富田木歩。だらりとぶら下がった足
土曜日のウォーキングで平井の最勝寺に行き、 そこに富田木歩(もっぽ)という俳人が眠っていることを知りました。 木歩の生涯を改めて書きます、と言いましたね 吉屋信子さんの書かれた「底の抜けた柄杓」という本 10人の俳人の生涯を紹介してくれています。 その中の一人が富田木歩です。 ■■富田木歩■■ 本所向島小梅町の鰻屋さんの家に次男として生まれます。 次男なのに名前は一(はじめ) お母さんのお兄…
土曜日のウォーキングで平井の最勝寺に行き、 そこに富田木歩(もっぽ)という俳人が眠っていることを知りました。 木歩の生涯を改めて書きます、と言いましたね 吉屋信子さんの書かれた「底の抜けた柄杓」という本 10人の俳人の生涯を紹介してくれています。 その中の一人が富田木歩です。 ■■富田木歩■■ 本所向島小梅町の鰻屋さんの家に次男として生まれます。 次男なのに名前は一(はじめ) お母さんのお兄…
http://sskmszm.com/?p=9776 修飾詞の付かない、塙保己一 の続きです。 学者としての道を進み始めた塙保己一(はなわ ほきいち) 萩原宗固の紹介で川島貴林、山岡浚明といった当代一流の学者たちに師事し、 文学・医学・律令・神道など、幅広く学んでいくことになります。 そして運命の出会いが訪れます。 国学者の最高峰、賀茂真淵(かものまぶち)に入門するのです。 その時、賀茂真…
塙保己一(はなわほきいち)というひと 実は、前から知っていて、ブログに書こうと思っていました。 渋沢栄一を書いたとき、 次は埼玉三偉人の、塙保己一、渋沢栄一、荻野吟子 その中で、塙保己一をよろしく、とのコメントもいただきました。 その時、「はい、近いうちに」、と言って今までかかっちゃいました。 ■■塙保己一■■ はなわほきいち 国学者 1746-1821 国学って何かというと 江戸時代に、…
「外国人が見た幕末・明治の日本」という本を読みました。 外国人は、「フジヤマゲイシャ」で極めて日本について不正確な知識しか持っていなかったと どこかで読んだ記憶がありました。 もちろんそういう人はいたんでしょうが 少なくとも、この本に紹介されている人たちは 詳細で、着眼点が面白く 総じて好意的に日本を描いてくれている。 外国人が書く文章って実に独特ですね それを感じるだけでも面白い本です。…
http://sskmszm.com/?p=12976 島秋人の手紙その1の続きになります ■■前坂和子■■ 当時高校生の前坂和子は 次に掲載される島秋人の短歌を心待ちにするようになります。 自分で、島秋人の歌集を作り、「いあいしゅう」と名付けます。 自分だけの歌集です。 そんなある日、新聞である報道があります。 島秋人の死刑が確定 前坂はいてもたってもいられず島秋人に手紙を書きます。 …
心にひびく日本語の手紙シリーズとしては最終回になります。 とても一回じゃ無理なので2回に分けます。 ■■手紙■■ 前坂和子様 十一月十四日 昨日の朝日新聞に村田めぐみちゃんの詩のことが「天声人語」にのっていた。 「手足の不自由な子供を育てる運動」月間のための記事ですが。 君の眼力?には感心したり、驚いたりです。 六百の詩と三年十一カ月の生命。 ベストセラーづくものは何となくキライな僕は 読ん…
西郷さんの最終回になります。 http://sskmszm.com/?p=12161 西郷隆盛。なぜ江戸城総攻撃を中止したか http://sskmszm.com/?p=12247 西郷隆盛。薩摩藩へ http://sskmszm.com/?p=12415 西郷隆盛。中央政界で大親分。 http://sskmszm.com/?p=12563 西郷隆盛。不思議で複雑で不可解な征韓論 西南戦争とい…
西郷隆盛シリーズの4回目です。 http://sskmszm.com/?p=12161 西郷隆盛。なぜ江戸城総攻撃を中止したか http://sskmszm.com/?p=12247 西郷隆盛。薩摩藩へ http://sskmszm.com/?p=12415 西郷隆盛。中央政界で大親分。 ■■征韓論■■ どうにも難しいですね。征韓論 読む資料によって、征韓論の捉え方が全然違う。 そもそも、…
渋沢栄一シリーズもいよいよ最終回になります。 http://sskmszm.com/?p=11517 渋沢栄一 その1 クーデター計画 http://sskmszm.com/?p=11531 渋沢栄一 その2 パリ万博から諸外国へ http://sskmszm.com/?p=11946 渋沢栄一 その3。日本に帰って見たもの。そして何をしたのか http://sskmszm.com/?p=12…
西郷隆盛シリーズ、その3です。 http://sskmszm.com/?p=12161 西郷隆盛。なぜ江戸城総攻撃を中止したか http://sskmszm.com/?p=12247 西郷隆盛。薩摩藩へ ■■政治改革■■ 西郷は薩摩藩にいて、どうも中央政界のメンバーに、はてな印 私腹を肥やしているという噂が、あちらでもこちらでも 戊辰戦争という大きな犠牲を払ってこれでは 戦死者に対して申し…
心にひびく日本語の手紙、シリーズです。 囲碁棋士、小林禮子(れいこ)さんのちょっと変わった手紙になります。 夢で石田君と早碁の機会を得た。 正体のない碁だったらしく、局後その意味のことを指摘される。 心の通わない碁を打ちはじめて久しい。 夢ではなくこれは現実。 今の私はなにを求めて生きているのでしょう。 以前のままの私の方が好きなの? 三年前に戻れというの? それは無理です。 私はあなたのな…
渋沢栄一シリーズその5 http://sskmszm.com/?p=11517 渋沢栄一 その1 クーデター計画 http://sskmszm.com/?p=11531 渋沢栄一 その2 パリ万博から諸外国 http://sskmszm.com/?p=11946 渋沢栄一 その3。日本に帰って見たもの。そして何をしたのか http://sskmszm.com/?p=12170 渋沢栄一 その4…
江戸の理系力シリーズ 前回は、関孝和についてお話ししました。 http://sskmszm.com/?p=11818 和算の関孝和、世界的数学者 今日は、その続きで 関孝和が創設した流派、関流がどう推移していくか ■■中根元圭■■ なかねげんけい 数学者 1662~1733 中根元圭は、関孝和の直接の弟子ではなく、孫弟子 建部賢弘(たてべたかひろ)の弟子です。 数学に限らず、江戸の理系技…
心にひびく日本語の手紙、から 何度も何度も読み返しました。 ■■円谷幸吉の手紙■■ 父上様、母上様、三日とろろ美味しゆうございました。 干し柿、餅も美味しゆうございました。 敏雄兄、姉上様、おすし美味しゆうございました。 克美兄、姉上様、ブドウ酒とリンゴ美味しゆうございました。 巌兄、姉上様、しそめし、南ばん漬け美味しゆうございました。 喜久蔵兄、姉上様、ブドウ液、養命酒美味しゆうございま…
西郷どん、面白いですね 大河ドラマは見る気が起きるのは幕末だけなのですが 篤姫、龍馬伝、に続き、今回も気合いを入れて見る事にいたしましょう。 知っている時代はむちゃくちゃ楽しいです。 おおっ、お由羅騒動や みたいに 調所広郷良い芝居してたなあ 西郷隆盛は、極めて魅力的な人物ですよね 特に私がどうしても気になって仕方がないのが なぜあんな最後を迎えねばならなかったのか 今度の大河ドラマはどう…
心にひびく日本語の手紙、から ■■芥川龍之介のラブレター■■ 芥川龍之介が、結婚相手が嫁入りしてくる二月二日を前に、相手に送った手紙です。 長いので部分部分だけ、かつ現代語に直して書きます。 だんだん二月二日が近づいて来ます 来方が遅いような気も早いような気もします (中略) 何だかこれを書いているのが間だるっこいような気がし出しました 早く文ちゃんの顔がみたい 早く文ちゃんの手をとりたい …