黒潮の洗ふ岬の紅椿 　原桂子 　湘南の海眩しめり椿山 　関根喜美 　斑入りのピンクの椿庭に咲く　　アロマ 　碧眼の点前美し佗椿　 杉本綾 　丈低き白玉椿咲きそろふ 　阿部ひろし 　大島の椿街道巡るバス 　片岡良子 　唐招提寺塀際に寄せ紅椿　　アロマ 　蜜を吸ふ野鳥にゆるるやぶ椿　 川井素山 　野の道に八重の藪椿一凛よ　アロマ 　ほつくりと夕づきてをり白椿 　井…

　目つぶりて海女が髪硫く桃の花 　樋口英子 　ポイプ椅子出払ひにけり桃の花 　飯塚ゑ子 　桃の花 満開にして紅濃し　　アロマ 　遠山に雪置き桃は花見頃 　東海千枝子 　桃の花甲斐の空まで染めにけり　 唐澤まさし 　満月や桃の花咲く里の上 　須賀敏子 　桃の花甲府盆地をあふれだす 　根岸善行 　有明けの鯛の田麩や桃の花　 雨村敏子 　桃の花春慶塗の昼行灯 　福田か…

　見納めのお多福桜枝低き　 石川かおり 　桜前線の一寸一服風ひと日 　横田矩子 　なぞり読む八一の歌碑やさくら散る 谷村祐治 　人形の肌のつめたき夜のさくら　 細川洋子 　桜狩野山歩いて深呼吸　　アロマ 　 　空港に旅のあふれて暮の春 　塙告冬 　 　松籟に混じる波音春時雨 　阿部月山子 　春時雨エーゲの海もけぶるなり　 夏目満子 　まどろみてゐし間車窓は春時雨 　…

　見惚れゐる魯山人描く桜花の図　 小澤淳子 　桜から桜へ橋を渡りけり 　加藤克 　写真とて淡墨桜に息を呑む 　大橋敦子 　この風に満を持したる桜かな　 中島あきら 　しあはせの色あけぼのの初桜 　松本圭司 　窓に見る桜満開空蒼く　　アロマ 　家系図のなき家系なる糸櫻　 吉弘恭子 　四阿にあまた人呼ぶ糸桜　 西田史郎 　山風をひと日纒へる糸桜 　辻知代子 　薄…

春は新たな命の息吹を感じる 近辺の桜の枝に、つぼみが見え始めている 先日、某書店の催事コーナーに、縄文時代の土偶のレプリカが販売されていた ５cm程の陶器製のものである 土偶と言えば、ハート型の顔をしたものや、豊満な女性の体型のものなどが多い 僕が買ったのは、青森で発掘された遮光形という分類の土偶だ そのなかで、代表的な土偶のレプリカになる たしか、中学校の社会の教科書に写真が掲載…

　しばらくはひとりでゐたいおぼろ月 　松沢久子 　初蝶の触覚のびる朧月 　中林明美 　宵闇を彷徨うかに朧月　　アロマ 　おぼろ月回り道して我が家まで　 河合笑子 　船舫ふ隠岐の港のおぼろ月　 長澤健子 　朧月夕餉に菜の花辛し和え　　アロマ 　ローマにて夫と仰ぎし朧月 　品川鈴子 　桐の木にかかりて大き朧月 　神田美穂子 　思ひ出に老若はなし朧月　 西村梼子 　…

　ふるさとのごと戻り来し花の下　 佐土井智津子 　杣道に踏み入り花に逍遥す 　大久保白村 　しだるるは風に遊べる花心　 稲畑汀子 　宵闇にいとも艶やか花の色　　アロマ 　参道の凹みふくらみ花の風　 吉弘恭子 　天地有情さくらの花の散る限り 　大橋敦子 　この頃や開花予報のかまびすし　 出口賀律子 　花どきの吉野の和紙の白さかな 　岩上とし子 　池の面に枝差し伸べ…

20代(昔々…)の事 花見といえば思い出すのが 桜の名所で会社(営業所21名)の桜見を計画。 私の家が近所と言う事で(白羽の矢が…)、所長黙認？？？ 早退して、場所取りから料理(実家で母の協力で手作り)まで用意。大変盛り上がり楽しい記憶です。 共通の楽しい話題があると、毎年その時期がくると(花見はなくとも)花が咲いていました。(退職したあとも会う機会にも) ○○ハラなどの言葉がまだ知れ渡っていな…

先日からＪＲ西日本では、運行ダイヤ改正が始まっている 快速急行などの本数を減らしている 幸いにも、僕が通勤に乗る快速急行は、今まで通りの運行だ 数分の違いであれども、ダイヤ改正による乗車時刻の変更に、不便さを感じる人もいるだろう 今回の運行数の削減は、コロナ禍による乗客数の減少からくるようだ ＪＲの経営状況にも暗い影がさしているに違いない 運行数を減らすと言うことは、その分、電車一本…

　花筵活断層の真上とか 　成重佐伊子 　青空に一組だけの花筵　 波戸辺のばら 　花むしろ昔木の下で昼寝して　　アロマ 　花筵紙コップに酌むロゼワイン　 秋友昌子 　花筵塩に旨味のうで卵　 篠田純子 　それぞれの空気のちがふ花筵　 成宮紀代子 　山里や日溜りに敷く花筵　 佐俣まさを 　花筵鄙の母校のチャイムかな 　久留米脩二 　花筵一句を記す箸袋 　土江比露 …

戦場と化した🇺🇦の地から送られる映像に雪が見える ポーランドに逃げる女性も子供らも冬着を着て、白い息をきらしていたりする くしくも、日本列島で桜前線が現れる頃には、ロシアの戦車や装甲車がキエフを占拠しているだろう ウクライナに春が来る頃、戦争は終われども、心からの平和の花は咲きそうにない 拙句一句 花の宴 開花満開 花筏（はないかだ） 桜の花びら一枚一枚に、人の命を人生を見るようだ …

　毎日、暖かくなって、桜の開花ももうすぐです。 食欲順調で、今朝は、ＪＲ駅内でちょっと豪華なモーニングを食べました。 テレビでは、日本の歌、美空ひばり　の懐かしい歌を見ています。 それにしても、美空ひばり　の歌は多い。 大変な才能ですが、歌だけの世界で本人は幸福だったのか? 考えさせられます。 現在のウクライナ攻撃戦争について一般人としての対処法を考えました。 　戦争を指令されても、実際に…

今日は誕生日です。 嬉しくもなし冥土への一里塚という事も言えますが、朝から多くの誕生祝のメールもいただいて、有難いことです。 ４日前に15年続いているウオーキング仲間から、臀部の筋肉の退縮を指摘され、朝夕各50回のスクワットを始めました。 今朝も朝の部は終了しましたので、3日坊主は回避できました。 Facebookには何年前の本日貴方は何をしていたというリマインド機能がある様で、7年前には…

　魚跳ねしところに枝垂桜かな 　卓田謙一 　低気圧近づいて来るさくらかな　 西村しげ子 　朝ざくら潮目潮目に渦生まれ　 朝倉和江 　雲流れ大山桜傾けり　 山村修 　桜咲き夢の如くに霞引く　　アロマ 　朝桜さざなみこそは水の花　 香西照雄 素心 　朝桜天にまつたき藍満ちぬ 　仙田洋子 雲は王冠 　朝桜窓を全開して掃除 　高橋笛美 　朝桜桂郎しやべり出すラヂオ 　石塚友二…

近所に流れる川沿いに桜並木が続く道がある 桜のトンネルと呼ばれる、桜の花の咲く枝の下をくぐるかのように歩く道だ ５キロあまりも続く桜並木だ 数多の桜の中には、樹齢１６０年あまりの老樹もあり、その太い幹から伸びる枝に咲くひときわ数多の花が目を惹く 万葉集にいくつも和歌が詠まれた歌枕である佐保川沿いの道になる あの桜を愛でた西行の佐保川を詠んだ和歌に、 見渡せば さほの川原に くりかけて…

　間合いよく桜の花の散ることよ 　小野喬樹 　夜桜の風重くなる城下町　 鷹羽狩行 　花吹雪舞い立つように城下町　　アロマ 　風なくて西行桜花こぼす 　小林たけし 　夕桜一年前をふと思ふ 　侭田伊都希 　裏山に風鳴るばかり遅桜 　成重佐伊子 　青空の奥の方まで桜かな 　星野早苗 　振り向くと桜の間に繊き月　 松本米子 　繊月に歌うかに花散り懸かる　　アロマ 　…

　梵鐘のたゆたひ消ゆる山桜 　清原彰子 　老幹のさくら吹雪や廃寺跡 　高原純徳 　花吹雪路上を滑る城下町　　アロマ 　魚跳ねしところに枝垂桜かな　 卓田謙一 　絵巻めき堤のさくら十重二十重 　乗光雅子 　朝の日を土にすき込むさくらかな　 中野京子 　中空にさくらしだるる秘仏堂　 青山悠 　咲き満ちて青ざめている桜かな 　田中空音 　夕桜風に揺らいで花吹雪　　ア…

あのアベノミクスの悲願であったデフレ脱却 それは叶わなかったと思う しかし、くしくも世はデフレの呪縛から否応なしに、解き放たれるようだ ウクライナ危機に端を発する原油価格の高騰に、成すすべのない世界経済 原材料、製造費、運賃に原油高が影を落とすコストアップインフレの始まりを感じる 一方、金価格の高騰、不動産の値上がりも取り沙汰されている 平成のバブル景気とは、そのありようが全く異る不…