出席者11名 ★主宰の選句 天・三の酉火伏の札を貰ひ受く きぬこ 地・よく噛んで一人の夕餉長き夜 のぶこ 人・渺渺(びょうびょう)と砂に冬来る日本海 まさみち 並選 コロナ禍の日々いつせいに石蕗咲けり まさき 島と島を繋ぐ大橋雁渡る よしえ 神の留守カミユのペスト思ひをり そよかぜ 秋没日明日の予定を確認す の…
旧 職場句会の来年度吟行予定が、コロナの影響もあり 気が載らずもたもたしていたが、はや11月となり、来月 12月には来年度予定表を吟行の席上で配布しなければ ならず、ようやく重たい腰を上げて、実現可能なレベル にまで落とし込んだ吟行予定を練り上げた。例年なら 上半期までの句会場の手配まで終わっているところなの だが、例年と違い当日まで参加人数が確定しないので 食事処をお借りするとい…
7月の兼題は、「花火」、「立秋」、「西瓜」であった。角川文庫の俳句歳時記 第三版には次の解説がある。 内容は8月の兼題であるが、少し前倒しして出題した。 花火(はなび)、煙火(はなび)、打ち上げ花火、仕掛け花火、線香花火、手花火、昼花火、遠花火、花火舟、花火見 夜空に高く花開く打上げや仕掛けなどの大型の花火と、庭先で楽しむ線香花火などの玩具花火とに大別される。初期徘徊では花火は盆行事の一環と考…
日本の文芸の特徴なのか知らないが特に定型詩の分野に歌会、句会、あるいは結社というものがある。結社とはいわば同人誌で、重鎮の先生がいてヒエラルキー的にサブの先生がいて、定期的な会員の投稿を選別してよいと評価された句や歌を同人誌に載せるものである。少なくとも詩や小説の同人誌にはこのようなヒエラルキー制度はない。 でその同人誌に載せる方は、まさにプロの句人、歌人が選別するので、中にはどうかと思うこと…
6月の兼題は、「菖蒲」、「夏近し」、「みどりの日」であった。角川文庫の俳句歳時記 第三版には次の解説がある。 菖蒲(しやうぶ)、白菖、あやめぐさ、菖蒲髪 サトイモ科の多年草。湿地に群生する。根茎は白色多肉、往々紅色を帯びる。葉は長剣形で長さ60~90センチ、根茎と共に芳香がある。初夏の頃、単黄小花多数を肉穂花序に開く。端午の節句にはこれを軒端にかけ、菖蒲酒を造り、菖蒲湯を立てる。 みどりの…