さんが書いた連載妄想爺やの春夏秋冬2の日記一覧

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ひまわりの 種の出番や 部屋の鉢

コロナ禍に、ひきこもりがちの部屋に、草花や観葉植物の植えられた鉢が置いてあれば、心が和む 本来、ひまわりは、おひさまが照る下で咲くのがお似合いだ だが、そんなひまわりを部屋に置けば、ひきこもりがちの部屋におひさまが照るように、明るくなるようだ 拙句1句 ひまわりの 種の出番や 部屋の鉢 種を植えてしばしして、土から双葉が萌え出てくる 片葉には、縦縞のひまわりの種の殻が付いていたりする…

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人類に 虹の架かるか コロナ明け

梅雨の日々の晴れ間に虹が架かることは、よくある 僕はこの梅雨入り後、1度、虹を見ている 梅雨の間は、その晴れ間に、虹を見ることができる確率は高いかもしれない 拙句1句 人類に 虹の架かるか コロナ明け コロナ禍が明ければ、人類のコロナウィルスへの勝利に、虹が架かるに違いない 大きく、天まで届く高い、綺麗な虹が、長い時間、お披露目されるのだ

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昼寝まで 建てては壊す 子の積み木

コロナ禍に、子供も家で過ごす時間が増えているはずだ 僕は子供の頃、昆虫採集三昧の日々であった もし、昨今の子供のように、お家時間が多かったならば、どうだっただろうか カマキリが揚羽蝶を捉えて、生きながらに食べてゆく弱肉強食の自然の摂理を、目の当たりにして知ることは無かったかもしれない 大人になってから、人間も食物連鎖の生き物であると、わかるようになったのも、昆虫の本能むき出しの生態の観察…

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自分の半生を他人に語りがちな老い

まあ、僕もそうかもしれないが、酒の席などで、高齢者は昔ばなしをすることがよくある それも、若い頃の体験だけでなく、自分の生き様、人生観などの話しだ 戦争体験者は、誰にもかにも、その体験談を話したがらない人が多いように思う しかし、相手や、その話す時期によっては、赤裸々にその壮絶な体験談を語り出したりもする 後世に、戦争の無益さ、悲惨さを語り残そうという意志もあるのだろう ただ、誰しも高…

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コロナ禍や お家で遊ぶ 子の夜店

コロナ禍に、昨年から祭りの中止が、全国各地で続出している 今年の夏祭りも、そろそろ、行うかどうかの判断の時期だろう あのスポーツの、世界平和の祭典、東京オリンピック・パラリンピックの開催は如何に 拙句1句 コロナ禍に お家で遊ぶ 子の夜店 子どもたちが、家でお祭りの夜店ごっこをしている 輪投げや、磁石で釣るおもちゃの魚釣りをしたり、駄菓子屋さんごっこをする、模擬夜店だ テレビゲーム…

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風神に 雷神も来る 荒梅雨や

記録的な豪雨や強風に見舞われる近年 まるで、あの俵屋宗達が描いた風神に雷神が日本列島を馳せ巡るようだ 記録的な早い梅雨入りに、今年の梅雨には、何か怖さを感じる 拙1句 風神に 雷神も来る 荒梅雨や

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名前が頭に浮かばないテレビ出演のタレントが増えた

先日、ある葬儀会社のテレビコマーシャルを観た あれ、まだこの人、生きているんだと思った 僕が子供の頃、よくテレビに出ていた男性タレントだ 当時、あのオロナミンCのコマーシャに彼が出演していたのを、よく観たように記憶している 鼻眼鏡の顔で、「うれしいと、眼鏡が落ちるんですよ」と言うのが、当時、いわゆるギャグのように受けていた その彼の名前が、どうしても頭に浮かんでこない 自力では、名前…

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長梅雨や ジョギングシューズも ひきこもり

梅雨入りが早くとも、梅雨明けは早くないようだ 今年は、長梅雨になりそうだ 毎夜、街なかにジョキングをする老若男女を見かける さすがに梅雨時になればいつも、その勇姿を見かけなくなる オリンピックイヤーには、市民ランナーが増えるそうだが、今年はどうなるのだろうか 拙句1句 長梅雨や ジョキングシューズも ひきこもり

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若者のおしゃべりが、うるさく感じる老い(短歌1首)

コロナ禍であれど、街なかにいれば、若者、特に学生らの騒がしい会話に遭遇する コロナ禍以前から、どうも10代20代くらいの数人による会話に出くわすと、気分が悪くなる 単に、うるさいだけでなく、あの早口な聞き慣れない言葉を使う会話が耳障りだ だが、若者嫌いな訳ではない シルバー契約社員で勤務している職場に在籍をする20代の男女とは、会話もし、意思の疎通も取れていると思っている 好感を抱く若…

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杖を置き忘れる高齢者が多いカフェ (短歌1首)

電車の車両に、よく忘れられて置きっ放しの傘をよく見かける 傘を忘れていることに気づいても、電車のドアが閉まっていたり、発車したあとの祭りだ 電車が駅に着いて、降りることに気がとられて傘を忘れるのだろう 多分、忘れ人は老若男女であろう 落し物ではない、忘れ物だ まあ、落としたのに気づかないは、忘れ物に近いとは思う 近所に行きつけのカフェがある 昨今、高齢者のおひとり様のお客が多い …

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太陽光 パネルを泣かす 長梅雨や

早い梅雨入りは、長い梅雨にもなりそうだ 豪雨、強風が伴う昨今の梅雨 梅雨と言えば、田植えが頭に浮かぶ 田植えは、春から夏への風物詩であるが、豪雨、強風は、それすら台無しにしてしまう まさに、地球温暖化に塗り替えられつつある四季なのだろう 拙句1句 太陽光 パネルを泣かす 長梅雨や 昨今、屋根に太陽光パネルを載せた家が増えている 真夏は、太陽光発電のかきいれ時のはず 太陽がでな…

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健康診断の身長測定で、かかとを浮かしてごまかした

先週、職場の健康診断を受けた まあ、毎年、血圧とコレステロール値に★じるしが付いてくる 特に、治療も努力もしていない しかし、今年の健康診断では、1つだけ改善の努力をした 身長測定だ 健康診断で使われる身長測定の台は、最新の、乗れば自動的に身長を測るタイプのではなく、いちいち人が測る古いタイプのモノだ 台に乗ってから、係の者が僕の頭にあの測定板を下ろして当てたとき、バレないように、少…

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クーラーの 黙れば鳴かぬ 風鈴や

夏も引きこもりになりそうなコロナ禍 そろそろ、クーラーのお世話にならねばならない 夏には、部屋に風鈴を吊るし、涼を楽しむ 金属製の風鈴、ガラス製の風鈴がある クーラーの向きの変わる送風が当たる度に、ひらひら揺れながら、涼風のハーモニーを奏でる まるで、アルトとソプラノの笛の二重奏のようだ そして、クーラーを止めれば、涼風も、涼しげな風鈴の音も無くなってしまう 拙句1句 クーラーの…

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よく分からない無料アプリ

先日、無料アプリをインストール、ダウンロードした スマホの処理速度を速める云々の為のアプリだ 1日に何度も、現在、スマホの温度が40度を越えていて、スマホの故障につながるからと冷却を勧めてくる タップすると冷却が始まり、30度台前半くらいの温度に下がり、完了と文字がでる すると必ず、すぐに同じような機能を持つスマホのクリーナーのアプリのインストールを勧める広告が画面に映る この趣味人倶…

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高齢者への死亡保険のTVコマーシャル(短歌1首)

テレビでよく、高齢者への死亡保険加入の案内のコマーシャルをよく観る 80歳を越えても、手術歴、持病があれども、月々低額の保険料で加入ができ、掛け捨てでなく生涯保障が続くという謳い文句だ こんなので、保険会社は儲かるのか?などと疑問を抱く 実は、僕は生命保険などには加入していない 保険料を積み立てるならば、預金すればいいではないかという主義だ 5年程前、急性大動脈解離を患い、大手術を受け…

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コロナ禍や 孫が名づける 熱帯魚

コロナ禍に、お留守番の高齢者と幼児だ エンゼルフィッシュが、水槽のガラス越しに、こちらを伺っている 餌をやるのは孫の当番 半月に1度の水槽の掃除、水の入れ替えは爺やの僕の当番 キッシンググラミーが、分厚い唇で水槽のガラスについた汚れをつついて食べて、窓拭きをしてくれている グッピーは、水草に隠れている 小さな水槽であれども、熱帯魚らの社会が見える 孫は、見た目、区別のつかないような…

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階段を降りるのが遅くなった老い

シルバー契約社員として出勤する日には、JRを利用している ホームは高架になっているので階段、エスカレータ、エレベーターを使わないといけない 僕は階段を上り下りしている まあ言えば、健康、体力維持のためだ ホームまで、階段は50段ほどある 上るのも、それなりの重さのリュックを背中に負っていると、意外と足がだるくなる それならば、下りるのは楽かというと、そうではない やはり、歳を取って…

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紫陽花に 雨を撒くかな 天の母

紫陽花が好きだった母 たぶん、雲の上の天には四季は無いだろう 母が好きな紫陽花は、ずっと枯れずに咲いているはず そして、実家の庭に残した紫陽花が枯れないよう、天から雨を降らせる

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カフェでMをLとよく聞き違いされる昨今(短歌1首)

カフェによりコーヒーのサイズの呼び方は違う 普通は、S、M、Lなのだが、レギュラー、ラージと言ったり、普通サイズ、たっぷりサイズと言うカフェもある たぶん、それはMとLの聞き違いを無くすためなのではと思う 実際、僕はよく店員に聞き間違いをされる 僕はエムと言っているのに、店員はエルと聞きとってしまうのだ さすがに、手元にLサイズのコーヒーが来ることはないが、注文の際に金額の違いから気づ…

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優先座席が多い路線バス(短歌1首)

たまに、路線バスに乗ることがある 乗ってみて、電車に比べて優先座席が多いのを感じる そのバスの車体の年式の古い、新しいにもよる 新しい車体の優先座席は、全部の座席の半分くらいある 乗り口、降り口のドアの周辺の座席は、優先座席となっているように思う もちろん、車イスの人が利用できるスペースは確保され、車イスで乗り降りできるように、階段の段差を無くし、スロープにするための板状の物も簡単に出…