手配師のような仕事が許されてる‥

なんか、問題の切り分けが出来ていないようで・・・
福沢諭吉の「学問のすすめ」はお読みになったことがありますか？
「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」と言えり・・・から始まりますが、大抵のご老人はそこしかおっしゃらない。
「言えり」とあるのは、アメリカ合衆国独立宣言からの引用であって、福沢の言葉ではないんですよ。
でも福沢はその考え方を肯定しつつも、現実社会においては確かな上下関係があるし、またそれがなければ成り立たないとも、それを肯定的に捉えています。
で、その上下関係の原因に学問があって、みなさん学問をしましょうって勧めているわけですよ。
まぁ、話はその学問の内容にも及んでいるんですけどね。

Q者さんは
＞キャリア・ノンキャリアの制度はいったい誰が支持してるのでしょうか？
＞制度に反対か多ければすくに解消できるはず私は大反対‥賛成意見も聞きたいです

とおっしゃっていますが、それは学問のあるなしでしょう。
士官学校や兵学校を出れば、即士官ですよ。
兵は、いつまでたっても兵。
叩き上げの特務士官なんてこともありますが、そこに到達するにはかなりの年月がかかるし、尉官以上には、まず上がれない。
それは、組織が組織として成立するためには仕方ないことです。
それとみんなが一票を持っている民主主義とは別問題。
キャリアになった者たちの見識が浅いことや指導力不足、また組織の硬直化といった問題とは別でしょ。

福沢が言うところの、学問の内容によるんでしょうね。
人間誰しも、一人で生まれて一人で育つことなんて出来ないし、両親のおかげだけでもなく、社会に育てられ、社会に教えられ、社会にその立場を与えられているんだという認識を持てない浅はかさ。
自分がそうした立場にいることへの感謝と責任感の不足。
そうした諸々のことが、弱者をただ利用し、虐げる行動も良しとする考え方に陥るってことなんじゃないですか？

科学は進歩しても精神文明は進歩せずローマ時代のままと言うことです。

僕は大学時代に四日市の公害企業にアルバイトで派遣されていたことがあります。
２次３次下請けは既に当たり前でしたね。
原発作業員と同じような仕事でプラントの整備です。放射能がないだけです。
作業員の学歴や社歴をみて作業場所も変えているのでしょう。
週刊ポストの記者が潜入記事を書いていましたが、１日や２日潜入しただけで何が分かると言うのでしょうか？
ましてや記者だと安全なところしか派遣されないでしょう。記者だと東電が知らなかったとしたらセキュリティ上の問題だし。
僕が四日市の公害企業でアルバイトをしていた時、珍しく工場長の見回りがあり、僕が大学生だと分かると監督に午前中にもかかわらず、「今日の作業は中止しろ」と怒鳴っていました。

１０年ぐらい前にもイギリスのBBCが日本の原発作業員の実態を報道していましたが、まるで奴隷ですね。

ところでキャリヤ官僚は、青雲の志を抱いて入局する人が多いようですが、２年か３年ぐらいで人格が崩壊します。実際に見たことがあります。
それに耐えられなかった従兄弟は退職しました。
ノンキャリヤはキャリヤの奴隷です。おいらの親父でした。

ちなみに帝国陸海軍の軍事官僚達もキャリヤでした。当時は東大よりレベルが高いといわれた陸軍大学や海軍大学の出身者達ですが、日本は神国だから戦争に負けるはずはないと言って居ましたね。
原発官僚達も日本の原発は安全だから地震や津波に耐えられると言っていましたね。
日本で一番優秀な大学を出たにもかかわらず思考が停止している上に、学習能力もないようですね。

今後も原発事故は繰り返されるのでしょう。

手配師をカタカナ英語で言うとコーディネーターとか呼んじゃって・・・・・。
昔はケシカラン仕事として規制してましたね。
人材派遣が緩和されてドンドン増えましたね。
私のポリシーとしては不労所得のようなことは好きではないですね。
人にどうこう言う事は無いですけど・・・・・。
仕事を作って分配しているのに何が悪い！と開き直られるとどうも・・・・・・。
労働の流動化だ！とかいう人も居るし・・・・。
友達にもいましてね、お前ロクな死に方しないぞ！とは冗談は言ってますが・・・・・・。
技術労働だから少しは許されますかね。

請負と言う形で法の目をくぐる事も多いようですね。

いずれの場合でも実際に働く人の環境は保護されるべきだし、その責任は基の会社にあると思いますね。

東電の場合は悪徳会社であって放射能の被爆バッチも付けさせずに働かせていた。
監督署は何をやっている！と何回かここでも書いてはいますが、何かヤラセのような人が出てきて口汚くののしりマクルのがいますね。

キャリア・ノンキャリアは違う時点の話ですね。
公務員の採用条件で一種試験合格者採用の場合は、いきなり係長から始まり出世コースを走るようですね。
最終は政務次官になるのは各省一人だけでピラミッド型にします。
追い越し禁止出世街道に付、炙れた（あぶれた）人を天下りさせる訳です。
基の試験でOKだから後はバカ殿をやっていてもある程度は出世がするようですね。
多くは研鑽を積んで高成績＋高実力の方だと思いますけど・・・・・・。

民間企業でも近い事はありますが建前上キャリア・ノンキャリアの区別はないのとバカ殿をやっていては淘汰されます。
バカ殿が多ければ会社自体が潰れますね。
文句が有れば自分でやるだけの実力は必要ですけど・・・。
建前上は実力で決定されるのと追い越しありですね。
中にはゴマをするのが得意な方もいますが、部長止まりですかね。

科学も人権も進歩しています。特に、人権は売名弁護士、マスコミ等によって、過激になる可能性があります。これに、巻き揉まれると、企業活動は困難になります。その為に、何段階もの、仕切りが設けられています。この現実が、手配師、書類責任、子会社、孫下請等の現実です。歴史が作り上げた現実的手段だと思います。もちろん金の配分が主導ですが。

原子力発電所の労働者は、被曝の問題が有るので、季節労働者みたいな方を含めて、労働者の使い捨てと、指摘されている専門家もおられます。

一般の火力発電所でも、現場で管理されているのは下請け企業の方々で、電力会社の社員はほとんどおられません。
（義弟は北海道の火力発電所勤務です）
（電力中央研究所の仕事で、各地の発電所を見てきました）

製鉄会社のような巨大で危険な企業も同じようなものです。
入口には必ず大きな看板で「無事故〇〇万時間」などと書かれている企業の現場作業員は、ほとんど下請け企業です。
正規社員は事故に遭いそうな場所にはめったに立ち入りませんから、無事故記録は大きな数字に成っています。
（北九州の製鉄所に設備を納入していました）

日本は昔から何も変わってはいません。

最近話題の派遣会社とて同じようなものです。

そこを利用する人がいるから手配師が存在します。
政府の許認可や監視も重要でしょうが、それ以上に利用者のモラルが大切と思いますが、現状は食べるのが先となり存在し続けます。

特に日本の土木や建設部門では大昔から下請けや孫請けさらにひ孫請けなどの慣習で仕事がこなされています。

この組織図はすぐには変えられなくても応じる方々のモラルが上がれば被害者も減少すると私は考えています。

また、下請けの組織図が必ずしも悪いとは思ってはいません。

私見ですが。