『母と桜と私』
『花冷えに 八重咲桜薄紅(やえざきさくらうすべに)の 命はかなし 花びら濡らす』 八重垣から知床まで半年かけて桜前線は走る。 私の沖縄では、もう皆が弁当持参で桜を愛でている。 生きていれば 百歳になる母は、かつて 「これが最後の桜ね」 とつぶやきながら 八重咲を眩しそうに見上げていた。 大正、昭和、平成と気丈に生き抜いてきた母だが、 その青春時代は戦…
『花冷えに 八重咲桜薄紅(やえざきさくらうすべに)の 命はかなし 花びら濡らす』 八重垣から知床まで半年かけて桜前線は走る。 私の沖縄では、もう皆が弁当持参で桜を愛でている。 生きていれば 百歳になる母は、かつて 「これが最後の桜ね」 とつぶやきながら 八重咲を眩しそうに見上げていた。 大正、昭和、平成と気丈に生き抜いてきた母だが、 その青春時代は戦…
母は数年前、がんで亡くなった。 母の病状は安定していて痛みも訴えず、看護師さん をはじめ多くの人の献身的ケアのおかげで安らかな 毎日だった。 最期まで意識もしっかりしており、母は死を受け入 れていたと思う。 病室に寝泊まりして付き添っていた私は、このまま 旅立ってくれればと願った。 しかし最後の最後になって激痛を訴え、結局モルヒネ を注射した後亡くなった。 私には、母は最期は苦しむかも…
実母は94才 今年夏前までは、実家で1人暮らしをしていた が、今年の猛暑にダウンし、弟の判断で1人暮らしはもう無理と施設に入所 利用者28人と小さな施設 昨日も面会に行って来ました。(我が家から車で40分) 私の顔見て名前は出る、昨日はランチをお寿司食べたいと言うから2人でお寿司ランチ食べ(母完食)、帰りの車の中でミカンが欲しいと言うから、スーパーに寄りミカン購入 耳…
今は亡き母の言葉。 「あんた、その頭どうしたんや。毛はどこへいってしもたんや。エラいことになってるな」 「そのお腹は何なんや。何が入ってるんや。大変やな」 「誰に似たんやろな」 って、、、、 何がエラいことなんや! 何が大変なんや! 答えを求めてももう答えてはくれない。 ただ一つ確かな事。 それは、、、、 「あんたに似たんです」 奥さんにも言われる。 「あんたは、お母…
うちの母は95歳、足は歩行器がないと歩けなくなってしまったけれど他は特に問題はない 普段から肉をよく食べているせいか昔から10以上は若く見える。 いまは70後半から80ぐらいに見えるらしい。 母は遺産の分配は勿論、8人の孫たちにも封筒にもう何年も前からお金を入れてある。 葬式の場所、費用、呼ぶ人、法事のお金、 亡くなった後の物の片付け費用もきちんと分配してる。 近くにいる世話…