「句会」の日記一覧

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句会

・ 体調もようやく戻り句会に参加できた。 それぞれの痛みが話題秋深し  波風 十年(ととせ)経て飯能ザクロ実りたり 波風 紫陽花よ枯れても楽し我が人生  一伸 花なすの赤味もしぼむ寒さかな  一伸 蟷螂の足衰へて我もまた   一伸 ハロウィンの南瓜微笑む昼下がり  一伸 小春日や用ある店の閉じており   撫子 むかご飯子より届きてかみしめる  撫子 入院の友に差し入れむくり…

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句会及び俳句の事など

先週の木曜に定例句会があった。 秋の声森の社に夫婦鯉        夏生 十月や障子のやぶれをはりもせず   夏生 秋の雲覆いかぶさる日和田山     撫子 カーテンを開けて九月の空仰ぐ    撫子 秋口の気圧にからまるわが心臓    波風 ガチャガチャの勢いうれし夕餉どき  波風 子と分けし家族写真や秋桜      花眼 中秋の月に遊びぬハチとナナ     巴琴 曼殊沙華咲…

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8月句会

木曜日の月例句会。参加者5名。見学1名。男性の宗匠は入院中で、もう一人の男性は欠席。何せ60代は女性1人で他全員70代。見学者は80代の女性。男性は宗匠と元教授と私の3人。従って圧倒的に女性優位の句会である。従って平和。男というのは基本的に愚かな種族であって増えると自己主張のオスと化す。 ? 自己主張の権化はお前だろう? そう、自己主張を始めたらそうそうは右に出る者はいない。また自分を棚に上げる…

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句会

・拙句 待つ宵の 月下美人や 月の花 蓮の花 暁に聴く 星の音 待つ宵とは小侍従の代名詞の句。月下美人の喩えとして月は相応しいかと。 蓮の花もまた今夏咲いてくれました。いま二番花が蕾を伸ばしています。 このような世相、もはや言うに及ばぬ魑魅魍魎の国。せめて句作で別世界に居たい。 句会メンバーは7人。うち宗匠がすでに3か月入院で、こんな世相で面会も叶わず過ごしています。…

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11月17日(火)時短句会

出席者11名 ★主宰の選句 天・三の酉火伏の札を貰ひ受く        きぬこ 地・よく噛んで一人の夕餉長き夜       のぶこ 人・渺渺(びょうびょう)と砂に冬来る日本海 まさみち 並選 コロナ禍の日々いつせいに石蕗咲けり     まさき 島と島を繋ぐ大橋雁渡る           よしえ 神の留守カミユのペスト思ひをり       そよかぜ 秋没日明日の予定を確認す          の…

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例年なら7月ころに立てているはずの

旧 職場句会の来年度吟行予定が、コロナの影響もあり 気が載らずもたもたしていたが、はや11月となり、来月 12月には来年度予定表を吟行の席上で配布しなければ ならず、ようやく重たい腰を上げて、実現可能なレベル にまで落とし込んだ吟行予定を練り上げた。例年なら 上半期までの句会場の手配まで終わっているところなの だが、例年と違い当日まで参加人数が確定しないので 食事処をお借りするとい…

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『玉響俳句会』「夏の句会」

只今、開催中のネット句会に三句を投句しました。 ✦ 透きとほる昭和傾け飲むラムネ   8点句 ✦ 滴りやここに始まる大河かな    1点句 ✦ 二丁目は雨三丁目の朝顔      0点句 ◎久しぶりの最高得点句をいただきましたのでフォト俳句にしてみました。 ✧私自身としては夏の変わり易い通り雨と散歩の中に 閃いた無駄な言葉を省いて手垢の付かない斬新な 感覚と朝顔の句に自信があったのですが…

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7月度句会

7月の兼題は、「花火」、「立秋」、「西瓜」であった。角川文庫の俳句歳時記 第三版には次の解説がある。 内容は8月の兼題であるが、少し前倒しして出題した。 花火(はなび)、煙火(はなび)、打ち上げ花火、仕掛け花火、線香花火、手花火、昼花火、遠花火、花火舟、花火見 夜空に高く花開く打上げや仕掛けなどの大型の花火と、庭先で楽しむ線香花火などの玩具花火とに大別される。初期徘徊では花火は盆行事の一環と考…

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句会、歌会の存在意義

日本の文芸の特徴なのか知らないが特に定型詩の分野に歌会、句会、あるいは結社というものがある。結社とはいわば同人誌で、重鎮の先生がいてヒエラルキー的にサブの先生がいて、定期的な会員の投稿を選別してよいと評価された句や歌を同人誌に載せるものである。少なくとも詩や小説の同人誌にはこのようなヒエラルキー制度はない。 でその同人誌に載せる方は、まさにプロの句人、歌人が選別するので、中にはどうかと思うこと…

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6月度句会

6月の兼題は、「菖蒲」、「夏近し」、「みどりの日」であった。角川文庫の俳句歳時記 第三版には次の解説がある。 菖蒲(しやうぶ)、白菖、あやめぐさ、菖蒲髪 サトイモ科の多年草。湿地に群生する。根茎は白色多肉、往々紅色を帯びる。葉は長剣形で長さ60~90センチ、根茎と共に芳香がある。初夏の頃、単黄小花多数を肉穂花序に開く。端午の節句にはこれを軒端にかけ、菖蒲酒を造り、菖蒲湯を立てる。 みどりの…