谷津矢車 の 絵ことば又兵衛

★3.4 信長に反旗を翻した荒木村重の子で絵師となった岩佐又兵衛の生涯。〈絵ことば〉とは絵巻物に添えられる物語の文章のことらしい。

有岡城の戦いで乳母・お葉の手により落とされ、その乳母を母と思い堺の寺で逼塞した。寺の障壁画を描く土佐派の絵に異常な興味を持つ又兵衛。

京に移り狩野派へ入門。そこで内膳と知り合った。お葉の不可思議な死は又兵衛にずっとついて回る。そして織田信雄の近習として仕えることになる。この時、信雄の仲介で家康の次男・秀康親子と知り合いになる。

大坂滅亡後は越前、松平忠直のお抱え絵師として仕えるが、忠直はその狂気ゆえに蟄居、豊後にお預け