天野純希 の 燕雀(えんじゃく)の夢

★3.3 謙信、信玄、政宗、家康、信長、秀吉それぞれの父親の目線で時代や息子を描いた6つの短編。

長尾為景は一旦は嫡男の晴景に家督を譲るが景虎にすべきだったと悔やむ。

武田信虎は81歳で死ぬまでどこにいても武田家を愛し、己の活躍の場を探し続ける。

伊達輝宗は早くから政宗の才気を見抜き、阿武隈川岸で捕らわれの人質となった己ごとを撃たせる。

松平広忠は於大と竹千代との生活を取り戻したいと夢見るが岩松八弥を今川の間者と見抜けなかったことを悔やむ。

織田信秀は信行より信長の才を見抜き家督を譲ろうとするが正室の久子に毒殺される。

木下弥右衛門は戦で右足