浅田次郎著 「流人道中記」の、、、
わらわ、浅田次郎著 「流人道中記」の、書き出し文のあまりの見事さに感銘を受け読み進めまいるうちに、奥州街道を歩みすすめていくにつれ、何やら「水戸黄門ふうよのう」と思ひしかば、先、端折り読みをばして図書館に返却してしもうた。
とさきほど、ふと 思い惑ふ、、、。
「さて、あの、青山玄蕃なる武士、何ゆえに誰と不義密通なぞいたしてしもうたのであるや?」
完読したる諸氏、教えてたもれ。
【下巻に入ると数ページごとに本を置いては、腕を組んで嘆息。読み終えたくない。いや、この罪人を押送する旅を終えたくないと思っている。つまり、任務を放棄して、青山玄蕃(げんば)という男と旅を続けたい――。私は、押送人である石川乙次郎(おとじろう)に乗り移ったかのように読み進めていた。 】
ペンネーム:ソフィア・Lさん
ならば「切腹は痛いから嫌じゃ」といういい訳も、さもありなむことよのう。
妻子が、「涙の橋」まで見送りにきているし。