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立夏

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人生で最後の男酔い

車が停まる そっと重ねる小指 暖かさが伝わる 崩れそうになる 心を押さえ そっと寄せた小指に 息を吹きかけて 唇で噛んで見る まぶたを閉じて またね いつ会えるかな 小指と小指で約束を 交わす ポルシュが静かに 余韻を残して 去る 彼の香りが 別れを深める

すざく

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はじめまして。

楓といいます。 こちらでは、詩を頑張ってみようと思っています。 寂しい、ちょっと暗めの詩だといわれますが、宜しくお願い致します。

立夏

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しなかったことへの後悔は後を引きます。

ふと気づけば 傍で寄り添う人がいます。 介護と仕事と休む暇もなく追われる日々 そんな私を 見ていられない。 という人がおります どうして。。 私など 年老いているのに。 という言葉に 可哀想で見ていられない と言われました。 さほど。 苦労とは思っていないけ...

立夏

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意識のない父

春雪が髪に落ちる 点滴の音が聞こえてくるような そんな雪の日の部屋 何も語らなくなった父 顔は 昔の元気な顔が痩せて 面影が無くなってくる 思い出だけが通り過ぎていく 意見の食い違い 生活の食い違い 生き方の食い違い 学歴の食い違い ものの...

立夏

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震災の爪痕

震災後の爪痕 いまだ直せず 老夫婦と風よけとけを つくる 小雪の日 ※ 小雪のきょうの日。   北風をよける風よけの仕掛けを作った。   やっと歩ける父はそれでも陣頭指揮をする   震災でサッシの戸が10センチも開いてしまっている。   家にいても外に...

立夏

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曼珠沙華

葉が枯れて寂しくなったら 真っ赤に草の中から咲きだした 曼珠沙華 葉は花を思ったのでしょうね 去ってしまった人は 置いてきた人を思うのだろうか 何も残さずに秋風とともに去った 赤く染めて曼珠沙華は その心を見ていたのだろうか 恋みれんというのかしら 秋風が寂し...

立夏

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別れは突然に

恋をしました 密かな恋をしました 好きと言えない恋でした シグルサンだけど 愛を感じました 些細な動きも 好きです 二人で歩いた あの道 今は一人で 歩きます。 振り向きません 泣きません 悲しません 思い出しません

立夏

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精霊流し

水辺に浮かぶ 精霊流しの灯り わずかな風に吹かれて ゆらり、ゆらいと流れて行く 浮草のようであり 我が人生であり 川面の映る灯りを見詰めて 虫が眼に入ったと涙をふく 精霊流しの舟に 左手の銀の指輪を載せました 流れ流れてお星様まで届いてほしい ...

立夏

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ふたり

ひとりでいると 風がさむい ひとりでいると 寂しい ふたりでいると ぬくもりがある ノベリスト  「愛の終着駅」 の最後のページに載せてます まったく同じ詩です http://novelist.jp/member.php?id=29230

立夏

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田んぼ

水がはられた田んぼに ポツリ、ポツリと光る ホタル灯 見つめてる私までが悲しくなる 朝は蝉の声 夜はホタル 飛び交うこの田舎で 過ごす何って 考えてもなかった 華やかなあの町へ 帰りたい 背中丸めた両親 小さくなった両親 夜中に胸が痛いと 騒ぐ母 親を置...

立夏

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木の下で

木の下で         2012.8.3 芝生に寝転んで 雲の流れを見てます 何も考えずに ただ夏風に吹かれてます いい気持ちです たまにはいいじゃないの こんな時間も 八月の空は こんなに青かった 白い雲はこんなにゆっくりと 流れていく わずかな命...

立夏

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紫陽花坂の階段

一段昇る 女の涙を捨てる 一段昇る あの人への未練を捨てる 一段昇る これからの人生を 一段昇る 女の迷いを捨てる 紫陽花の香りの中を 1000段の階段を 一段づつ踏みしめて 昇りながら 女の幸せをつかむ 霧がかかりぼんやりと 遠くにかすむ紫陽花 霧...

立夏

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愛の終着駅

この恋で 人生の最後と 決めて 愛した「貴方」 添えねしていると いびきが 聞こえる いびきが無い夜は 夜なかに貴方を 探している 私がいる いつも いつも そばにいてほしい そんな 平凡な 恋をしました

立夏

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結ばれて

恋心 貴方と私は 背後霊が 結ばせたと 信じて 三日月の夜に 月に向かって 手を合わせる

立夏

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梅雨の別れ

<別れはつらいけど> 別れ話だと感じた時 涙をうちわで仰ぎながら 涙をかくしながら 梅雨の細い雨にぬれたようにして 白い小指をたてて かきあげる前髪 さりげなく涙をふく 無理な別れと知りながら 遠くのように聞こえてる あの人の声と セミの声を...

立夏

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墓に手を合わせる

2012.7.20 何を祈り 何を願い 何を考えているのか 皺だらけの両手で 祈る ※ 震災で崩れたお墓の修理が終わりました。    これで全部修理は終わりました。     試行錯誤して修理にもそれなりのお金と時間をかけました。    これで終わりかとホットし...

イチロー

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ご挨拶

コミュニテーへの参加ご承認ありがとうございます。 創作広場での五行歌のやり取りはほんとに楽しかったですね。 僕は作るのはへたっぴなので読ませて頂く方が好きなんですが、立夏さんには知らずうちに引っ張られてしまってね、そういう魅力のあるかただと。 ですからまたこう...

立夏

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糸を織りなすように

雨が強く降る中を どんな思いを抱いて 向かうのか 鬼怒川の流れで はぐくむ糸は 二度目の恋の糸 二度目の女でよかったら あなたのそばで からめてみたい 恋の糸 苦労と涙で 織ってみたい 蜘蛛の糸 あなたと

立夏

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二度目の恋

あなたとつなぐ蜘蛛の糸は 紫陽花の花弁から落ちて 伝わり あなたに私の思いが 届きますように この恋も細い キラキラ輝く 蜘蛛の糸でつながり あなたの心が 伝わります 七変化する花のように あなたの心が 変わらぬうちに 愛の絆を結びたい

立夏

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祭り

湯上がりの 残り香りを 残して そろいの浴衣を着て 下駄をはいて はにかみながら繋ぐ手 昔。母さんと 手をつないだあの暖かさ 祭りの音が 遠くから 風にのり聞こえる 縁台の涼しさ