河童・羅漢・道祖神と彼岸花(常泉寺)

餅つき道祖神

「杵搗の阿うんの息の合ってきし」(鈴木貞雄)

 道の神或いは衢の神などとも呼ばれる道祖神。村境、峠などの路傍にあって外来の疫病や悪霊を防ぐ神として建てられたが後に縁結び、旅行安全の神として祀られるようになった。
よく目にするのは男女仲良く並んだ姿の道祖神だが、ここには夫婦だろう二人が餅つきをしている姿が彫られている。珍しいな、と思ったが調べてみると結構多いようで道祖神の形式分類に「餅つき道祖神」とあった。豊穣祈願なのだろう。

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