遠藤周作著『死海のほとり』 かなり古い本です。 遠藤氏はクリスチャンで、キリスト教系の大学に学ばれ、キリスト教についての造詣や思索も深い人ですが、 彼がイスラエルのエルサレム周辺のキリストにまつわる地を旅し、それぞれの地で思ったことと、聖書のキリストの事績として書かれた部分を物語化した部分とが交互に纏められています。 キリスト教や聖書についてご関心のあるお方にお薦めしたいです。
お気入りさんが統一教会の問題について 日記を書かれていた。 その方は学生時代に支部まで行って 説明を聴いたことがあるとのことだった。 教会の説明によると この世は神とサタンとの闘いの場であるとのことだ。 信者の中には尻尾をはやしたサタンを 見たことがあるという者もいたとのことだ。 以前から考えていたことなのだが、 一般的なキリスト教会と 統一教会などの異端と呼ばれる教…
親愛なる皆様方へ こんにちは! 島根県出雲市斐川町在住のレイキ・マスターのスクマールです。 ご訪問ありがとうございます。 さて、今回は 「世界平和の日」 と 「初詣の 願いを 祈りに」 のお知らせです。 ◆ 世界平和の日 1月1日 ◆ 教皇パウロ6世は1968年1月1日、ベトナム戦争が激化するなか、平和のために特別な祈りをささげるよう呼びかけました。 それ以来、全世…
皆様は既にWASPという言葉をご存じだと思います。 WASPとは、「White Anglo-Saxon Protestant」の略語です。 アングロ・サクソン人とはイギリス民族の根幹をなす人々の呼称で、厳密にいえば、ドイツ北西部のサクソン地方からイングランドに移住した人々をさす概念ですが、現在では、イングランド、スコットランド、ウェールズなどの諸島に住む多様な出自の人々の総称になっています。 …
矢嶋 楫子伝という副題がついている。楫子はKAJIKOと読む。読めない人(僕)のために YAJIMA KAJIKOとローマ字もふってある。 新聞の書評で知り、読んでみたくなったのだが、この本を読むまで、女子学院という学校名も、矢嶋楫子という名前も知らなかった。 女子学院の初代院長で、長く務めた人の、伝記のような本だが、この人の人生が素晴らしく劇的で 読んでいてほんとに面白かった。 この人は…
読後に、あらためてキリスト教は異端との闘いに明け暮れてきた宗教なのだと痛感した。 野原花子著『聖書はもういらない』には、筆者がたどってきた激しい信仰生活と破綻、キリスト教からの離別の様子が生々しく描かれている。 教えから離脱するに際し、キリス教の歴史から旧跡などを実際に現地を訪問して簡潔にまとめられていて参考になった。 ユダヤ教から生まれたキリスト教、教会の基礎を作ったパウロの功績、そして…
たとえキリスト教会から離脱をしても、その心の中は長年植え付けられ固化した信者固有の思考方法から、逃れなれないのではないか、と思うようになっている。ひとことで言えば、それは一神教ゆえの考え方の固有性というものだ。 この世の中には、真実がたった一つあり、それ以外はぜんぶ偽りであると考える思考だ。あちらは正しい、けれども、こちらも別の意味で正しいという多様性を認めない固い考え方だ。 前日記にも記し…