さんが書いた連載妄想爺やの春夏秋冬2の日記一覧

会員以外にも公開

濡れぬ人 濡れる人らの ゆく梅雨や

梅雨のなか、街に濡れながら歩いたり、小走りをする人の姿を見ることがある 季節柄、傘を持たないのが不思議というか、不用心にも思う 天気予報の雨の予想に注意しなかったのだろうか 確かに、降水確率が30%位だと長傘を持ち歩かないだろう 結局、折畳みの傘を持って出かける習慣があるかないかによるのだろう まあ、ちょっとした日常生活でのリスク管理だ もし意に反して、傘を持たない外出時に雨が降れど…

会員以外にも公開

東京で開催されるイベントに

お家で、東京オリンピック・パラリンピック観戦をすることになるのだろうか 先日、オーストラリアのソフトボール選手団が入国した コロナ禍のなか、まさにファーストペンギンだ ペンギンの群れから、一番先に、天敵のアザラシがいるかもしれない海に飛び込むペンギンだ 報道上では、地域から、好意的に受け入れられている様に映る しかし、日本全土、世界からは、どう映っているのだろう 平和の、スポーツの…

会員以外にも公開

この夏に一人で食べた初西瓜

夏は、日本の果物の出回りの全盛期だ 桃、すもも、無花果、葡萄、メロン、西瓜などなど、美味しい果物のオンパレードだ ケーキやパフェ好きな僕は、トッピングされたフルーツをよく食べる ただ、果物そのものを買い、食べることは少なくなっている 毎年、食べる機会が多いのは、蜜柑、バナナだろう この数年、果物好きでありながら、夏の果物を買うことが少なくなっている やはり、一人暮らしの身という…

会員以外にも公開

読むよりも聴くほうがいい古典落語

家で好きな本を読むのも、いい過ごし方だ 先日、いくつかの古典落語を編集した本を買った 落語は、たまにテレビで観るくらいだ 昨今、テレビの番組や画面には漫才が映ることのほうが、圧倒的に多い だが、そのたまに観る落語が面白かったりする 一度、古典落語を知りたいと思い、関連の本を買ったのだ しかし、読んでみて意外に感じたことがある 活字を読む古典落語は、あまり面白さを感じないのだ だら…

会員以外にも公開

出会いまでマッチングアプリの若者も

家で、快適なネット環境のなか、暮らすのもいいものだ 昨今、若者の恋愛離れが言われて久しい だがその一方、マッチングアプリからの出会いが盛んになっているそうだ 一見、矛盾しているように思える しかし、煩わしい出会い、きっかけを嫌う恋愛離れが、マッチングアプリの利用増につながったのだろう いわゆる未成年の中高生にも利用者は多いという たしか、人気のアプリの登録者は数百万人だったように思う…

会員以外にも公開

長梅雨や お部屋キャンプの テントに子

子供の頃、近所の子の家にテントがあった 割とお金持ちの家庭であった その子の広い部屋に、テントを張って、キャンプ遊びをしたものだ 結局は、テントの中にいて、おもちゃで遊んだだけで、普段の部屋での遊び方と同じであった しかし、テントを張って中の空間で遊ぶのが楽しかったのだ 拙句1句 長梅雨や お部屋キャンプの テントに子 当時、僕の家にはテントなどなかった なんと、昼間から蚊帳を…

会員以外にも公開

酸っぱくて爽やかであるレモンブーム

家で過ごすときには、好きな物を食べ、飲みたいですね 昨今、世に色々なブームがあるなか、レモンがブームであるようだ 確かに、缶チューハイなどは製造各社が、こぞってリニューアルした商品をテレビのコマーシャルなどで流し、新製品のレモンチューハイを販売している 実は、以前から僕もレモン好きである この頃は、レモンそのものでなく、調味料として市販されているレモン汁を重宝している 炭酸水に入れて、…

会員以外にも公開

何気ない毎日が風のように過ぎてゆく

これは、昭和に流行った「いつか街で会ったなら」という曲の歌詞だ 中村雅俊主演のあるドラマの主題歌だ 曲を提供した吉田拓郎自身も、アルバムに収録している 淡い恋愛、失恋ソングだ 僕が20代の頃の曲だったと思う 不思議なもので、還暦を過ぎた今も、この曲を聞くと、その曲が流行った若い頃の感性に戻る 僕はアコースティックギターを弾くのだが、昨今、この曲の弾き語りを楽しんでいる ああ、人生は…

会員以外にも公開

街なかの100人中、95人がマスクをしていた

最近、街なかを自分なりにマーケティングして楽しんでいる 近所にある商店街を行き交う老若男女のマスクの着用者の数を数えてみた 自分の前を通り過ぎる人を無差別に男性、女性各50人ずつに、マスクを着用している、いないの人数を数えたのだ 結果、マスクを着用している者は、男性が45人、女性が50人で、合計100人中、95人がマスクを着用していた どうだろう、着用率は高いのか低いのか、それなりなの…

会員以外にも公開

デリバリー リモートばかりや 繭(まゆ)の人

今年は、長くなりそうな梅雨にコロナ禍 在宅する時間も、人も多くなりがちだ いかに、外出をしないか、自宅で過ごすかが、社会にも個人にも問われているこの夏だ 拙句1句 デリバリー リモートばかりや 繭(まゆ)の人 家にこもる人は、まるで繭のなかの蚕のようだ

会員以外にも公開

使い捨てのマスクは、どれを選ぶか

未だに、どのマスクがつけ心地がいいのか、買うならこれと決めたものがない 使うのは、いわゆる使い捨ての不織布マスクの3Dタイプのものだ 1番、マスク選びの条件に考えるのは、眼鏡がくもりにくいことだ 悩みは、鼻の部分のワイヤーを、鼻の形に合わせて曲げても、眼鏡がくもるマスクが多いこと それと、メーカーには、聞いたことのないようなものが色々とあることだ マスクには、いわゆるブランド名で選べる…

会員以外にも公開

6月は奈良公園の鹿の愛護月間

コロナ禍に、自宅にこもる人は多い その影響からだろうが、奈良公園への観光客も減っている 奈良公園といえば、野生の鹿に触れ合えるのが人気の観光地だ 特に、外国人にとって、アンビリバボーな地なのだ しかし昨今、外国からの観光客は皆無に近い あの騒がしい中国人の観光客も、欧米からの観光客も、奈良公園から姿を消した そのため、鹿は観光客からもらえる鹿せんべいの数も減っているはずだ 鹿にとっ…

会員以外にも公開

地獄の沙汰も金次第 終の棲家も金次第

以前、某週刊誌で老後の終の棲家に関する特集を読んだ 70代以上の世帯についての老後の暮らし方、終の棲家への考察であった 平均貯蓄額は、1314万円となっている しかし反面、貯蓄額ゼロの世帯が31.1%もいるのだ 平均と言えば、ほとんどの世帯が、そのような貯蓄があるように思うが、実際は500万未満が半分を占めている さらに言えば、平均額より低い1000万円未満の世帯が…

会員以外にも公開

不要不急の外出ではない献血

街なかにある立て看板の、「献血は不要不急の外出ではありません」に目がとまった 駅前ビルに入居している献血ルームからの、街なかを歩く人らへの告知のようだ 普段から、献血は不足しているようだが、コロナ禍に、さらに入手が困難なのだろう 感染を恐れて、献血ルームに足を運ぶ者が減っているのだろう 医療崩壊が叫ばれる昨今、このような医療現場への苦境があるのを、初めて知った また、立て看板にここまで…

会員以外にも公開

ウルトラマンに登場する怪獣、宇宙人 (短歌1首)

僕は、いわゆるオタクではない もしオタクなら、部屋はウルトラマンに登場した怪獣や宇宙人のフィギュアだらけだろう だが、最近、そのグッズが買いたくなっている 年老いて、そんな欲望が湧くのは不思議だ 歳をとると子供心が戻ってくるのだろうか 若い頃のように、体力もなくなり、身体も頭も回らなくなっている昨今 出来ないことも増えて、昔にはできたこと、夢中だったこと、好きだったことを欲するように…

会員以外にも公開

カフェでリモート出勤をする不用心な者

昨今、行きつけのカフェで、他の客に混じり、自分の席でいわゆるリモート出勤しているサラリーマンをよく見かける 二人席に一人で座り、テーブルに開いたノートパソコンと書類を置いて、携帯電話でリモート業務をしている 彼の席の背から、開いたノートパソコンの画面や書類の内容は丸見えだ 携帯電話での会話もまる聞こえだ まさに、仕事の情報漏えいだ 電話先の相手の氏名や連絡先の電話番号などが、盗み聞きす…

会員以外にも公開

荒梅雨や されど静寂に 法隆寺

亡くなってから今年で、1400年の聖徳太子が創建した法隆寺 コロナ禍に、外国人観光客が皆無に近く、日本人観光客も激減と、信じられないくらい閑散な法隆寺 されど、変わりない五重塔の風格、威厳 炎天であろうが、大雪、大雨、強風であろうが、静寂の空間に建つようだ 拙句1句 荒梅雨や されど静寂(しじま)に 法隆寺 時を刻むように降ってくる雨粒 されど、1400年の歳月という大海には、波1…

会員以外にも公開

涼風の 下に添い寝や 子に愛犬

梅雨の時期のじとじと、そして梅雨明けから来るであろう猛暑 毎年、熱中症で亡くなる人も多い近年 昔のように、世間ではクールビズを唱えなくなったように思う 当時、口うるさいほどクーラーの使用時間や設定温度に制限をかけたりもしていたように思う いわゆるエコ、節電の推奨だ しかし昨今はむしろ、クーラーの使用による熱中症対策が叫ばれている やはり、健康、命を守ることが第一だ 拙1句 涼風の…

会員以外にも公開

カフェのBGMには、ボーカルの無いジャズがいい

行きつけのカフェは2軒ある 最近、そのうちの1軒の店内にBGMが流されなくなった やはり、無音の店内には違和感を感じた 静粛を求められる図書館にいるようだ 座席のあちこちから、会話が聞こえる 以前、テレビのある番組で、飲食店でのコロナウイルス感染予防の1つとして、店内に流れるBGMのボリュームを小さくするという対策があった つまり、BGMのボリュームが大きいと、店内のお客らの会話の声…

会員以外にも公開

荒梅雨も ワクチン接種に 晴れる老ひ

梅雨のなか、全国津々浦々、ワクチン接種は、まだまだ始まったばかりだ 先日、テレビで老夫婦が揃ってワクチン接種を受ける光景が放送されていた 老夫婦ともに、安堵していた 梅雨明けから、どんどんワクチン接種が粛々と進むことを願うばかりだ 拙句1句 荒梅雨も ワクチン接種に 晴れる老ひ まだまだ、60代前半の僕は、順番待ちだ たまに、並ぶ順番に割り込む権力者などがテレビなどで報道される …