体力も80%くらいに戻り、食事も普通のものがとれるようになった。今日は(昨日)、妻を車に乗せて食品や生活用品をかいにでかけた。 いつの頃からか覚えていないけれど、ハンドルを握り妻を隣に乗せて、買い物にでかけるこの時間が、とても幸せなことだとわかるようになった。とくに会話するわけでもなく、山の雪が増えたねとか、日陰のみちは雪が圧雪になっている、木陰のせいだとか、そんなことをつぶやきながらハンドル…
今朝方夢を見た。夫の幽霊が現れた。ハリウッドスタイルに置かれたベッドの、今は使われていない夫のベッドだった上に浮遊していた。お気に入りの赤チェックシャツにベスト、と言ういつものスタイルで夫は漂っていた。何を着ても必ず上にベストを着て、此がベストだ❗️とオヤジギャグを飛ばしていた。 幽霊が何か言ったが良くわからない。隣の部屋へ行って孫を起こし、ジジの幽霊が出たと言った。孫が信用しないので、寝室へ引…
スーパーを出て広いバス通りを歩いていた。家々の屋根の上に信じられない程大きく赤い満月が見えた。アメリカでは皆既月食が見られ、スーパー・ブラッドウルフムーンというらしい。この月だ。 前を歩く爺様は両手にスーパーの袋を提げている。重そうだ。 「凄いですね、赤い満月。」 爺様は顔を上げたが、それほど感動しているようには見えない。私は昨日の月を思った。 仕事帰りだった。いつも寄るスーパーを出て、駐…
新聞のコラムで短い随筆を読みました。 関西学院大学の女性教授です。 私もほかの人と同じようにいつかは死にます。 死ぬこと自体には何の心配もしていません。 死とはそれで終わりと言うことではないのです。 人生が終わって神の支配する次の世に移るだけだからです。 神が支配する次の部屋がどんな部屋か誰も知りません。 でも確かに神の支配する新しい世の中があるのだと信じ…
オフィスの書類棚に見慣れぬ青のファイルがあった。 なんだろ?私の知らないファイルがあるなんて… 棚から取り出して広げてみると、それは何年にも及ぶゴルフの清書されコメントが寄せられたスコアカードだった。 おじさんが、一時プロゴルファーを目指した姪っ子の為に、 ずっと書き溜めていたものだった。 おじさん、と言っても血の繋がりがあるわけではなく、 46歳で未亡人になった母が、心を通わし互いに助け合い…
ある人の勧めで下重暁子著「極上の孤独」という最近の単行本を読んだ。 先ずこれくらいの軽い随筆本なら私でも2,3日もらえば書けるわなあ、と言う感想。 日ごろ思っていることを原稿に落とし込んで行けばいいわけで新たに調査したり勉強したりしていない本だからだ。 じゃああなたも出版したら?と言われそうだがそうは行かない。 私のように名もない実績もない人間が出版したいと思っても出版社…