「懐メロ」の日記一覧

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🌸懐メロ

 🌸1971年ぐらいだったような。エジソンライトハウスの曲で、日本でしかヒットしませんでした(^^)  What’s Happening  邦題は【涙のハプニング】  当時の洋楽の邦題はかなり湾曲してつけられてましたね(笑)まったく違う意味の題もありましたよね。  歌っているのはトニー・バロウズでは無くて、ポール・ヴィグラス Paul Vigrass。  マンドリンが何か哀愁を醸し出してますね。…

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温泉語物 No.2403 小雨行き

 「温泉マニアクラブ」の連中はマニアというくらいだから、雨の中でも雪の中でも露天風呂に入る。しかも、自分たちが泊まる宿のお風呂だけでは飽き足らず、外湯(共同浴場)があれば、当然のようにそこに入りに行くし、近くに旅館やホテルがあれば、立ち寄り入浴をさせてもらう。ただ、土砂降りの雨の場合には、  「これじゃー、あまりにひどい。外湯巡りは止めにしましょう」  ということになるが、小雨の場合には、 …

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温泉語物 No.2402 貼るの、あたしに

 私は首筋を違えて首が回らなくなることがたびたびあった。首筋というよりも、肩甲骨周りの筋肉か腱を傷めるみたい。「温泉マニアクラブ」の仲間と地方の温泉旅館に泊まった時にも、  「〇〇さん、ちょっと、この湿布薬ね、貼るの、あたしに。お願い」  なんて言って、風呂上りに仲良しのおばさんに背中に湿布薬を貼ってもらった。  しかし、ここ数年は毎朝のストレッチと軽い筋トレの効果が表れているのか、首筋を…

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温泉語物 No.2401 泉枯れても

 愛知県の温泉旅館だったか。自家源泉が突然枯れてしまい、しかたがなく、その後は水道水のお風呂を客に提供していた。天然温泉の看板は降ろさずにね。やがて、そのことがバレて、県から大目玉をくらったらしい。  泉枯れても、温泉の看板だけは降ろしたくない。それはなんとなくわかる。日本は地震国だから、地震の度に温泉湯脈が変動することもあるのだろう。全国には他にもこういう温泉旅館があるかも。  でも、堂々…

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温泉語物 No.2400 積んどこ、物資

 豪雨や地震で大きな被害を受けた地方の市町村には全国各地からの支援物資がたくさん届く。ところが、仕分けのための人員不足と物資の量があまりに多いため、とりあえずその辺に積んどこ、物資、なんてーことが多いみたい。仕分けのボランティアを頼んでも、人手不足は否めず、中には長時間労働で体調を崩す人も出てくる。こーなるとブラック企業みたいなもんだ。  私が定年退職するまで勤めた中小企業もそんな感じだった。…

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温泉語物 No.2399 石灰にひとつだけの穴

 小中学校の運動会の前日には教師たちがグランドに専用の道具で石灰のラインを引く。金属製の細長い箱型容器で、下には車輪が二個ついていて、ハンドル部分を持って、押したり引いたりすると、容器の下にあいている小さな穴から石灰粉が少しずつ落ちてくる。この穴が十個くらいあいている。これで幅広のラインが引ける。石灰にひとつだけの穴では、細い一本のラインしか引けない。これではどーしようもない。  それで思い出…

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温泉語物 No.2398 それならルンバ

 小学生の頃、病に臥せていた母の代わりに私が家事全般をこなしていた。高校時代に母は病から回復。大学時代にはアパートで自炊生活を始めた。結婚後も料理の得意な私が炊事を担当。数年前に妻が難病を得て、今は私が家事全般をこなしている。  が、できれば掃除はしたくない。それならルンバか。でも、狭い我が家で自走式掃除機ルンバは使えない。結局、埃がうんと溜まったら、簡単に掃除をする程度。  てなわけで趣味…

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温泉語物 No.2397 もつ煮片手に

 「温泉マニアクラブ」の仲間たちとの温泉旅行ではビジネス・ホテルに宿泊し、夕食は近くの繁華街に繰り出し、居酒屋で食べることもあった。  幹事さんはもつ煮が大好きだった。私はなんとなく食べず嫌いだった。もつ煮を注文すると、丼一杯ほどの量があり、幹事さんはもつ煮片手に  「少し食べない?」  なんて言ってくる。  「いや、俺はあんまり好きじゃないから、けっこうです」  なーんて断ったものだ…

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温泉語物 No.2396 テンキー、文字キー、ばっちぃー

 私の最大の趣味、文章書きは高校時代から始まった。まあ、貧乏人向きの金のかからない趣味で、当時は紙に鉛筆で書いていた。  その後、しばらく休眠期間があって、モノ書きを本格的に再開したのは四十歳を過ぎてから。その頃はワープロを使っていた。やがてとある団体の機関紙に短文を投稿し始めた。温泉旅行の紀行文、温泉関連の駄洒落エッセイ、人生訓エッセイなど。  私は不精な人間だから、パソコンのキーボードの…

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温泉語物 No.2395 うめーや、ドリア

 知り合いにコンビニを経営している人がいる。その人がときどき消費期限間近で売れ残ったお弁当などを持ってきてくれる。おかげで我が家は大助かり。エンゲル係数は下がりっぱなし。買ってまで食べたいとは思わない洒落た食べ物も多い。ドリアなんかもそのひとつ。  「オー、うめーや、ドリア」  おにぎりなんかはみな冷凍庫にぶち込んで、冷凍してしまう。ご飯を炊かない日にはこの冷凍おにぎりをチンして食べる。でも…

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温泉語物 No.2394 さー、おならだけはひらないで

 温泉大好き仲間との温泉旅行を断って、オールディーズ・カラオケ・コミュのオフ会に参加した。  私は胴長で腸が長いせいなのか、食生活の影響なのか、よくおならが出る。この時にも臭い屁をこいてしまった。気まずくなり、隣に座っている人に謝った。  「ゴメン、屁こいちゃった」  「あの、さー、おならだけはひらないで」  なんてーことは言われなかったけど、きっと気分を害したに違いない。  しかし、…

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温泉語物 No.2393 足袋の割に

 中級クラスの温泉旅館に泊まると、アメニティー・グッズとして、歯ブラシ、タオル以外に西洋風の足袋が提供されることがある。  材質は靴下そのものなのだが、第一指と第二指の間に切り込みがある。下駄を履きやすい構造だ。  足袋の割に寸足らずというか、丈がくるぶしまでも来ないほど短い。まあ、最近の靴下もやたらと丈の短いものが流行っているから、温泉旅館が流行の先鞭をつけたのかもしれない。  しかし、…

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温泉語物 No.2392 あ、隅の

 我が家の冷蔵庫はかなり大きい。野菜室、冷凍室、製氷室、ミニ冷凍室、それに大きな冷蔵室がある。それらにほぼ満タンにいろいろなものが詰め込まれている。だから、何がどこにあるのかを把握するのが難しい。  取り出しやすいように、冷蔵室の左手前に私の好きな食べ物を置いてあった。温泉旅行から帰ってきて、いざ、その食べ物を探すと、左手前にはない。さんざん探して、  「あ、隅の方にあった」  私の留守中…

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温泉語物 No.2391 いぼ痔の女

 痔と静脈瘤の要因はひと言で言えば、血液の鬱滞。この状態が長く続くと、静脈が次第に拡張し、そこに血液が溜まってしまう。これが痔核とか静脈瘤だ。痔の場合、硬い便によって瘤が擦れたりして傷つき炎症を引き起こす。痛いのが厭だからと、排便を我慢したりすると、便がさらに硬くなり、余計に傷つけやすくなる。  私自身も若い頃は偏食により便秘がちで、切れ痔に泣かされたが、結婚後の食生活改善と頻繁な温泉巡り…

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温泉語物 No.2390 お湯の奇跡

 日本各地の温泉の効能書にはじつにさまざまな病名が書かれている。中には、ホントかいなと目を疑うような病名も。アトピー性皮膚炎、癌、神経症という類だ。もしこれらの病に効くのだとすれば、お湯の奇跡だ。  慢性関節リューマチ、神経痛などでは全身の血液循環がよくなって、副次的に症状が緩和されるということがあるかもしれない。私は持病の切れ痔、腰痛、肩痛、喘息、不整脈が温泉行脚により明らかに軽快した。…

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温泉語物 No.2389 どう、今日甲子園行く?

 子供の頃は甲子園球場の近くに住んでいた。当時、我が家は貧乏だったので、旅行に行ったことはないし、日々のお小遣いだって、めったにもらえなかった。だから、近所に駄菓子屋があったけど、お菓子を買うこともほとんどなかった。夏休みには甲子園球場の外野席は無料だったので、たまに高校野球を見に行った。  「どう、今日甲子園行く?」  四つ上の兄貴から誘いがかかれば、歩いて行って野球見物をした。早…

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温泉語物 No.2388 汚臭

 群馬県にペットと一緒に泊まれる温泉宿があった。夕食後にそこの露天風呂に入った。すると、風向きによるのか、何やら変な臭いが漂ってきた。せっかく秋の夜空を眺めながら、露天風呂でのんびり気分になりかけていたときに、馬糞の臭いがプーン。  「ありゃー、何なんだ、このクサイ臭いは。馬糞の臭いを嗅ぎながら露天風呂だなんて、冗談だろー」  そういえば、この宿の隣にはポニーに乗って遊ぶことのできる…

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温泉語物 No.2387 チッ、熊皮

 山奥の秘湯の一軒宿の居間に黒い熊皮の絨毯が敷かれていた。私は野獣の毛皮の絨毯は好きになれない。  「チッ、熊皮」  なーんて、苦々しい顔になった。我が国では山林の土地開発が進んで、野生動物の数がずいぶん減っているらしい。ツキノワグマもかなり減っているに違いない。その稀少な野生動物を鉄砲で撃ち殺し、剥製や絨毯にする。そして、それを自慢するわけだ。ちょっと野蛮な気がする。  一方…