さんが書いた連載あけび庵の日記の日記一覧

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あけび庵の日記

1/4 あけび庵の日記 雑煮 魚介・鳥肉・野菜など山海のものに餅を入れた汁で三ケ日 毎朝神仏に供え一家揃って食べて新年を祝う。雑煮の餅は 関西では主に丸餅を使い焼かずに煮るが関東では切り餅を 使い焼いてから汁の中に入れることが多い。また餅を煮る のに関西では汁は味噌仕立て関東ではすまし仕立てが主で あるが必ずしも一定ではなく焼いた餅を用い小豆汁を用い る地方などもある。 幼いころから食べ馴れた雑…

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1/4 俳句のまとめ 鷲群れて流氷の色そらの色 忍びては引くや蟷螂かべの影 雲あいを仰ぐ事とて初時雨 空煙る雲あゆみ立つ冬の月 もみじ山風の行く方紅を狩り ** 秋彩を追って山々男鹿川 (あきあい) 遠近やしずく降ろして実南天 小割して口に蜜柑の小房かな お知らせ ※日記の纏めは左上の連載:から・・・! 俳句募集中!お寄せ下さい。俳句掲載予定

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1/3 あけび庵の日記 お正月は如何お過ごしでしょうか。本年は前年を振り返って 新春特別企画”短歌 no.3 ”の最終日です。 (前年の三日の日記) 注連飾りドアーを開けて揺れている閉めればもっと跳ね返ってる 若水や井戸の水汲む影も無く捻れば流るる蛇口のみずよ 女房の叩くコートにいじめだと言うと何よと埃をはたく ひょっこりと何を血迷うちび守宮冬の住処にゃちと広すぎる 蹲踞に柄杓を添えた青竹の切り…

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1/2 あけび庵の日記 新年明けましておめでとうございます。本年は 新春特別企画”短歌 no.2 ”です。 (前年の二日の日記) 空き缶が寒波に蹴られ右左置いた処がいけなかったか 薬食い居なくなって薬たち手渡されてももう縁は無い 両眼玉あいているのか家守さん白い障子に小さく動く ベビーカー持ってる鯛焼き大きくて一人で全部食べ切れるかな 霜の夜にどんな気分と聞いてみて私が答えるはずが無いでしょ  …

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1/1 あけび庵の日記 新年明けましておめでとうございます。本年は 新春特別企画 ”短歌”でスタートいたします。 (前年は少し短歌に挑戦しました) 木隠ると秋は過ぎ行き身をひきし人の面影残る僅かに 風ゆるぶ一夜野分の遅寝かな何時果てなんと思えばおもえ 水嵩のやり場失う秋出水この世流されそろりあの世へ 秋の灯や日暮れて早し犬叫ぶ叫びたくとも命尽きてや 紫の血しぶきの色時鳥草この世を如何に散る花なる…

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12/31 あけび庵の日記 (その4) 元旦の俳句 行く年くる年の俳句の準備をしていたら どうも落ち着かない。騒がしかった年で 嫌な事は行く年に任せて良い事は来る年 に期待したいものです。失くして行く物 は体力で、余生はあまりに短くて、忘れ る事も当たり前の日々となりました。 そこで、俳句を詠んで見ましたが・・・。 行く年やせめて梵鐘ひゃくやっつ 元日はチュウと言われてエと答え お知らせ …

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12/31 あけび庵の日記 (その3) 本年最後となりました。皆さまのおかげで俳句 を続けることが出来ました。ありがとうござい ます。 塩引きの鮭を吊るして年を取り   あけび庵 年取りの塩と寒風鮭つるす     あけび庵 歳取りやああそうかねと生返事     ねこ 歳取りの鳴りいまいちや大鐘音     ねこ 歳取りの多勢で突きし鐘の音や     ねこ 歳取りや要らぬ思いに付いて来し    ねこ…

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12/31 あけび庵の日記(その2) 俳人 松本たかし 高浜虚子に俳句を学び『ホトトギス』の同人、のちに 自ら『笛』を創刊、主宰した俳人です。松本たかしは、 1906年(明治39年)宝生流能楽師・松本長の長男とし て東京に生まれました。その後病を得、二十歳の時に 能楽師の道を断念、俳人の道に進む。 松本たかしを知って、詠んだ句なのだがなかなか上手 くいかない。 葉の蕾ほぐれほぐるる寒椿 風音…

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12/31 今年最後の戯言  (その1) ある年内最後の定期検診の待ち時間を持て余し 前にご意見用紙が有ったので裏面に書き進めた。 ・ある看護師さんの一言 お通じは出ましたか・・・、それってお通じは 有るか無いかだろうが、と突っ込みどころだ。 ・ケア問診 ケアマネージャーさんの問診が面白い。それは 退職は?はい、六十で退職しました。 兄弟は何人ですか?はい、四人で兄は死にまし た。娘さんがすかさ…

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12/30 あけび庵の日記 押し迫って 年末の締めの日記の下書きの、準備の 最中です。大晦日に掲載して、本年を 締めたいと思いますので、よろしくお 願いいたします。一日も欠かさず日記 を掲載できたことに感謝いたします。 それでは、皆様よいお年をお迎えくだ さい。          あけび庵

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12/30 あけび庵の日記 炭焼 かつては農家の農閑期の仕事だった。土や石で 竃を作り木を一週間ほどかけて焼いた。竃から 出る白煙・紫煙には冬らしい風情である。 丸投げにたき口追われ炭のかま  あけび庵 炭竃の温度うかがう眼がね穴   あけび庵 丸投げのひ窯留窯炭を焼く    あけび庵 菊炭の職人芸や能勢の里       ねこ 能勢の郷朽ちし炭焼き跡在りし    ねこ 薄氷風紋残しバケツ中   …

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12/30 あけび庵の日記 俳人 松本たかしの俳句 高浜虚子に俳句を学び『ホトトギス』の同人、のちに 自ら『笛』を創刊、主宰した俳人です。松本たかしは、 1906年(明治39年)宝生流能楽師・松本長の長男とし て東京に生まれました。その後病を得、二十歳の時に 能楽師の道を断念、俳人の道に進む。 山深く逢ひし焚火や一あたり 冬ざれや吾が現れし多摩河原 空色の水とびとびの枯野かな 地の底に在るもろ…

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12/29 あけび庵の日記 予告 明日は俳人松本たかしの句を掲載いたします。 先達は如何に凄かったか。噛みしめて味わう 俳句なのだろうが、追いつけない恨みがある。 やはり俳人村上鬼城の句を初めに取り扱った からだと逃げに徹したい。       付いていけない あけび庵より

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12/29 あけび庵の日記 冬苺 バラ科の常緑の蔓性小灌木。夏の山地に白い 五弁の花を咲かせ、冬に赤い実が熟す。実は 食用となる。冬に温室栽培される苺とは区別 する。 野に行くや紅の目に入る冬苺   あけび庵 冬苺恐る恐るに毒味せし       ねこ 冬苺妻食べし後吾も食べ       ねこ 久女句碑師走の街に見付けおり    ねこ お知らせ ※日記の纏めは左上の連載:から・・・! 俳句募集…

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12/28 あけび庵の日記 俳人 村上鬼城 正岡子規・高浜虚子に師事、渡辺水巴・飯田蛇笏・ 前田普羅らと並んで「ホトトギス」における代表的 俳人として活躍した。昭和13年(1938)歿、74才。 蜂の巣のこはれて落ちぬ今朝の冬 炉開や藪に伐り取る蔓もどき 芭蕉忌やとはに淋しき古俳諧 麦蒔や土くれ燃してあたたまる 麦蒔いて一草もなき野面かな 山茶花や二枚ひろげて芋筵 大根に蓑着せて寐ぬ霜夜かな …

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12/28 あけび庵の日記 鶯餅 餅または求肥に餡を包み、浅みどりの黄粉を まぶした和菓子。この色が鶯の羽の色に似て いる。 鶯の餅になりては囀らぬ     あけび庵 ウグイスかメジロかと問う餅の色 カッチャン 鶯餅出来たはしから味見せし     ねこ 鶯餅味見と称し三つ食い       ねこ 鶯餅伊賀の上野で食べたしや     ねこ お知らせ ※日記の纏めは左上の連載:から・・・! 俳句募集…

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あけび庵の日記 (12/24~12/28)は俳句のまとめです。 海と夕露天の小浜冬に入る 掻く子らの熊手落葉を呼び集め 柚子の実や垂れれば庭に色を増し 小割して口に蜜柑の小房かな 野路の黄やつわに負けたる花の色 庭の実の冬至に立つや湯のかげん 無垢の声きけば時雨の傘のなか 柚子の実の擦れば焚くや枝に妙 (たえ)

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12/27 あけび庵の日記 書き込みエラー 何時もの様に日記の書き込みをして最後にインターネット エラーでデータが消えた。バックアップを削除した後なの で初めからやり直しだ。俳句の纏めなので無理だと観念し て違う内容となった。以前趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ) で書き込みが消えた記事を読んでいたので諦めがついた。 何とも収まりがつかないが仕方ないのだろう。

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12/27 あけび庵の日記 冬芽 芽は秋のうちに寒さに耐えられるように固い 鱗片で覆われて冬を越す。来る春に萌え出す。 これを冬芽と云う。 玄関の隅に鉢ある冬木の芽    あけび庵 雨滴の冬芽に宿りささめごと   あけび庵 植栽の冬芽見たしと眼鏡掛け     ねこ 冬芽見てときの流れに感じ入り    ねこ 冬芽出し何に教わる訳でなし     ねこ 雪の華共にワルツのステッップを   ぼく 旧仮名…

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12/26 あけび庵の日記 咳 寒さや風邪などの病気により、喉や気管に 刺激を受けて短く強い息が起こる。これが 咳であり、身体の防御反応のひとつ。湿っ た咳や乾いた咳などさまざまな咳があるが 激しく咳き込む姿は傍目にも辛いものがあ る。 すっぽりと収めて咳の掛け布団 あけび庵 地下鉄に大咳我慢小分けせし    ねこ 吾の咳関知できずや他人ごと    ねこ