「江戸三十三観音霊場」の日記一覧

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江戸三十三観音霊場巡り、目黒・第33番瀧泉寺

いよいよ観音霊場巡りも本日で大団円。 第33番の瀧泉寺は通称「目黒不動」。今年の春に五色不動巡りで参詣したから省いても良いかな、と怠け心がムクムク。 しか~し、腰痛退散という霊験を頂いたので、やはりお礼参りは欠かせない。 だが、目黒不動の観音霊場、と聞いて、本殿や池の畔の垢離堂の他、勢至堂、地蔵堂などは記憶にあるが、観音堂は覚えがない。どうやら見落としていたようだ。 前回同様(交通費のかから…

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江戸三十三観音霊場巡り、第1番浅草寺

都内でも抜群の人気を誇る観光名所。自宅からさほど遠くないのに、滅多に行かない。今回は4年ぶりの参詣。引っ越し前(神奈川県)はかなり遠かったのに、三社祭、ほおずき市、羽子板市などの行事を毎年楽しんだものだ。何時でも行ける、という気持ちがブレーキになるのかな。 コロナ以前、真っすぐ歩けない程賑わっていた仲見世は、仁王門が見通せるほど閑散としている。シャッターの降りた店舗もチラホラ。こんなに観光客の…

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江戸三十三観音霊場巡り、台東区松が谷 第2番清水寺

実は参詣日は2か月前の4月13日、高橋至時、伊能忠敬の墓所(源空寺)を訪ねたのと同日だったのだが、何故かそのままにしてあった。 最初に訪れたのが源空寺で、その後清水寺は菊屋橋近く、と思い込み、合羽橋商店街をせっせと南下したのだが、何のこたぁない、源空寺をそのまんま東に進めば良かったので、結局商店街を一往復してしまったんである。 私にはよくあることで、こういう無駄歩きは疲れるのよね。狭い敷地に…

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江戸三十三観音霊場巡り、品川・番外(ってあるのね)海雲寺

品川寺に近い海雲寺。表通りの旧東海道からずずっと奥まって山門が建つ。創建は鎌倉時代に遡る古刹で、本尊も創建当時からの由緒を持つ十一面観音だそうだ。(写真左) 本堂へは山門脇の道を進む。山門を潜って直進すると、荒神堂だ。本堂の写真撮り忘れました。 荒神堂は竈の神として知られる千体荒神を祀る。どちらかと言えば観音様よりこちらの方が有名かも。堂内の天井には火の安全を祈願した火消しが奉納した纏の絵が飾…

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江戸三十三観音霊場巡り、第31番品川寺

品川寺への参詣は今年2回目。前回は半年前の正月、当時坐骨神経痛と思っていた仙腸関節炎の快癒を願って始めた、江戸六地蔵巡拝の最初の訪問地だった。 その後、六地蔵や三閻魔、五色不動に観音様と、手あたり次第の法力と理学療法のお陰で、腰痛は快癒。当時の痛苦が信じられないほどの回復で、有難いことこの上なし、全てのご縁に合掌。お陰で知らなかった沢山のお寺を巡れたし。 今回は観音巡礼とのことで、門前のお地…

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江戸三十三観音霊場巡り 第6番、上野・清水観音堂

大江戸線上野御徒町駅の出口を間違えて、山手線の東側、多慶屋の前に出てしまった。 目的地は上野公園なので、広小路に戻らねば。Where am I? JR御徒町駅越しに、見慣れたランドマーク、上野松坂屋のビルが見えてホッとする。 雲の切れ間からたまに覗く太陽が眩しい。上野の山の 登り坂にかかって程なく、清水観音の赤いお堂が見えてきた。京都の清水寺を模して造られたもので、建造は1631年、重要文化財…

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江戸三十三観音霊場巡り、港区芝、第21番増上寺

今日も暑くなりそうだが、風が心地良い。猛暑前に観音霊場巡りを終わりたい。 本日は第21番霊場、芝の増上寺。家康の念持仏だった阿弥陀如来を本尊とする本殿は、堂々とした大建築。現在は屋根の葺き替え工事中で、建物の半分が覆われている。(写真左) 本尊は東向きだが、脇にこじんまりと祀られた観音は西向き。鎌倉時代以来の由緒を持つが、こじんまりとした堂である。 今回は本殿地下にある宝物展示室を初訪問。入…

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江戸三十三観音霊場巡り 第12番伝通院

護国寺前から都バス02で伝通院へ。第12番観音霊場、というより徳川家康生母、お大の方の墓所として知られる。写真左、中)広大な墓地の一番高みに五輪塔が建つ。 他にも千姫や家光の正妻(不仲と聞く)、歴代将軍や尾張藩主の子女の墓が集まっている。(写真右、墓石群の一番右が千姫の墓) 半世紀前の学生時代に見たときは、墓石が密集していたような気がするが、整備が進んだのだろうか。そういえば数年前、墓地見学…

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江戸三十三観音霊場巡り 第13番護国寺

今日は徳川氏ゆかりの寺院へ。順序は逆になるが、まず第13番護国寺へ。こちらへ伺うのは、富士塚巡礼以来2年ぶり。上野公園から都バス上58で護国寺正門前バス停下車。 寺の幼稚園の脇を抜ける。この辺りは国立の教育施設が集中しており、都内でも偏差値が高い。母親の迎えを待つ子供も賢そうな顔立ち・・・ 護国寺は犬公方、徳川綱吉の母桂昌院の発願による大寺院。本尊は桂昌院の念持仏と伝わる琥珀製観音とか。門外…

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江戸三十三観音霊場巡り 両国・第4番回向院と安田庭園

買い物ついでに両国へ出た。この近辺、江戸東京博や北斎館など博物館へは何度か出かけたが、国技館に近づいたのは四半世紀ぶりか。 大の千代の富士ファンだった長女に強請られ、年に三度の国技館通い。当時は若貴がトントン拍子の出世で相撲人気が沸騰していたっけ。 今日見るとオリンピック関連とやらで(コロナワクチンの接種会場らしい)、建物も駐車場もクローズで寂しい限り。 回向院へ向かうと、緑1丁目の交差点辺り…

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江戸三十三観音霊場巡り 第7番心城院

マンションの組合総会に出た疲れがモヤモヤと溜まっている。表に出て発散したい。切らしていた手製石鹸の材料を買いにアメ横へ。ついでに近くの江戸三十三観音霊場巡りをしよう。 大江戸線上野御徒町駅下車、松坂屋前から歩き出す。黒い雲が広がり、ポツポツと大粒の雨が降りだす。急ぎ足で湯島天神方面へ。男坂の真下、今まで何度も通りながら気にもしなかったところに、第7番心城院。本堂の前、右手には小さな池泉の庭が整…

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江戸三十三観音霊場巡り 品川区第30番一心寺

高輪のパン屋の列は変わらず、混雑の原因はTV取材らしい。人数制限しても狭い店内は「密」。 トートバッグに香ばしい香気(武士という侍みたい)が満ちる。幸せな気分で同じバスを乗り継ぎ、東品川一丁目バス停下車。 海が近いせいか、掘割に屋形船がもやっている。コロナ禍で景気はどうだろう。大井方面に向かって右折すると旧東海道にぶつかる。週末とて、ウォーキングを兼ねた観光客がチラホラ。(写真左) 進む先に…

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江戸三十三観音霊場巡り 第29番高野山東京別院

都営地下鉄を大江戸線、浅草線、三田線と乗り継いで、白金台駅へ。シルバーパスを利用するので、経路は複雑。ここから品93(目黒駅/大井競馬場)の都バスで高輪警察署前バス停下車。 バスが左折するとき、お目当てのパン屋の行列が見えた。土曜日の12時前、一番混む時間だ。バス停の真ん前が高野山東京別院。パン屋は気になるが、まず、参拝。(写真左) 高輪の丘の上、駐車場が広いせいかガランとした印象。高野山の東…

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江戸三十三観音霊場巡り 港区芝周辺2 第28番金地院

豊臣家の滅亡のきっかけとなった方広寺の梵鐘銘文事件。真相は違うらしいが、俗説に金地院崇伝はその黒幕と言われ、陰湿な智謀が庶民に嫌われた。対する天海僧正は大人気。 崇伝が初代となる金地院はもともと江戸城内に創設されたが、寛永期に現在の場所に移転している。 当時は隣接する東京タワーの土地も金地院の境内だったそうだ。東京大空襲で堂宇をすべて焼失し、現在は禅宗(南禅寺派)とは思えない超モダンな建築とな…

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江戸三十三観音霊場巡り 港区芝周辺1 第20番天徳寺

日々その姿を変えていく東京の中でも、熱さを感じるエリア虎ノ門周辺。(写真左) 都バス渋88を虎ノ門三丁目バス停で下車。国道1号に交差する細い道を東に進む。周辺はビルが立ち並ぶビジネス街だが、少し入ると一般住宅が見られるのが不思議な感じ。中には銅張りの看板建築も。何時まで残っていられるだろうか。 天徳寺山門。前に立つ小さな石碑には「西之窪観音」とある。現在の住所は虎ノ門3丁目だが、以前は西久保巴…

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江戸三十三観音霊場巡り 新宿区神楽坂・第16番安養寺

理学療法の帰り道、牛込神楽坂駅で下車、神楽坂上へ歩く。 交差点の向かいに江戸三十三観音霊場、第16番安養寺が見える。 賑わう神楽坂通りのすぐ脇にありながら、狭い境内は人影もなく、静か。 目的地が簡単に見つかり、早めに帰宅できると思っていたが・・・赤城神社近くの人気パン屋に寄って、飯田橋駅まで歩くつもりが、目の前に現れたのは文京区の凸版ビル。グーグルマップ見てたのに?!三角形の一辺を行くのに二…

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江戸三十三観音霊場巡り、港区青山周辺2 第22番長谷寺(永平寺別院)

北青山3丁目バス停に戻り、同じバスで青山陸橋下バス停下車。青山霊園の飛び地(立山墓地というらしい)脇に沿って進む。 その後は自分一人だったら迷い迷って辿り着くであろう、入り組んだ細い道を縫い(グーグルマップ様様)、無事、広大な長谷寺に到着。 格式高い四脚門を潜ると、右手に観音堂。(写真左) 現在の本尊は戦後制作されたもので、高さ10mを越える巨大仏。 戦災で失われた本尊は、江戸初期の…

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江戸三十三観音霊場巡り 港区青山周辺、第24番梅窓院

都営地下鉄大江戸線の国立競技場駅の地上口に出たら、本降りになっていた。30分に1本のレア路線、目黒駅行き都バス黒77で北青山三丁目バス停下車。青山通りを渡り、小さな看板に沿って細い坂道を下ると、洒落たガラス張りの梅窓院、祖師堂とある。まだ工事中らしく、大きなガラスドアは閉まったまま。 「本殿」を求めて、高い崖状になった、広い墓地の周囲をぐるっと巡る。クラシックな山門が見えてきたが、あるのは山門…

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江戸三十三観音霊場巡り 新宿区・第15番放生寺

真成院ゆかりの「観音坂」を登り返し、元のバス停に戻る。同じバスに乗って、馬場下町バス停下車。 周囲は早稲田大学のキャンパス。まだ新学期の雰囲気が残るのか、学生たちの熱気がムンムン。 「一陽来復」で知られる穴八幡宮の脇の放生寺を目指す。 放生寺は穴八幡宮の別当寺で、創建は江戸初期。開基の良昌上人が三代将軍家光の世継ぎ誕生を予見したことから、徳川家の崇敬されたという。 坂を登ると、エアポケットの…