「落ち込み」の日記一覧

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「気分が解放されるときに調子が悪くなる」

やっぱり治らない、精神的落ち込み。スマホ様教えて下さい「老人性うつ」。 「意欲や思考力の低下、  興味や喜びの喪失、 抑うつ気分」 どれもあてはまるわ。「日常生活に支障を来す」、これが加われば「うつ病」ね。 だけど、こんなの誰だって経験あるわ。いつも意欲満々、興味津々、喜びに満ち溢れた6~70代がいたらそっちの方が怖い。 ナニナニ? 「具体的には、生きがいがない、楽しみがない、漠然とした不…

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「介護という仕事は」

幸いにして落ち込みは一日で回復した。落ち込んだ翌日が仕事だったからだ。 介護という仕事は認知症のお年寄りの相手で、さぞや大変でしょうと言われがちだが、実は楽しい。 その日一日を上機嫌に、或いは平穏に過ごせればいいのだ。方法は簡単。相手の嫌がる事をしなければいい。 「薬ですよ」 「嫌だ、飲みたくない」 「分かりました」 少し間を開けて違う職員が行く。 立ち上がった。後をつける。 「どうしま…

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「海外で激賞された『おばちゃんたちのいるところ』」

新聞を取りに玄関に出ると、テッセンが咲き切っている。たった5輪しか咲かない、いや、5輪も咲いてくれた。 新聞一面は「衆参3選挙自民全敗」「信頼失った政権に警鐘」。「休業の判断 温度差」「緊急事態初日繁華街で混雑も」 仕事があろうがなかろうが化粧はする。直ぐにマスクで隠れるが、口紅ははっきりくっきりだ。先ずは自分を楽しませる。 もう一度庭に出る。青い花はチョウジソウ。地植えにして増やし、鉢に…

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「孤独は最高の贅沢です」

「済みません、今、姉と言いました?」 「そう、姉。」 「ええ?!104歳の姉って、じゃあ失礼ですけどオネーさんはお幾つなんですか?」 「84歳。」 平然と笑顔で答える。彼女はずっと立って喋っている。私は椅子に座っている。「座らなくて大丈夫ですか」とは言わない。私は客で、彼女は美容師。 男性美容師にカットと白髪染めをお願いしてやってもらったのだが、いつもは繁盛している店に客がいなくなった。彼…

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「魚の目が怖くて」

「ごめんね、この前いただいた太刀魚ね、私、あの目が怖くて切れなかったの。だから、近所の人に上げるって言ったら、切ってくれてね。半分こしたのよ。塩焼きにしたら、凄く美味しかった。」 私は一気にまくしたてる。なんせ嬉しくて仕方ない。 「この前落ち込んでるって話したでしょ。私新潟のど田舎で生まれ育ったから、1匹丸々の魚を切るなんて平気だと思ってたの。 ところが、太刀魚見たらもう怖くてね、やっぱり…

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「ここにおいでよ」

これが冬だ。風は強いし空気は澄んでいる。 夜寝付けない日がこれで3日。連続ではない。眠れなかった日の翌日はよく眠る。 枕元のスタンドに手を延ばして灯りを点ける。本を読む。本を読んでいる間はその世界が私のリアルだ。 自身の事を忘れていられる事をやろう。その一つが本。 どうも何をしても楽しくない。胸の奥に氷の塊を抱いているような辛さがある、なんて呟いては笑っていたが、この年で、この現実で、毎…

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落ち込みそうなので、休憩?☆

連日、寒くて、高齢者は、「今日、行く先」に悩む・・(笑) 朝、眼科の診察・検査(1年半前、網膜剥離になりかかって、レーザー凝固手術したので、半年ごとに術後検査)して、午前中は、瞳孔が広がって眩しく寝てましたが、そのまま引きこもっては、切ないのと、多少、用事もあって出かけることに・・・。 しかし、寒気団が南下し、ひどく寒いのと、先週末、ちょっと不愉快なことがあったので、以前、行った喫茶店で、…

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「泣きっ面に蜂」

「泣きっ面に?」 「蜂!」 イロハかるたはお年寄りなら大抵知っている。さっき食べたおやつのことは忘れても、脳のどこかに仕舞われている記憶がうまく引き出されるのだろう。初めの言葉を言うと、婆様二人が答え、爺様がときどき面白いことを挟んで来る。みんなで笑った。 前回の日記にも書いたが、私は冬至が一番昼間が短いのだから、冬至が過ぎれば日の出が早くなり、日の入りは遅くなるものだとばかり思っていた。と…