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第二節 岩沼宿 ― 武隈の松と名取・笠島編の倒置
はじめに ここでは奥州街道編として「伊達の大木戸」と今一つ、岩沼宿の「武隈の松」と名取笠島の「薄のかたみ」の俳文が、実際の道行と逆に記された点に注目してみたい。 なぜ、芭蕉は俳文を実際の旅と入れ替えたのだろうか? 金沢則雄氏は、「笠島と武隈の章とが曾良の「随行日...
新説・奥州仙台領内の『おくの細道』現代訳
平成8年、芭蕉自筆とよばれた奥の細道(野坡本)が発見された。以後、多くの国文学者が新たな解釈を加えてきた。しかし、仙台領内は俳文が多い割に俳句が少ないの分、注目すべき新たな解説が少ない。 約20年にわたる調査研究の報告をここに公開したい。 本文を何度も声を出して読...
奥州仙台領内の『おくの細道』の謎を解明
これまで、「伊達の大木戸」を経て白石に入った芭蕉一行が、最初に笠島・かたみの薄(西行)を詠み、中将実方の墓を記した後、倒置して岩沼宿の「武隈の松」を後に書いている。 何故、左記に訪ねた岩沼宿を後に倒置したのか? この謎の解明を報告します。 はじめに ここでは奥...
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