「哲学」の日記一覧

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エロスの向う側

お気に入りの本屋がある。 そこに行くと、いつも、強い「知」の洗礼を受ける。 店主の話も面白い。 構造主義的で哲学的である。 生きる意味。エロいことの意味をコアなエクリチュールで意味化している。 とにかく、いろんな意味で立ち読みが止まらなくなる。 脳が、エロくなる。

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あけおめ ことよろ 新年早々おバカ日記

バカバカしいので読まないでください あけおめ ことよろ です。 若い頃は、文学が好きでした。 そこで、当時、やっと一般化してきた構造主義に接しました。 そして、記号論へ。 文学的視点からいうと、人間の世界は、「存在」とそれに付与された「意味」からできているということです。「存在」は、現実のことであり、物理的存在や時空の中で起きた出来事(営み)です。 ここで、「意味」の意味が重要になります。…

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宗教の終焉

哲学の到達点は構造主義といえます。人間の生き方に対する考え方の結論が構造主義というわけです。ところが、これが難解なんです。 構造主義の生みの親は類学者のレヴィ=ストロースですが、彼は言語学者のソシュールの言語理論をパクっているだけです。 ざっくり説明すると、人間存在、もしくは、個人の存在の意味というが、人間世界のあらゆる事象が、実態と意味によってできているということ。「人生の意味」「行動の意味…

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街歩きの愉しみ 3(東所沢)

バイクの車検をいつもとは異なるディーラーに依頼し、 その帰りに、東所沢を歩いた 東所沢駅を利用したのはおよそ40年も前のこと 武蔵野線が開通したばかりで駅前はまだ荒野といった様相にあり、 呑み屋が2軒、他に店舗が数件あったか無かったか、 仕事が終わると、 「ともしび が呼んでるよ」 そんな声に誘われて、 当時はまだ店舗でしか呑めなかったホッピーを煽った 若い独身教師が多かったこともあって、 そ…

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構造主義

記号論という概念があるが、なかなか理解するのが難しいです。 ざっくり言うと、具現的存在を文字なども含め「記号」と捉え、その「記号」から人間の「個々」、もしくは、「集団」、もしくは「人間社会」が想起するものを、「意味」とする考え方です。記号と意味がコードデ綱かっているので、記号論は、コード論、意味論と言ったりします。 そう考えると、人間も出来事も宇宙における全てのことが「意味」によって完結し、歴史…

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マルクス・ガブリエル (著)『なぜ世界は存在しないのか』読了

いやはや、私としては過去読んだ中で最も難解な本の一つです。 ネットで見た何かで興味を持って2000円以上するこの本を買ってしまいました(^^; 著者マルクス・ガブリエルの言う世界とは、私たちが日常使っている世界とは意味が違います。 私たちが使っている世界は、例えば世界一の世界ですよね。これは言うまでもなく人間の世界のことです。 ところが世界にはいろいろあって、"業界"のように非常に限ら…

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仏教は哲学かどうかという議論

仏教を学んでいる とか宗教などという言葉をだすと、 必ずと言っていいほど 仏教は哲学だというコメントがやってくる。 自分は哲学をちゃんと学んだこともなく 仏教も大乗仏教など他力についてしか 学んでいないので、 よくわからないというのが本音だ。 しかし ハッキリいって そんなことどうでもいいと思う。 仏教が哲学か宗教なのかを 論じたからといって 病老死の問題が解決するとは思えない。 また…

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M・サンデルの「実力も運のうち-能力主義は正義か?」

便利である。 一冊のまとめを解説する動画で9分。 本を読まなくても、概要のポイントは分かる。 そして、より知りたければ、その一冊にあたり、自分自身の目と頭で確かめればいい。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------…

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コロナ禍で

今日、BS1でイタリアの哲学者ジョルジオ・アガンベンの言葉が引用されていました。 内容を正確にここに記せるほど有能な頭ではないのでご興味がおありでしたらジョルジオ・アガンベンで検索してご覧ください。 本国でもかなり炎上したとの事でしたが、考えさせられる内容でした。 ・死者の権利 ・移動の自由 2つが主な趣旨であると仰っていました。

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哲学について

私もニーチェは好きです 哲学を理解していると人生観が安定しますね

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不倫も可・・・真善美の概念は否定されてます

大昔、プラトンという哲学者が 「イデア論」を唱えました。 哲学は、人間や世界の真理の探究を 目的にしていたのでそれらの 理想の在り方を捉えようとする 「イデア論」は、哲学や宗教の 基本となりました。 時は流れ、第二次世界大戦が終わったころ、 人間の存在の限りない軽さに気づいた人々は、 サルトルの唱えた「実存主義」に共感し、 世界にこのムーブメントが広がりました。 実存主義は現実存在を中心に置…

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哲学を語れないのは父親失格

子どもたちや若者たちが、生きる意味や目的を見失い、悩み苦しんでいるのは、父親が正しい思想哲学を語っていないからです。哲学とは真実を探り当てる考え方や見方を身に付ける術です。トランプやQアノンなどの人物たちが生まれたのも、正しい思想哲学を学んでいないからです。学校教育でも、そして家庭教育でも思想哲学が排除されてしまったことが、日本の最大の不幸です。 最新のブログです。↓ http://ischia…

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哲学より料理の方が楽しい

孫娘が「哲学」のオンライン・レッスンで4択の宿題を出され、私に相談に来ましたが、私も哲学の授業なんて受けたことはないので(受けていたって、とっくの昔に忘れていますが)、図書館から本を3冊借りて来て、片目が調子悪いのに無理してざっと眼を通して、この辺をよく読んでまとめてみな、と指導しました。テーマは「哲学者としてのガリレオ・ガリレイ」でした。結論として、ガリレオの科学者としての業績が余りに偉大で看…

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ニュルンベルクのマイスタージンガー

今年はバイロイト音楽祭が中国ウィルスの影響で中止、 毎年、この時期を待ち焦がれ、楽しみにしていたFM放送バイロイト音楽祭が、 今年は響かない。 仕方なしに、今、昨年録音しておいたものを聴いている ニュルンベルクのマイスタージンガー 私にとっては歴史的にも同時代的にも最も美しい曲 聴くたびに、精神は酔い、 今も身体に電気が走っている それにしても国を亡ぼすほど金を無心した強欲な人間が どうして…

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分析の知と統合の観

ベルグソニアンを自称されている木岡伸夫さん(京大文・哲学)の『風の論理 沈黙から語りへ』の冒頭に次のような一節があります。 「ベルグソンの根本思想は『純粋持続』の『直観』である。その直観とは、生の深みに働く創造的な意識を意識が自覚することである、と要約できる。それは、知性による分析を方法の主軸とする大方の観念論とは異なり、知性ではとらえがたい意識の動性を内部から追跡することの徹底性において、他に…