冬は流石に花の数が減ってしまうのですが、ヒートアイランドの都内は、多少時ならぬ雪などパラついても、美しい花々が頑張ってもいるようです。 青空とのコントラストも良いものですが、白い空に溶け込む姿の方に魅力を感じてしまいます。 見事な斑入りも酔狂さも都内の狭さ故に、凝ったものを選ぶのもこの北の十条の町にも有ったようです。 路地裏を覗き込んで、素敵を見つけ出します。 余分に有る好奇心が、何時…

朝はまだ雨の落ちていなかった都内ですが、戻った自由が丘の駅前の歩道はしっかり濡れていたので、北への脱出は大成功だったようです。 晴れ男は、逃げ出して雨を避けるのも又雲を読み切る・・・イヤイヤ天気予報を信じただけのこと。 今や便利になった都内の電車の乗り入れの私鉄は、先日の横浜の元町から都内を抜けて埼玉県の川越も結びます。 ここ自由が丘は、様々に自由に動けるターミナル駅なんです。 運良…

昨日自分へのプレゼントが届きました。 キャノンレンズの創始者ともいえる伊東宏氏の遺作で、唯一設計者の名で求める惚れたお方です。 F1.5という明るいものも有るのですが、金額も実際の使い勝手も良いF1.9という微妙な数値が気に入ってもいるからでしょう。 じゃじゃ馬のF1.4のプラナーも有るので、写す場所や時間帯で使い分けです。 見初めたように見目美しいクリアなもので、これで60年を越えた同…

しっかり確実に写し取る仕事を今、ちゃちゃっと終えましたが、私情を挟めない画集のお手伝いですので、美しいも優しいも無いビジネスライクさも有るものです。 仕事ですから、何を求められるかが大事にもなります。 勝手に自由になすがままにの身勝手な息抜き、今は抜け過ぎですが大事な休日の過ごし方になります。 先日の伊勢崎行きは、廃屋に哀しんでいただけで無く、美しい花たちに迎えられ、さらに人にはあまり出…

城跡も形跡も無い伊勢崎城ですし、当事は赤石城とも言われていた様です。 なぜか駅前に有る、大手町の地名です。 そして有った武家門通りの路地裏・・・それが確信にもなった伊勢崎神社の見事過ぎる壁面に残る彫り物です。 街の廃屋の多さと、何時もの様に人通りの少ない街中は今では驚かないですが、かつての繁栄の証は何かの違和感で残っているものです。 だからこそ選んだ今回の遠足の目的地でした。 400…

実は、今日は所用で朝早く出掛けたのですが、そのことはまた別仕立てでお伝えします。 昨夜出先からの帰りにも確かめて来たのですが、既に満開を迎えていました。 多少遅かったかもしれない程のヒマラヤさくらです。 十月桜や秋桜の系統は、小さくてポツポツと思い出した様にも咲いています。 白い花が多く、たまに薄いピンク色でしょうか。 そんな中で、12月に満開を迎えるヒマラヤさくらは、花も大きく、…

かなり傲慢なタイトルになりましたが、多少は仕事の部分でもあるので、黙ってこれくらいは何時ものこととの成果ですが、天気だけは裏切られました。 一日中晴天だった筈なのに、箱根の山の上にはしっかりと雲が張り付いていました。 時折の気まぐれの木漏れ日が、少しだけのプレゼントです。 朝通勤、通学の方とは逆方向ですので、ずっと座れての小田原、さらに箱根湯本から登山鉄道です。 何度か乗ったような、初…

仕掛けられた、仕込みの絵の様な気さえします。 若いベッピンさん？・・・ついでにちょこっと覗いてみましたが、見事に裏切られた同世代以上の方でした。 足元を見れば、失礼ながら納得です。 それにしても絵に成ります!! 足元を見るとは、良く言ったものです!! だからこそ、気を付ける足元ですし、旅先だけで無い紅いスニーカーの多さです。 足元からパワーが沸いて来ますから。 下着もですが、見えない…

都内でも西の端に住む人間ですので、東側のレトロで和風はたまに味わうだけで良い人間の一人です。 今では畳の部屋も、ご飯さえ外でしか頂く事の無い、奇妙な日本人の類いのようです。 何時からなのか、今では不明。 下町エリアは人生の中で、しばらく立ち入らなかった時期も永かったので、路地裏とか塀のない家とかに驚いた時もあったのですが、今ではちょくちょく出掛ける異文化発見です。 どうしても横浜の方に近…

かつては計算と経験との中で撮っていた絵が、簡単にさらに確認しながら楽しめるミラーレス一眼レフカメラの存在です。 このカメラとの出逢いが無ければ、敢えて無茶なオールドレンズとの出逢いも無かったと思います。 最初はコンパクトなミラーレス一眼レフカメラでしたが、やはり等倍でレイアウト確認、さらに14倍まで拡大してピント確認可能なのも、マニュアル回帰の起点です。 一眼レフでのマニュアルレンズは、…

失う事が人生なんて切ない現実なんてことも、実感の身の上です。 それでも、飲み込まれてひがみ根性など生み出しては居ない筈です。 分相応、自らの歩幅も知るからでしょうし、離した手には必ずそれ以上が掴めることを知るからでしょう。 ギリギリのところで垂らされる観音様の紅い糸です。 こんなことも何度も経験すると、確信に変わると思い込むのも心底甘く出来ているからでしょう。 人間なんで都合良い方を…

まだまだ懲りずに日焼けの日々です。 勿論、頭だけは注意しないと、頭の皮も剥けてきますので、ここだけは仕方有りません。 ノーガードで一年中無防備でも、シミ、シワに無縁ですので、鈍感どころか相当の面の皮の厚さでしょう。 だからこその寒さ知らず・・・なのかも。 御陰さまで、寒さ知らずでエコモードの生活です。 薄着で、暖房器具の必要も無しで、ストーブもコタツも有りません。 精々エアコン暖房…

本来午前中は雨の予報だったはずの関東地方でしたが、早々と雨は止んでしまった。 余りに気持ち良いので、自由が丘まで歩くのですが、緑道で水玉を撮ったりしながらですので、何時もの倍の時間が掛かってしまいました。 こんなことも何時もの事ですので、道草の常連です!! 向かった先は、ご紹介頂いた神奈川県の北の相模湖駅でしたので、2時間近くかかりますので。 着いた時に食べ損じないように駅前の食堂で腹…

Angel′s share の味気ない英語表現より、“天使の取り分”とか“天使の分け前”の日本語の方がやはり味わいが有る様です。 こんな香り豊かな50度のシングルモルトのストレートと、水割りを朝の10時に楽しんだ今日でした。 今日の旅の楽しみは、ウイスキーと富士山、さらに御殿場線の旅。 さすがに甲府から沼津までの全線は5時間も掛かるので、ショートカットの松田駅からでした。 オマケは、沼…

何時も持ち歩くレンズが増えていくばかりですが、奥の手の劇薬も上手に使えば劇的なマクロのどアップで、鮮烈な絵を作り出せます。 見ていただければ分かるものですが、季節外れのガクの無い紫陽花の花です。 数ミリの小さなものですから、巨大に見える蜂ですが身体の大きさは1センチも無い小さいものでした。 300ミリのミラーレンズの出番来たりです!! ミラーレスレンズの為に、 マイクロフォーサーズ専用…

今回の会津への旅を決心したのも、会津若松では無く隣りの七日町の古い町並みと、近い距離に有る喜多方もそんな町並みと造り酒屋の存在でしょうか。 なぜか山間の町は、水の流れの音を感じますから、お米の産地なら多くの酒蔵も当然でしょう。 すでに何度か出向いていますので、観光名所は今は無用です。 城下町のみの探索です。 それでも街中も巻き込まれた戊辰戦争だったようです。 悲しい歴史を乗り越えての未…

人の多い場所、さらにセンスの最先端は、町並みも通りすがる方達のマッチングも実に素晴らしいものです。 撮ろうとしている中に偶然入り込む方の絶妙な組み合わせに、パソコン上で大きく開いての歓声に変わります。 実に面白いし、これも微妙に離れて撮れる中距離レンズだからでしょうか。 ほぼ開放のF1.8か、二絞りほどで浅い深度がボケ加減の調整です。 写さないように写すとは、奇妙な言い方ですが、多くの…

兎に角、何時も悩ましく、難しい被写体の曼珠沙華です。 だからこそ今回のメインレンズは、85ミリのプラナーと50ミリのカラースコパー。 きっとカメラ好き、写真を撮っておられてもピピッと来る方は僅かでしょう。 永年、レンズに造詣が深い方や、オールドレンズの沼の住人辺りでしょうか。 ドップリマニアックの世界です。 世界で認められた銘玉の一つですので、扱いを楽しめれば多くの答えを出してもくれま…

何時泣き出すか分からない彼岸の入の都内です。 今では、無神論者の邪悪な人間の一人ですが、そんな中でも無邪気に寺院に足を運ぶ無礼者です。 境内の美しさや、お宮の見事さに心奪われるからでしょうか。 時に色っぽいお宮さんとの表現までしますので、罰が当たりそうです。 そんな中でも今頃になると行きたくなるお寺さんの一つに、小田急線の柿生駅近くの古札の浄慶寺さんです。 柿生という地名の如く、柿の…

今都内は、夏の終わりの苦しみの中で、秋を生み出す涙を流していますが、余りの大泣きで、マンホールの蓋まで吹き上げる始末です。 連日のことですので、昼間の青空が信じられませんが、夕方にはなぜか暗い雲が覆い出して、時には雷鳴と共にのゲリラ豪雨には参ります。 連日なら更に切ない、溜め息に・・・ そんな中でも、ミニベロで出掛けて、行き帰り奇跡的に止み間に移動可能なのも何時もの事なので、今では怖い程…