藤井邦夫 の 一周忌-新・知らぬが半兵衛手控帖(12)

★3.3 新シリーズ12作目。
「長い一日」は半兵衛に投げ文があった。夜盗に巻き込まれそうな男を助けるため。半兵衛は己を知る娘と断定し、過去の事件を調べ始めた。辿りついた娘は4年前の事件の娘。音次郎もその事件を覚えていた。ということは新シリーズが始まって既に4年が経過しているということか。

「一周忌」は湯島天神で遭遇した喧嘩の3人組の若侍の顛末。「隠密廻り」は珍しく隠密廻りの黒木佑馬が登場。抜け荷を追う黒木と半兵衛の骨董屋殺しの事件が繋がった。「通り雨」は半兵衛が雨をよけての茶屋で粋な形の年増と口をきくが。いつもながら相手の反応のよみは的確。

1話の