労働組合?
「連合の神津里季生会長は15日、法案に盛り込まれた残業規制導入などを念頭に「法案には大事な内容が相当部分を占めている。首相が働き方改革国会と銘打った以上、貫徹してほしい」と訴えた。(岡田浩明)
19日付産経新聞ネット版が報じた連合会長の談話である。
財界の強い要望に押され事実上の「残業代打ち切り」法案であり、実効性の無い残業制限でお茶を濁す、ブラック企業と呼ばれたくない大企業の免罪符ともなりかねない悪法だ。
基礎資料のデータ改ざんが明らかになり、世論をおもんばかる財界首脳はその要求をトーンダウンさせつつある。
その状況で法案成立要求のトーンアップが何と労働者の権利擁護組織であるはずの連合トップから挙がる。
労組組織率が下がり、若者の労組離れが進むはずだ。
元労組役員として御用組合と呼ばれながらも頑張ってきたつもりだが、連合本部が財界の御用聞きのような役割を果たしていては労働組合や労働者の未来も無い。
これからの労働組合のあるべき姿について諸氏の御意見を
拝聴したい。