話は1988年、半沢直樹の銀行への就職から始まる。この頃はまだ銀行員というのは特別な存在で、銀行に就職すれば一生安泰と言われたそうだ。当時の銀行は護送船団方式と呼ばれる金融行政に保護され、銀行は潰れないという神話が生きていた。その後、バブルが崩壊し、銀行は多額の不良債権を抱え、都市銀行の北海道拓殖銀行が経営破綻。生き残りのため、多くの銀行が合併してリストラを断行。長引く低金利とフィンテックの台…
間違いなくエンターテイメント。佃航平は宇宙ロケットを開発する技術者であったが、ロケット発射失敗の責任を取って研究所を退職。父の経営していた会社を引き継ぎ、大田区の町工場の社長になった。ロケット開発の夢は挫折したが、佃製作所は研究開発型の中堅企業として成長していた。そこへ難題が持ち上がる。大口取引先が突然取引を打ち切ってきたのだ。経営に大打撃で、穴埋めをしないと赤字転落の危機である。そこへ更なる…
本当はこんなことをやってる場合ではないのだが。 日曜日までに読み込もうと分厚い資料本を持ち帰って。 現実逃避している。 「最終退行」 支店長の陰湿な嫌がらせに合う主人公。 おお、いつもながらの銀行マンだあ。 と思いきや。 なんだか話が不思議な方向に広がって行く。 冒険小説のような。 途中から止められなくなって寝不足に。 後から考えると、 話が都合よく行き過ぎのような気も。 と言いつつ面…