ベートーヴェンの 交響曲第2番・第7番をベーム指揮で聴く

2021年4月以来の鑑賞。録音当時86歳のベーム。9月30日に、モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」を指揮しているが、そのDVDでベームの姿を見ることができる。さすがに年齢を感じる。
交響曲第2番も椅子に座っての指揮であったことはジャケットの写真で確認できる。演奏に耳を傾ければ、堂々とした序奏に続く溌溂とした、そして構えのしっかりとした音楽がそこにある。
第2楽章はラルゲット。ウィーン・フィルの美しく気品のある弦の響きは絶品だ。加えて木管の柔らかく深みのある音色も。緩徐楽章ではあってもリズムは活き活きとしていて、ベームの懐の深さを感じる。
第3楽章