福島原発事故放射能漏れ

詳細な事は科学雑誌「ニュートン」４月号が８６ページの特集を組み、事故発生から現状、そして廃炉工程の将来にわたる解説をしています。読んで自分も現状理解ができ、楽観できない状況に有ることを認識しました、不必要な悲観論もダメですが、根拠のない楽観論が最悪だと思いました。

　水素爆発当時の膨大な放射線量に比べればはるかに低いと言う言い方も出来ますが、原子炉の周りは長時間作業できないような放射線レベルの処も未だ多く残されています。
　また地下汚染水処理は今だに解決できていません。
　それらからの放射線量もかなりなものです。

　昨日今日のニュースでも除染装置の切り札と言われた「アルプス」が実は除染出来ていなかったので稼働を止めたなどという耳を疑うような話になっています。チェルノブイリ事故も２５年経った今も放射線は漏れ続けています。福島もかなり長期にわたり放射能漏れを完璧に止めるなどという事は出来ないと考えるのが常識的判断でしょう。

　汚染水タンクの汚染水を大量に海に放出するなどという日が来ない事を願っていますが、専門家の間では時間の問題（汚染水の増加、タンクの老朽化等）で海へ汚染水を廃棄せざるおえなくなる日が遠からず来るというのが大方の見解のようです。
　福島の原発問題は２０年〜４０年のスパンで考えないと解決できない問題になりつつあります、嫌でも子や孫に残す負の遺産になりました。

事故直後から分かっていた事
奴等では無理でしょう、結果は目に見えています。

無駄金使うより　キッチリ保障してあげて
福島の、地域を封鎖するのが一番の策です。

程度問題でしょうが、「福島第一」で毎日汲み取って隔離している汚染水を通して漏れているといえば漏れています。
ただし大きくは漏れていないため、福島市や東京などの各都市の放射線量はこの３年間ずっと右肩下がりです。先日のニュースで東京の線量はすでにパリやソウルの平均を下回った、という報道があるくらいです。
必要以上に恐れることがないようにしましょう。