マーラー の交響曲第4番をクレンペラーの指揮で聴く

2012年5月以来の鑑賞。
この曲との最初の出会いはアバド/ウィーン・フィルによるLPであった。その後、バーンスタインをはじめ他の指揮者でもそれなりの数の演奏を聴いてきた。マーラーの交響曲の中では比較的演奏時間も短く、親しみやすいと言われるが、自身には聴いてみようという意欲を強く喚起する曲ではない。そうした中にあってクレンペラーの演奏は手に取ってみたいと思う三本の指に入るものだ。三指とはバーンスタイン、アバド、クレンペラー。
印象的な鈴の音で始まる楽しげな気分の音楽だ。第1楽章の途中で第5番の冒頭のトランペットのテーマが聴こえてくる。クレンペラーのゆった