「煩悩」の日記一覧

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わからないままで救われている

いのちの世界 他力によって生かされ死なされていく世界 生死一如 先日、 これらに対して 納得を求める自分の姿勢の誤りに気がついたのだが、 もうすこし丁寧に言うならば、 次のようになる。 上述の事柄は 悠久の昔、はるか以前から 厳然と存在している世界である。 もともとそういう世界が存在していて 自分はあとからやってきたにもかかわらず、 身に沁み込ませなくちゃとか納得しなくちゃ などと追い求め…

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愚痴や凡夫の思いを持ったままで お助けにあずかっている

妙好人の東政二さんは92歳 ほぼ寝たきりでリウマチの痛みや 体のだるさ、思うように動かない手足を抱えていたが、 こういったことは生死の事実 現前の真実としてあたり前のことと捉えている。 しかし、 かたや人間は 分別煩悩にまみれているので 愚痴を言ったりいろいろな思いが心に浮かんでくる。 そうした「愚痴や凡夫の思いを持ったままでお助けに あずかっていると頂いている」という姿勢を 貫かれている。 …

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『 鶏頭や煩悩尽きること知らず 』瘋癲老仁妄句zrq3001

★ ゚゚・。・゚♥゚・。・゚ ❤ 瘋癲老仁妄句 ❤ ゚・。・゚♥゚・。・゚゚ ★ ❤ 瘋癲老仁妄句zrq3001 ――♪♥♪―――――――――――――♪♥♪――      鶏頭や煩悩尽きること知らず ――♪♥♪―――――――――――――♪♥♪――  > 橘の 寺の長屋に 我が率寝し 童女放りは 髪上げつらむか   。。。作者未詳 (巻16・3822)  【 仁…

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自力だった

「おらは助からぬと決定したら 阿弥陀様は必ず助けると決定なされました。」 と告白した妙好人の庄松さんについて 考えているとき、 ふと次のような思いが浮かんだ。 仏心があるとわかって すごく喜んだのだが、 それは自力の道具が見つかったと 喜んだだけではなかったのだろうか。 仏心という道具を使えば いい人間になれる、楽になれるという 期待感万歳だったのだ。 以前宗教の先生にいわれていたこと …

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「おのずと」の意味

不生の仏心のままでいなさい という事に対して私は、 「そうするように努めなさい」 と捉えていたことろがある。 ここにあるのは、 不生の仏心という''いい心''と 自我の煩悩という''悪い心''の 二者択一になっていて、 どちらにするか自分で選び取るという考えだ。 これは自力そのものといえる。 そもそも 凡夫である私たちには 自分の力で煩悩をやめることなどできない。 ここがまだ徹底してい…

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問題視することの愚かさ

宗教に造詣深いお気に入りさんが 次のように述べていた。 【問題だ問題だと騒いで、 それが解決できないと世の終わり、 自分の破滅みたいに慌てふためく。 じつは騒いでいる人が問題をつくり巻き起し そして慌てている。 はじめから問題を作り出さなければいいじゃないか。】 人一倍騒ぎまくる自分のことだと感慨深く拝見した。 きのうは検査結果を聞きに行ったのだが、 あいかわらず 腎機能やコレステロール…

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煩悩が収束する仕組み

仏心に気づいてから、 仏心を守ろう汚さないようにしよう という気持ちが芽生えてきた。 一見いいことではないかと思われるが、 これは自力のはからいに他ならない。 仏心を汚さないようにしようという その思いの背景にあるのは、 身ぎれいになりたいという我欲なのだ。 立派な自分になって 「これでよし‼」と自己承認をしたい。 あわよくば人から褒められることも あるかもしれない と。 仏心は私が守っ…

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どれだけ煩悩に目がくらんでいるのだろう (自分のためのメモ)

「多くの人にとって、人の不幸は蜜の味なんですよね。」 と同意を求めた方がいる。 ボクは同意しないし、そもそもそれは浅ましいし 恥ずかしいことと思う。 人の不幸をみて、こころ秘かに楽しむ人は、 こころの中で、「ザマ見ろ、いい気味だ」という感情に 浸っている。それでいい気分になっているのだ。 おおっぴらには言えないが、こっそり楽しんでいる。 「それ!ザマ見ろ!」と思うということは、その相手が い…

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煩悩が収束するのは

宗教に造詣深いお気に入りさんの日記に、 次のようなことが書かれていたことがある。 【宗教的な直覚、あるいは覚りというものは、 自分の状態を含めたこの世界そのものを、 直接つかむということです。 かの達磨大師が説いたように、 禅とは「直指人心、見性成仏」と表現されていて、 認識の中に認識主体の自分がいるのです。 哲学的な見地からは、これは矛盾していて、 認識されるものと認識する主体は、 主客対立…

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手放し始めている

先日、ウオーキングの最中 頭の中に どこからか降ってわいたように 声が聞こえた。 仏性があるから大丈夫だ というもの。 競争や嫉妬に明け暮れる人生、 自分をほめろー 自分を認めろーという自己顕示欲・・ それによっていくつもの人間関係を壊してきた。 しかしとうとうそのやり方が行き詰まった。 以前から教わっている宗教の師匠より、 1番でなければならないという 命題を持っているから 嫉妬が起…

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それに関わらなくなってくる

宗教に造詣の深いお気に入りさんが コメントをくださった。 以下の文。 【自己中心構造ということが、見えてしまったら、 なぜという問いの発生源は消えてしまいます。 本当に見えてしまったらですが。 自己中心構造に寄与するような、 あらゆる種類の解決というのは、 本当の解決にはなりません。 自己中心構造のなかで起きる ゆらぎの一つに過ぎません。】 とある。 どういうことを言うのだろう? 考え…

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執着心

あらゆる煩悩の背後には 自分可愛さ、自分への執着がある。 たとえば、 子どもを手放せない親というのがいて、 自立を阻止したりするわけだが、 その背後には子どもへの執着が潜んでいる。 子どもに執着というと、 子どもが大事で大事でしょうがない というイメージがあるが、 子どもを大事になんかしてはいない。 子どもを自分のモノとできたり 思い通りにできる満足感を求めているだけだ。 要は 自分…

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根っこの深さを思い知った

嫉妬の怒りや 自分に悪い態度を取る人への嫌な気持ちに対して、 それを排除しようとすることが固着を招き、 苦しみの原因になっているということがわかった。 その思いに執着しなければ、 無常に従ってその感情は流れ去っていく。 それを実践してみて すごく楽に生きられる自分を発見した。 これからは楽に生きられるんだと 喜び勇んだのだが、 それもつかの間。 今日あることに気がついた。 先日からある嫉妬…