ベートーヴェン の交響曲第6番「田園」他をムラヴィンスキーの指揮で聴く

2019年3月以来の鑑賞。1977年に行われた録音に比べ、いくらか音質は良くなっている気がする。録音スタッフが変わったからかもしれない。
演奏はムラヴィンスキーらしい厳しさがあり、例えばワルター指揮のLPで聴く演奏とはかなり雰囲気が違う。第1楽章ではムラヴィンスキーは特別なことは何もしていないようだが、ほのぼのとした愉し気な気分は十分に伝わってくる。
第2楽章の「小川のほとり」では、前半部分は、弦楽器とファゴットの深みのある柔らかな音色が印象に残る。中間部以降では、フルート、オーボエ、そしてクラリネットなど木管楽器の活躍が際立つ。最後に小鳥の鳴き声が