報告 2022年12月29日(木)16:36 会員以外にも公開 連載:俳句帳 12月の俳句帳(116)令和四年12月29日 俳句吟行日常・非日常 1)黒ジョカの割り水炭火(すみび)舌に滋味2)チョコを手にオールド・パーで酌む聖夜3)文旦酒(ぶんたんしゅ)仕込む塩梅(あんばい)日の短(ひのみじか)4)燗ぬる目「獺祭」(だっさい)吟味で歳送る5)凍て月の耿耿(こうこう)照らすウクライナ6)昏鐘のおちこち伝播(でんぱ)谷凍る7)弦楽の揺らぎに魅惑月冴ゆる8)禰宜(ねぎ)歩く下駄音澄みし冬の朝9)山水の墨の薄さよ寒の月10)寒風や絹裂く悲鳴吹き鳴らし11)蹲踞(つくばい)へ流れる筧(かけい)水枯れる12)老脚に地下足袋