私の生き方を決めてくれた本

5才の時でした。夏休みに清里に連れて行ってくれました。
ペンションの夕食を終えて屋外に出て夜遅く兄と星空を見ていました。

寝転がって満天の星空を見上げていました。
星降る町という曲があるけど、覆い被さる空の広さ、星々は落ちてくるかと思う程の迫力でした。私は以後空に取り憑かれたのです。

あるとき兄と問答をしていて、私は宇宙には果てがないなんて聞き囓りの話をしていました。近くにいた父が、ゆき、そんな気が遠くなる話はせんでくれと。気が変になると。

そして高校生になって、「物理学入門」という本に出会い、私は大学は理科系だと決めたのでした。父