう菩提寺日蓮宗清龍寺にも桜が咲いていた、七分咲だった。 幹の中心はは朽ち果て、すっぽりとしたうつろな空間の桜をどう眺めるかは、人によってさまざまだろう。…