国宝展で夢だった仏像を間近で見て舞い上がっています。 何を長文書いているのかわかりません! ちょっと落ち着け自分。 ◯法隆寺「広目天立像」 この像を間近で見たいがためだけに、ぼくはここへやってきたと言っても過言ではありません。 法隆寺の金堂四天王像ほど、学者と参拝客との評価が分かれる像はありません。(あくまで個人的な認識) 片や世紀の傑作、片や平面的な怖い像。 ぼくも後者でした。 お寺では…
京都国立博物館 第4期の仏像は、博物館で見ることの素晴らしさを再認識できました。 今回は京博ならではの照明効果が、大いに功を奏している仏像です。 ◯東寺「兜跋毘沙門天立像」 宝冠を被り地天と2体の鬼に支えられた、少しつり目のこの像は、日本における兜跋毘沙門天の原型とも言え、この像を基にした兜跋毘沙門天像が数多く造られています。 獅噛(ベルトのバックル)が龍の顔だけに、鎧全体に規則的に彫り重ねら…
京都国立博物館 「国宝展」第4期の仏像は、少ないながらも満足のいく内容でした。 気に入った仏像をピックアップしてみます。 ◯仁和寺「薬師如来坐像」 第3期から展示されている、仁和寺の「薬師如来坐像」。 平安中期の円派仏師の作です。 びっくりするくらい緻密な彫り込み。 これができるのは白檀の木ならではですね。 台座を含めても20数cmの小さな像にもかかわらず、頭光に七仏薬師、後屛に日光月光、…