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「美人の日本語」という本を手にした。 花明り 埋もれ木 紅指し指 花氷 静夜・しじま 儚い 雁の使い 初心・ういごころ ---- 365の日本語 透き通る手書きの文字を見出しに、片面1ページにひとつの言葉 美しい人にプレゼントしたら、 とっても素敵な言葉をありがとうございました。 わたくしは こんなに美しい日本語を知らないでいたのだと感じ 入りました。とお礼を言われた。 わたくしは知…
前前回の日記の「ことば美人」にコメントを下さった方がお薦めの本、小山薫堂著『恋する日本語』幻冬舎文庫を読んだ。 著者は、第81回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した、映画「おくりびと」の脚本家。 あとがきに、『本』誕生のいきさつを述べている。 調べものをしていて辞書をめくっているとき、「刹那」という言葉に出合った。よく耳にはするけれどもよく分らない言葉のひとつで、「意識のおこる時間」という意…
「日本人も悩む日本語 」 加藤重広 朝日新書 副題に 「ことばの誤用はなぜ生まれるのか?」 とあるように、「これの正しい意味はXX, YYYは誤用」と正しい使い方を教えてくれる本ではありません。 誤った意味・使い方が生じ、広まり、定着するにはそれなりの理由があり、その過程を説明しています。 当然、 「XXXが元の言い方、YYYの理由でZZZという使い方が生じ、ZZZだったためそれが定…
今週に阿城という中国作家の本を読みました。日本語通訳本もあるそうです。文化大革命の時を舞台にして、三つの物語を語りました。 「棋王」は将棋がとても上手な貧しい少年のことを書きました。少年の母が「これは遊びよ、お金持ちがやるべきこと、仕事になれないので、勉強に専念してください」と言いました。でも少年は将棋が好きで好きでたまらないのです。そしておかさんは勉強が上手にできたなら、将棋を少しやっ…