連載:あけび庵の日記

あけび庵の日記

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あけび庵の日記
炭焼
かつては農家の農閑期の仕事だった。土や石で
竃を作り木を一週間ほどかけて焼いた。竃から
出る白煙・紫煙には冬らしい風情である。
丸投げにたき口追われ炭のかま  あけび庵
炭竃の温度うかがう眼がね穴   あけび庵
丸投げのひ窯留窯炭を焼く    あけび庵
菊炭の職人芸や能勢の里       ねこ
能勢の郷朽ちし炭焼き跡在りし    ねこ
薄氷風紋残しバケツ中        山水

カテゴリ:アート・文化