帚木蓬生氏の著書に、コロンビア大学で行われたアイエンガー教授の講義が紹介されている。深く考えさせられる内容だった。 教授は一つの提示を行う。 その提示とは、理想的な生活を描き出すのだ。一流ホテルの一室の生活が与えられ、その部屋は広くで豪華な空間、部屋つきのプールもある。シャンパンにワイン、どのような料理も出てくる。美女あるいは美男が召使いとして仕えてくれて、夜も共にしてくれる。 つ…
差しつかえなし ご注文なし と数日称えるうちに これまでいかに不平不満や愚痴が多かったか ということが見えてきた。 これまでも 自分の中に発生する嫉妬や怒りなどの煩悩を 観察していたつもりだったが、 まったくできていなかったと思う。 きのうなどは一日中 不平不満をつぶやいていたことに気付かされた。 家族は仕事で家に一人きりでいたにもかかわらず、だ。 過去に誰それから言われたことや 嫌な…
コロナ不況を克服するための不況対策、それが過剰なマネーを市場に供給し、それが30年ぶりの株価の高値に結びついている。コロナ不況下の人の不幸のそばに、活況がある。 趣味人倶楽部の鉄骨屋さんが言っていたが、人の不幸のおかげで食べていけると言う。津波、原発事故で、仕事が増え、日雇いでも食べていけると言う。そしてその日雇いの何倍、何十倍も儲けているのが、国との間に入る手配師だ。例えば、10万円でできる…
嫌な過去があったとしても、それから逃げる方法があると分かったのは、ずいぶんと歳をとってからだ。 その方法は、魔法でもなんでもなく、ごく当たり前のことだった。 しかしその要点に気が付かないうちは、過去の呪縛から離れることは難しい。 その要点とは何か。過去は過去として変えようもなくそこにあるが、こころは本来それに縛られなくてはいけないものではなく、本来こころは自由を手にしているということだ。 …
帚木氏の著書に、アイエンガー教授の講義の話が紹介されている。それはとても示唆に富む内容だ。アイエンガー氏はコロンビア大学の盲目の教授らしい。 教授は授業において学生たちに問いかける。 想像してほしい、それは理想的な生活で、住むのは一流ホテルの豪華で広い部屋だ。バーのカウンターも装備されルーフバルコニーにはプールもあって、どのような料理もお酒も注文できる。さらに美女あるいは美男の召使いが常に付き…
争いに巻き込まれて心が痛むとき、あるいは不幸だと感じるとき、それはどこで感じているのだろうか。 反対に幸福を感じるとき、それはどこで感じどこで判断しているのだろうか。 心が苦しいという。心が痛むという。 その本体はなんだろうか。どのような仕組みでその感情に苦しめられたりするのだろうか。 同じ状況におかれていても人により、それは素通りできることがらであったり、人によっては、それがひどく傷ついたり…
小学校の先生をしておられた東井義雄さんが、本の中に紹介されていたおはなし。 ある盲学校に東井先生は参観にいかれた。授業が終わり自由にお話してくださいとなって、先生は目の見えない生徒にこう訊かれた。 「もし君、目が見えたら何が見たい?」 「先生、そりゃ見えたらいっぺんお母ちゃんの顔を見たいわ。 でも見えたら、あれも見たい、これも見たいということになって、気が散ってあかんようになるかも分からん。 見…
幸福・幸せになることは、すべての人の人生にとって 最大のテーマである。 これは疑えない。 さて、幸せとは何だろう。 まず、言えることは、主観的な判断ではない。 例えば、幼児虐待のような悪事を働いて、 私は幸せだよと、と言っても、 誰も信じない。 幸せには、徳や善や良い人生などの価値観が入る。 それらの価値観は客観的な概念。 幸せは、快楽や良い気分や歓喜のようなものでもない。 刹那的な感情と…
・は蜜の味と口言すると顰蹙をかうけどドラマも作者も高い人気は同感のファンが多い証に思う 被災時の救援はとても有難い・・・ 事故や火事場は面白いのか?野次馬が集まるが消防や救急の妨害から 泣き面に蜂の心境に擁護風なコメントには無責任もあり経過が 苦境化すれば”言ったじゃないか”改善すれば”言った通りでしょ” 信仰宗教だと「未入信だから・・」「すぐ入信すれば・・」 易く言えば被災者の復旧改善より…
あたかも悲劇のヒロイン役を演じているかのような人生を歩み続ける人もいれば、どんな苦難困難も難なくクリアして幸運の生き方を続けている人もいます。どうしてでしょうか。 http://ischia.ciao.jp/2019/07/02/悲劇のヒロインから抜け出す為に/