プロの撮影スタイルにつきまして

市会議員に初めて立候補するかなり高齢の女性の応援（パソコン資料のお手伝い）をしました

ポスターの写真用に撮ったプロの顔写真が300枚！
私にも10枚を選べと言われて困惑しました
何しろみな同じに見えるのです

が・・・・・
本人が最終的に決めたのは私の選んだ10枚のうちの1枚でした
もちろん事前に打ち合せなどしていません

＞意味があるかないか。
写真で飯を食っている人と、単なる遊びで写真を撮っているアマチュアの感覚を同一線で見ることに無理があると思います。
何事によらず、一つのものを納得がいく状態で仕上げるのがプロとしての仕事だと思いますよ。

以前モデルの経験ありますが、同じようなポーズで信じられない位シャッターがきられました。
丁寧では有りません。
兎に角限られた時間でたくさんの写真が撮られます。

私はグラビアカメラマンでは有りませんが、恐らくモデル撮影撮影は、「ポーズ・シチュエーションは丁寧に設定し、撮影は機関銃のように」と言う感じだと思います。

なぜ連するのか、と言えば、写真家とモデル双方、微妙に動いているからです。なので、同じ写真ばかりにはなりません。

●モデルについての要素
わかり易いのは顔の表情だと思います。人の表情は速いサイクルで色々変るので、双方が同じ位置にいたとしても表情は1枚ごとに微妙に変わります。
顔に同じく体全体も、その動きはその人の現在の状態を表に出してきますし、またそれが写真によく写ります。手の位置、指の形、首の角度、1枚ごとに違ってきます。

もちろん一瞬の目つぶりや変な表情を回避、と言った意味も含まれます。

●写真家についての要素
背景の調整等の理由により、同じポーズと言っても微妙にカメラの位置を変えて撮ります。
ファインダーを覗いているうちに思いついたりすることも有りますので、その分パチパチ撮影していると撮影枚数は増えます。

でも、これはあくまで例ですので、「入魂の一枚」と言う撮り方を否定するつもりは有りません。

写真撮影は良いものを撮るためには複数枚撮らねば先ず自分にも気にいったものが撮れません。
機関銃のような連写は動く被写体、例えば走ってる電車とか航空機・・・などは連写が必要な時もあります。

人物にせよ風景にせよあらゆる角度、状況から数多く撮ることで傑作が仕上がりますね。

人物はあらゆるポーズを要求しますし、風景は雲の流れ、日の当たり具合、その時その時状況に応じたものを沢山撮りますよ。

今はデジタルカメラになって撮ったものは消せますので、前のフイルムよりはコストがかからなくなり、出来るだけ多く撮り後から気に入ったものを取捨選択していける利点がありますね。

以前　メーカーに勤務をしていたとき（まだデジカメがない時代）
パンフレットやポスター用の撮影に立ち会いましたが
モータードライブやワインダーで連写をする方と　手巻きで連写する方それぞれいましたよ

連写で撮影された写真でも　目の表情や手に指の向きなど微妙に違いがあるので　採用する写真を決定する作業は手間のかかる作業でしたね。