「親鸞」の日記一覧

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 親鸞 激動篇上 五木寛之著を読んでみて 宗教観とは何か⁇

この1年、友人たち3人があの世へ旅立った。そんな時、死とは何か考えることが多くなった。アメリカの詩人ホィツトマンは輪廻、すなわち生き返るのだといい、親鸞はどうだろうかと読み始めた。  親鸞 激動篇上 五木寛之著 海外文学を学んで、宗教と文学作品の関わりを考えてきた。文学作品に表れる人物の心、政治、国家、日常生活に至るまでその影響があることに。親鸞と布教、信仰とはか   を問う。 私たちの宗教観と…

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私が私であるために京の冬の旅ーその3(+∂・親鸞)

帰る朝、時間にゆとりがあるので、ホテルに一番近い東本願寺に参拝した。 参拝して知ったが、親鸞聖人であった。 私にとっては、親鸞というば、歎異抄である。 20代の時、上司の話で歎異抄を知り、興味を持ち一人で有楽町にある合同酒造の会社で開かれている講座に、1カ月1回の夜間での受講、短期間であったが、その思想は、良き人生勉強になった事がある。 そんな思いが親鸞にはある。 御影堂で参拝後、タイミング…

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五木寛之「親鸞」

 著者のエッセイは何冊か読んだことがあり、時代が求めているものを嗅ぎ分ける臭覚にはとても鋭いものを感じた。一方で、内容的にはあまり共感を覚えなかった。しかし、さすがにベストセラー作家だけあって、本書は非常に面白かった。  8歳の忠範はすでに父母は亡く、幼い2人の弟と共に貧しい下級貴族の家に厄介になっている。市井の聖と交わり、比叡山での修行を決意する。比叡山では範宴の名を与えられ、頭角を表す…

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【日吉丸矢作橋出世の糸口〜日野左衛門門前石枕】 宗教公園【五色園】五色山大安寺(愛知県日進市) 「日本で唯一の宗教テーマパーク」 「浅野祥雲 三大聖地のひとつ」

【日吉丸矢作橋出世の糸口〜日野左衛門門前石枕】 宗教公園【五色園】五色山大安寺(愛知県日進市) 「日本で唯一の宗教テーマパーク」 「浅野祥雲 三大聖地のひとつ」 新型コロナ騒動以前の平和な楽しかった時代の思い出。7年前の2015年2月14日。 https://youtu.be/7pJaEXtBmVs 【五色園】 日進市岩藤町にある五色園は日本で唯一の宗教公園。20万坪の広大な森の中には、身長…

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《夜盗耳四郎聞法の場》 宗教公園【五色園】五色山大安寺(愛知県日進市)

《夜盗耳四郎聞法の場》 宗教公園【五色園】五色山大安寺(愛知県日進市) 新型コロナ騒動以前の平和な楽しかった時代の思い出。7年前の2015年2月14日。 https://youtu.be/9srwlHgOSP0 『日本で唯一の宗教テーマパーク』 約20万坪の宗教公園には、親鸞や法然、蓮如等の生涯や教えを視覚的に感知させることを目的とした塑像が多数配されています。 昭和9年、五色山大安寺初代管…

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《板敷山弁円狙撃〜弁円悔悟》 宗教公園【五色園】五色山大安寺(愛知県日進市)

《板敷山弁円狙撃〜弁円悔悟》 宗教公園【五色園】五色山大安寺(愛知県日進市) 新型コロナ騒動以前の平和な楽しかった時代の思い出。7年前の2015年2月14日。 https://youtu.be/UG8DHuGfZwM 【五色園】 日進市岩藤町にある五色園は日本で唯一の宗教公園。20万坪の広大な森の中には、身長2mほどのコンクリート像100 体が点在し、親鸞聖人の生涯や教えにまつわるさまざまな…

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あなたは善人ですか?

映画 風と共に去りぬ は 何回見たことか 分からない。 あの主人公のわがままぶりに スカッと していたから この映画のファンだったわけ。 男たちは スカーレットを捨てて行く レット バトラーの 捨て台詞 にスカッとしたらしい。  俺の 知ったことじゃない スカーレットの哀願への。 しかし このスカッとした気分も 変わった。 やっぱり 嫌になった。 スカーレット オハラが鼻につく。 中…

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2022年1月前半の読書

1月に入ってから大雪が続き、毎日家の前の雪撥ねに追われている。都内に住む高校時代の友からの手紙に、東京では「雪掻き」としか耳にしないが、札幌のニュースで取材された住人の「雪撥ね」という言葉を聞いて懐かしく感じたという。連日、道路脇に積みあがった雪山に通路の雪を撥ね上げている。  幸いにも家の西面は公園なので、そこに家の前の雪を運び込んで排雪しているが、今年は雪まつりも行われなくなったので、排雪用…

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五木寛之(親鸞)その2

五木寛之の小説、親鸞(特装版)を再読し、昨日、その中で気になったところを日記に書き留めました。 今日は、その続きです。 比叡山から六角堂への百日参籠の時、95日目に出会った 聖徳太子の化身(紫野)のお告げで、法然の吉水道場に通うことになった。 紫野は故郷の越後に帰郷した。 法然の法話を百日聴聞した範宴は、法然に認められ綽空という名になった。 道場には、遵西という若手でほれぼれする声の持ち主で、…

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親鸞6巻(五木寛之)再読する!

 5か月前、義兄が亡くなって、その遺品の一つ、装丁版「親鸞」6冊を義姉から貰い受けました。 その1か月後に全巻読みました。まずまずの読後感でした。 そして、2週間前にもう一度読もうと思い、3日前に読み終えました。 再読でも、結構、面白く読むことが出来ました。 そこで、気になったところを、確認する意味で日記にしてみました。 親鸞とは 1173年~1263年 90歳 浄土真宗開祖 父 日野有範 母…

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久しぶりの休日に (自分のためのメモ)

朝のがん治療の通院が終わってしまえば、今日はあとはな~んにもない休日だった。いやいや家内と買い物に出かける約束はあったけれど、久しぶりの休日を味わった。 このところ顔を出さなかった書店に立ちよりブラブラと背表紙を眺めた。ビジネス書のコーナーを眺め金融関係の本を眺め、ついでに宗教のちいさなコーナーを見た。 なんと最近出た本に目が止まり、速攻、2冊購入。 1.『鈴木大拙一日一言』 横田南嶺監修、…

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「親鸞」を読む

 今からちょうど3か月前に、義理の兄が傘寿で亡くなった。その兄の遺品の中に、五木寛之著、中日新聞社刊、特装版「親鸞」6巻があった。 親鸞上下、激動編上下、完結編上下、いずれもカラー挿絵付き1600円の本だ。 2010年から全国の新聞小説で連載され、完結編は2014年に連載されている。 今から6年前だ。 義兄は購入したものの一度も目を通してなく新品だった。 この本は、講談社文庫でも刊行されている…

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「歎異抄の謎」(五木寛之著)はヒューマニズムの終りに見いだされる1冊だと

「歎異抄の謎 親鸞をめぐって・「私訳歎異抄」・原文・対談・関連書一覧」 五木寛之著 祥伝社新書 2009年12月25日発行 ー率直にいえば、ルネッサンス以来の魂の大恐慌です。  ヒューマニズムという人間中心主義の思想が、いま根底からくつがえろうとしている。何百年に一度の心の大恐慌が、いままさに幕をあけたのです。  11年連続して国内で年間3万数千人の自殺者が記録されるというのは、ただごとではあり…