「短歌と俳句」の日記一覧

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紀貫之(きのつらゆき)の世界

6/11 紀貫之(きのつらゆき)の世界・・・あけび庵 【土佐日記】を追って   あけび庵 土佐日記は四国、土佐国に赴任した紀貫之(きのつらゆき)が任期 を終え、京都にもどってくるまで55日間の旅(主に船旅)を描いた 平安時代の日記文学です。 :大湊 惜しむ風心もとなし波しばしやまねば船の大湊立たず 【参考】岩渕真智子の俳句 岩渕真智子さんは、北海道生まれ。函館市近郊で木材会社を営む ご尊父は自…

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紀貫之(きのつらゆき)の世界

6/10 紀貫之(きのつらゆき)の世界・・・あけび庵 【土佐日記】を追って   あけび庵 土佐日記は四国、土佐国に赴任した紀貫之(きのつらゆき)が任期 を終え、京都にもどってくるまで55日間の旅(主に船旅)を描いた 平安時代の日記文学です。 :大津~浦戸 船足に酒よき物を入れたればゆくゆく飲み食ふ京への戻り       ** ぬぎかへて花のたもとや夏衣           あけび庵 【参考】 …

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紀貫之(きのつらゆき)の世界

6/9 紀貫之(きのつらゆき)の世界・・・あけび庵 【土佐日記】を追って   あけび庵 土佐日記は四国、土佐国に赴任した紀貫之(きのつらゆき) が任期を終え、京都にもどってくるまで55日間の旅(主に 船旅)を描いた平安時代の日記文学です。 :大津~浦戸 鹿児の崎別れがたきと磯の下追ひ来て人のいはれほのめく 船頭の急きて潮満ち風も吹く行けば塵散り雲も漂ひ       ** 夕立にも梁瀬のさ波たち…

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紀貫之(きのつらゆき)の世界

6/8 紀貫之(きのつらゆき)の世界・・・あけび庵 【土佐日記】を追って   あけび庵 土佐日記は四国、土佐国に赴任した紀貫之(きのつらゆき) が任期を終え、京都にもどってくるまで55日間の旅(主に 船旅)を描いた平安時代の日記文学です。 :男もすなる日記といふものを 一文字知らぬ者どもその足は踏みてぞ遊ぶ十文字なる 呼び文の守の館より持て来たり日一日遊ぶ夜一夜明けて 日一日遊ぶやうにて明けに…

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紀貫之(きのつらゆき)の世界

6/7 紀貫之(きのつらゆき)の世界 【土佐日記】を追って   あけび庵 土佐日記は四国、土佐国に赴任した紀貫之(きのつらゆき) が任期を終え、京都にもどってくるまで55日間の旅(主に 船旅)を描いた平安時代の日記文学です。 :男もすなる日記といふものを 門出より女もするなり土佐日記師走書きつくいささかものに 四年果て五年なるや解由取りて館より船へわたり出でたり 見送りの別れを惜しむ夜も更けて…

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清少納言の世界…あけび庵

6/4 清少納言の世界…あけび庵 【枕草子】を追って 枕草子は、清少納言が宮仕えをしていた七年間の出来事や 考えたことを書いた随筆です。 :第二四五段 世の常ときせつ移りて過ぎたるは人の年齢に舟の帆見送る あけび庵 何知るや千年先の世の調べ返り見すればうたた寝のはる  あけび庵 過ぎに過ぐ春のうたた寝迷いなく          あけび庵               ** 山の端のいたく月待つ夏の…

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清少納言の世界…あけび庵

6/3 清少納言の世界…あけび庵 【枕草子】を追って 枕草子は、清少納言が宮仕えをしていた七年間の出来事や 考えたことを書いた随筆です。 :第一四六段 ちごなるや指にとらへて見せたるは小さき塵を目ざとしと見ゆ あけび庵               ** うきまくら夏の筏のふしどかな         あけび庵 【参考】 いちじゆくやプラットホームも夢の端       金子 晋  小さな私鉄の小さな…

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清少納言の世界…あけび庵

6/2 清少納言の世界…あけび庵 【枕草子】を追って 枕草子は、清少納言が宮仕えをしていた七年間の出来事や 考えたことを書いた随筆です。 :第一四五段 物言はぬ久しき泣きの児を抱きて乳も飲まずや胸つぶるると あけび庵               ** 鵜の川のさつきやみ入る篝火や         あけび庵 【参考】 白鳥の正面という妙な位置           宇多喜代子 「白鳥の正面」である…

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清少納言の世界…あけび庵

6/1 清少納言の世界…あけび庵 【枕草子】を追って 枕草子は、清少納言が宮仕えをしていた七年間の出来事や 考えたことを書いた随筆です。 :第九三段 指櫛の物に突きさへ折れたるはすりて磨きし心あさまし あけび庵               ** かなしくも燃ゆる蛍の忍びかな          あけび庵

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清少納言の世界…あけび庵

5/31  清少納言の世界…あけび庵 【枕草子】を追って 枕草子は、清少納言が宮仕えをしていた七年間の出来事や 考えたことを書いた随筆です。 :第五九段 名取川どの名取りたる河なるや淵瀬定めぬ飛鳥川あり あけび庵 ** 撫子の盛り置きたり朝露に            あけび庵 【参考】 直感は光より疾し蝶の紋             和田…

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松尾芭蕉の世界まとめ…あけび庵no.2

松尾芭蕉の世界まとめ…あけび庵no.2 野ざらし紀行は、松尾芭蕉が門人千里とともに生れ故郷伊賀上野へ 旅をした、その道中を描いた紀行文です。 :吉野・・・ 碪打つよし野ゝおくにたどりける院ゝの鐘心にこたふ   あけび庵 柴刈りの人通う道草の庵切り立つ谷や露流れ落ち     あけび庵 山深く榾かる響き坊の月                あけび庵 :不破の関・大垣・・・ 敗れては秋風さびし不破…

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清少納言の世界…あけび庵

5/30 清少納言の世界…あけび庵 【枕草子】を追って 枕草子は、清少納言が宮仕えをしていた七年間の出来事や 考えたことを書いた随筆です。 :第四一段 おおかたの扇忘るる涼しさよ風いたう吹き雨さわがしく あけび庵 ** うすくこく撫子のいろ露に置く          あけび庵 【参考】 てふてふや産んだ覚えはあるけれど        柿本…

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清少納言の世界…あけび庵

5/29 清少納言の世界…あけび庵 【枕草子】を追って 枕草子は、清少納言が宮仕えをしていた七年間の出来事や 考えたことを書いた随筆です。 :第三九段 あまづらの削り氷や雁の子に水晶の数珠あてなるものよ あけび庵 ** 風にほひ花たちばなや里にゆく            あけび庵 【参考】 六月を奇麗な風の吹くことよ          …

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清少納言の世界…あけび庵

5/28 清少納言の世界…あけび庵 【枕草子】を追って 枕草子は、清少納言が宮仕えをしていた七年間の出来事や 考えたことを書いた随筆です。 :第二七段 過ぎゆきて思い出さるるもの数多枯れて葵に文の哀れや あけび庵 ** ふるままに八十瀬の波ぞさみだるる   あけび庵 【参考】 勇気こそ地の塩なれや梅真白  …

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清少納言の世界…あけび庵

5/27 清少納言の世界…あけび庵 【枕草子】を追って   あけび庵 枕草子は、清少納言が宮仕えをしていた七年間の出来事や 考えたことを書いた随筆です。 :第二六段 香ばしう衣に染みて洗い髪待ち人なくも心おかしと  あけび庵 待つ人の夜もありなん雨風や音もするなりふと驚きぬ あけび庵 ** 天の戸をたたく水鶏や明けやらで          …

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清少納言の世界…あけび庵

5/26 清少納言の世界…あけび庵 【枕草子】を追って 枕草子は、清少納言が宮仕えをしていた七年間の出来事や 考えたことを書いた随筆です。 :第一段 雁つらね小さく見ゆる日の入りに風や虫の音いとをかしかり あけび庵 雪霜につとめて炭の持てわたるゆるびて白く灰のわろしと  あけび庵 ** 夢ごこち寝る夜もなきをほととぎす          …

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松尾芭蕉の世界まとめ…あけび庵no.1

松尾芭蕉の世界まとめ…あけび庵no.1 野ざらし紀行は、松尾芭蕉が門人千里とともに生れ故郷伊賀上野へ 旅をした、その道中を描いた紀行文です。 :江戸・箱根・・・ 野ざらしを草合歓に受け墨ごろも千里先がけたつや深川  あけび庵 木通の葉つる立つ軒に青時雨こころ惹かれてもとは異郷と あけび庵 深川や金音入れて虫送り                あけび庵 虫送りとぞ千里先ふけば風          …

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清少納言の世界…あけび庵

5/25 清少納言の世界…あけび庵 【枕草子】を追って   あけび庵 枕草子は、清少納言が宮仕えをしていた七年間の出来事や 考えたことを書いた随筆です。 :第一段 春明かり雲の紫たなびきて山際やうやう白くなりゆく あけび庵 闇蛍一つ二つとうち光り月や雨とぞ夏の夜おかし   あけび庵 飛び急ぐあはれ烏の寝所へ三つ四つや秋の夕暮    あけび庵 …

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松尾芭蕉の世界…あけび庵

5/24 松尾芭蕉の世界…あけび庵 野ざらし紀行は、松尾芭蕉が門人千里とともに生れ故郷伊賀上野 へ旅をした、その道中を描いた紀行文です。 【野ざらし紀行】を追って 野ざらしや旅ねに飽きて夏衣疲れ尽きたり深川の庵  あけび庵 卯月とぞ旅のそらねを納めたり           あけび庵 僧坊の声つたに枯野ざらしや             あけび庵    …

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松尾芭蕉の世界…あけび庵

5/21 松尾芭蕉の世界…あけび庵 野ざらし紀行は、松尾芭蕉が門人千里とともに生れ故郷伊賀上野 へ旅をした、その道中を描いた紀行文です。 【野ざらし紀行】を追って :伊賀上野ふたたび・・・ 杖を捨て爰に草鞋をときたれば山里の家年を越えたり あけび庵 年暮れて草鞋に明くや伊賀の里            あけび庵                 ** まつる…