さんが書いた連載オカンの一人歩きの日記一覧

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「イベントには早く行く」

だって電車が事故や、具合の悪くなった人がいて、とか、線路に不具合があって、とか、しょっちゅう遅れるし、 自分に原因があって遅れる事もある。所要時間をいい加減に想定したり、スマホや本に夢中になって乗り過ごしたり。 今回は何れもクリアーし、2時間も前に着いた。場所は御茶ノ水聖橋口だから、最近来たばかり。 まずは聖橋を渡り、湯島聖堂へ。周りをぐるっと一周してから入る。受験シーズンだが、人は殆どい…

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「教育も教養もいらないが」

なんていい場所なんだ。私の天国はここだ。 文芸書エッセイビジネス紀行文、写真集に園芸関係料理本。何から何まである。これを書き上げた多くの人を想う。 店の表に周り、売れ筋ランキングを眺める。はて。 「済みません。表の文芸書ランキングなんですけど、一位が一冊もないんですが。」 本を積み上げる作業をしていた男性店員は直ぐに動いた。動いたが他の店員に押し付けただけだった。さもあるらん。 私は表…

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「信じられない!」

犬だ。男性の足元に犬がいる。どこからどう見ても爺様犬としか言いようがない。情けないような、何とも哀愁を帯びた目をしている。 男性は片足で犬の鎖を踏みつけている。犬が動き出しそうな気配は全くない。犬は男性の両足の間に伏せをしている。 私は総武線の快速に乗りたかったが、近所の停留所から出たバスは生憎各駅停車しか停まらない駅行きだった。 バスを降りたら前を歩く女性が何かを落とした。二カ所が折れ曲…

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「その一枚が浮き上がって見える」

入り口を入った瞬間に圧倒される。なんなんだ、この絵の数は。作者は?タイトルは? 三枚ずつそれが表示されているが、どれがどれやら、最初は戸惑った。 音声ガイドを借りている。日光東照宮で借りて以来、必ず借りると決めていた。にしても、当日券1600円は妥当としても、こちらの550円は高い。ええい、東京で芸術を鑑賞できるのだ、高いなどと言うでない。 展示室の前にビデオ上映しているのを見て、更に惹…

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「草笛光子さんが凄い」

子供の頃その人がテレビに映るとバターを連想した。甘くてこってりして、日本人離れした美女。 今は同時に母を思い浮かべる。母もどこか西洋人を思わせる顔立ちの美人だった。私が母に全く似なかった事は言うまでもない。 さて、草笛光子さん。新宿紀伊國屋ホールで舞台に立っている。『ドライビング、ミス、デイジー』。 入り口を入るとその花の多さに圧倒される。有名な芸能人の名前が並んでいる。 草笛さんは私が…

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「私も仲間入り」

舞台の主役は常に入れ替わる。リビングからよく見える場所に、モッコウバラを引き下げて紫陽花を持って来た。 挿し木から育てた一鉢だ。自分で増やしたものはえこ贔屓したくなるが、蕾が付いてから咲くまでが長いのは更にいい。ワクワクが持続する。 例によってどんな花が咲いたものかは忘れているので、余計に待ち遠しい。今はまだ蕾は小さくて緑色だ。色が変わっていくのもいい。 ゴールデンウィーク明けなら空いて…