大振りの花咲く桔梗裏磐梯
新秋の光となりて滝落ちる 山根きぬえ 文机に初秋風を招きけり 阿波野青畝 初秋風いわき平の街角に 細見綾子 新秋やチロル木彫の皿軽し 有働亨 汐路 初秋を告げて湖水の瑠璃深し 今橋眞理子 小麦色の肌に映え新秋の服 アロマ 初秋の色なになにぞ山の川 飴山實 『花浴び』以後 秋口のこんにやく畑の峠かな 阿波野青畝 大振りの花咲く桔梗裏磐梯 アロマ…
新秋の光となりて滝落ちる 山根きぬえ 文机に初秋風を招きけり 阿波野青畝 初秋風いわき平の街角に 細見綾子 新秋やチロル木彫の皿軽し 有働亨 汐路 初秋を告げて湖水の瑠璃深し 今橋眞理子 小麦色の肌に映え新秋の服 アロマ 初秋の色なになにぞ山の川 飴山實 『花浴び』以後 秋口のこんにやく畑の峠かな 阿波野青畝 大振りの花咲く桔梗裏磐梯 アロマ…
《 五時半を過ぎて凄い雷鳴がした それ迄もゴロゴロと鳴ってはいたのだが 夕焼の空おしみつつ雨戸閉ず 田坂和義 夕焼の中の鐘楼仰ぎ見る 手島伸子 SLの煙突つ込む大夕焼 稲畑廣太郎 夕焼や笛の音に和ぐ港町 須賀ゆかり 風吹いて夕焼に漂うかに歩む アロマ 縮緬の波寄す入江夏夕焼 菅野日出子 大夕焼島影残し染めにけり 今井康子 山滴るコロラトゥー…
人家果て夏草の野の果もなく 谷榮子 夏草に汽罐車の車輪来て止る 山口誓子 甘樫の丘の夏草風騒ぐ 稲岡長 夏草や売地の札のそこここに 家塚洋子 夏草の青さざ波や宮の趾 長谷川翠 保津峡にトロッコ行けば夏草匂う アロマ 夏草や大型店のなぐり込み 長谷川歌子 夏草のはびこる島の滑走路 大室恵美子 夏草の匂ひの電話ボックスヘ 涼野海音 夏草や基地の…
連日熱中症危険アラート発令の今日、 やっぱりクーラーの効いたカラオケがいい。 コロナ禍だから、人の多いところは なるべく避けたいし、ここなら 隔離施設のようなものだ。(^_^;) 本当はカラオケ仲間とワイワイ 歌いたいのだけれど、 そこはもう少し我慢かな。 そう思えば、夫婦でカラオケは、 暑さ対策、コロナ対策の 一石二鳥だ、いや、我々シニアには 誤嚥防止にもなるから一石三鳥なのだ。 新し…
爽やかで清々しい夏というのを連想してみる その昔 ベランダに出れば 海浜のように心地よい夏があった 気温は40度近く 空は青く晴れ湿度は低かった 帰省の予定が近づいている事を 残念に思った それほど気持ちが良かったのだ 帰省して気温30度でも寒いと感じた 母は笑っていたが 郷里はいつも通りの夏だった筈 文芸「さいたま」に詩を投稿した夏で 掲載されたのは二度目と…
葛餅や町の古地図の包装紙 柴田久子 葛餅や今年沙汰なきクラス会 水原春郎 葛餅の包装紙に俳句あり アロマ 葛餅の半透明にある憂ひ 稲畑廣太郎 葛餅を経木にのせて売る菓子舗 湯本正友 手作りの緩き葛餅頂いて アロマ 葛餅の郷愁を呼ぶことしきり 大橋敦子 商店街の外れに葛餅を買う アロマ 葛餅を味はひ抹茶午後憩ふ 長崎桂子 夕焼をのせて潮の川…
サイダーの泡いつからか懐古主義 堀川夏子 サイダーの一泡ごとにある郷愁 鈴鹿仁 小説にサイダーはレモネードとも アロマ サイダーの可愛い泡が喉過ぎる 丸井巴水 サイダーの木桶に浮きて山の駅 柴田久子 サイダーに溶けゆく泡と帆船と 高田令子 旅先にサイダー冷えてごくごくと アロマ ゲーム「サイダーポップ」にのめり込む アロマ サイダーのシュワッとさざ波…
橋渡り八月の森遠く見る 浅井 詔子 きつつきや妻あり避暑の女として 古館曹人 ひととゐて落暉栄あり避暑期去る 石田波郷 この避暑地ポストの多きことうれし 森田峠 避暑散歩 よべ夏炉焚きし匂ひの避暑ホテル 高木晴子 花 季 りんどうに新しき色避暑期果つ 及川貞 夕焼 何よりも水がうまくて避暑の宿 服部真知子 山清水蛇口にあふれ避暑の宿 アロマ …