「池井戸潤」の日記一覧

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映画「シャイロックの子供たち」を観てきた

なかなか興味深いストーリーだった。配役がピッタリだ。 映画は、シェイクスピアの戯曲「ヴェニスの商人」から始まる。シャイロックは強欲な金貸し。借金を返済できなかったアントニオの生肉を切ろうとするが・・・。 この着想から銀行のお金の話が進んで行く。おもしろい。金曜の夜にATMからお金を一時的に持ち出し、競馬で当てて、月曜の朝、元に戻す銀行員。融資した10億円が消える。それを暴くエンターテ…

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池井戸潤「オレたちバブル入行組」

 話は1988年、半沢直樹の銀行への就職から始まる。この頃はまだ銀行員というのは特別な存在で、銀行に就職すれば一生安泰と言われたそうだ。当時の銀行は護送船団方式と呼ばれる金融行政に保護され、銀行は潰れないという神話が生きていた。その後、バブルが崩壊し、銀行は多額の不良債権を抱え、都市銀行の北海道拓殖銀行が経営破綻。生き残りのため、多くの銀行が合併してリストラを断行。長引く低金利とフィンテックの台…

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テレビ漬けの日曜日

28日日曜日 午前は麻雀サークル、午後からなんとなんと12時間以上TVに釘付け。 2017年に放送された池井戸潤の「アキラとあきら」の1時間テレビドラマが9話続けて(9時間)WOWOWであったのです。 半沢直樹、下町ロケット、陸王、その後に放送されたテレビドラマのようですが、見ていませんでした。 全て録画で見ていますが、合間に「鎌倉殿」、また合間に「世界バトミントン2022」 最後…

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池井戸潤「下町ロケット」

 間違いなくエンターテイメント。佃航平は宇宙ロケットを開発する技術者であったが、ロケット発射失敗の責任を取って研究所を退職。父の経営していた会社を引き継ぎ、大田区の町工場の社長になった。ロケット開発の夢は挫折したが、佃製作所は研究開発型の中堅企業として成長していた。そこへ難題が持ち上がる。大口取引先が突然取引を打ち切ってきたのだ。経営に大打撃で、穴埋めをしないと赤字転落の危機である。そこへ更なる…

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「下町ロケット」池井戸潤著…がんばる人の素晴らしい結末!

著者はこの小説で「夢」「努力」というテーマを扱っています。 中小企業だって夢を持っていいはずだ。世界でも群れを抜いた品質を伴う製品を生みだすという夢、そこに向って日常努力する姿を描きます。 著者は手抜きすることなく誠実に描きます。従業員が200人たかだかの中小企業と世界に冠たる日本の大企業との仕事のやり方を巧みに比較しつつ、中小企業が大企業の横暴に耐え、最後に空手チョップで相手をやっつける…

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池井戸作品を立て続けに読む

本当はこんなことをやってる場合ではないのだが。 日曜日までに読み込もうと分厚い資料本を持ち帰って。 現実逃避している。 「最終退行」 支店長の陰湿な嫌がらせに合う主人公。 おお、いつもながらの銀行マンだあ。 と思いきや。 なんだか話が不思議な方向に広がって行く。 冒険小説のような。 途中から止められなくなって寝不足に。 後から考えると、 話が都合よく行き過ぎのような気も。 と言いつつ面…

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映画「空飛ぶタイヤ」を見ました

池井戸潤さんの小説を映画化した「空飛ぶタイヤ」、トラックのタイヤが走行中に外れ、親子で歩いていた母親が直撃されて亡くなったあの事件を題材にしたもの。 原因は運送会社の整備不良とされ、運送会社は信用を失い取引先も銀行も離れて行き倒産も避けられない苦境の中で、巨大なアノ会社と孤軍奮闘で戦う話です。 映画であり、また実際の結末を知っているとはいえ、厄介な事になった、この状況で真実を突き止めるのはとて…

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ドラマ陸王

日曜夜の連続ドラマ陸王の地下足袋型シューズ。 池井戸潤の小説が好きでほとんど読んでいるけれど、ドラマも面白くて、すっかりハマってしまった。 それに憧れて、なんの考えもなしに地下足袋買った私。 でも、ほんとに地下足袋って履き心地いいんだ! 畑仕事が終わった後、孫と散歩に行く時も履いて行ったら「かっこいいですね〜〜」なんて、道行く人に言われて、履き替え忘れに気がついてちょっと恥ずかしかった。 …