小川幸司「ヴァルター・ベンヤミン——危機のなかの世界史」(『図書』2021年10月号、岩波書店、6-9頁)、読了。

 岩波書店『図書』に連載が始まったリレーエッセイ(隔月)《岩波講座世界歴史》「人物から見た世界歴史—❶」の同講座編集委員である小川幸司氏(世界史教育)のエッセイを読む。本誌が到着して、いの一番に読み、氏の高等学校での世界史教育実践に感動した。べンヤミンの読みと松本サリン事件と図書館ゼミナール活動、生徒たちの気づき(文言が胸を打つ)、ある講演会に向けての毅然たる態度・実践に背筋が伸びる思いを抱いた。さっそくここに記させていただく。
(2021.10.1.)

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