「走る」の日記一覧

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「本物のお婆ちゃんになった」

朝起きてラジオを点けると、武蔵野線がストップしていると言う。霧のためだ。玄関を開けて驚いた。これほど深い霧が家の周囲で見られるなんて滅多にない。すぐに子供たちにメールした。 行くか。今日は自主練習の日だ。他にも用があるから早目に行って切り上げよう。 「市民の森」に着いて、まずは一周を歩いた。湿った空気が心地よい。もう喉もおかしくない。冬の森は見通しがいい。牧場に寝そべっている牛が見える。 …

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「カッコイイ70代」:52,1

いつまで経っても来なかった。違うコースにでも行ったのだろうか。今までなら私と一緒に走り出しても、私はすぐに周回遅れになり、みんな私をまた追い越して行った。だが、カントクが一緒に行くとは思えない。 何度かきょろきょろ後ろを見たが、林の中はしんと静まり返っている。この林は新年になったら綺麗に雑木が刈り取られ、見通しが良くなっている。このまま一人で走ろう。 最初の2周は出来るだけ速く走った。駅伝と…

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「普通が一番」

やっぱりこの人達の中にいたい。仕事より何より最優先すべきはここ、ジョギングクラブだ。 前回と前々回、一緒にゆっくり走ったり歩いたりしたお二人とは、今回離れる。二人は出ないが私は出るのだ。先を行くあの人に続いて行こう。 いつだって最初がキツイ。あの人には何とか付いて行けそうだ。ところが、車が走る大通りから左に曲がると、途端に引き離された。 いい、いい。競争しているわけではない。自分のペースで…

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○○歳で走る

先日NHKで午前11時30分位に放送していたのですが、 何と83歳の女性が週4日ほど走っているのです。 ちゃんとスケジュール(メニュー)作り距離も日により変わり最後の2キロは必ずスピ~ドを上げるそうです。 走り始めたのが70歳だそうです。 初めは10分歩いて10分走るのから始めたそうです。 妹と二人暮らしで肉と魚を交互に食べているそうです。 マスターズの世界記録を持っています。 世界に遠…

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「がんを生きる」

「用があるので失礼します」 店を出るとそう言って私は走り出した。すぐに息が切れた。赤信号でよかった。渡るとまた走った。 続けては走れない。当然だ。仕事した後だ。同僚が具合悪く出勤できなくなったと上司から電話があったのが前日。翌日の予定は5時からの忘年会だけ。引き受けるしかない。それで急遽仕事となった。 もちろん自転車で出社しているから「頑張れ大腿四頭筋」とつぶやきながら帰りの坂道なんぞは昔懐…

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「来てくださるのが嬉しいんです」

「ヤバい。美味しい。」 一升瓶からコップに半分ほど注いでもらったお酒のなんとフルーティなこと!大吟醸『八海山』はこれほど美味しいのか。 私が知っている最初の『八海山』は2級酒。子供の頃、故郷で普通に売っていた。特別美味しいとも思わなかった。高校生の私にも父は年に一度は大っぴらに飲ませてくれた。大晦日だ。 子供の頃、毎日のように眺めた山の名は格別だ。普段日本酒は飲まないが、飲む気になった。乾杯…

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山行きたい、走りたい。。。

悪夢の13連勤が終わり、やっと休みです。 今は、 山に行きたい!!! 走りたい!!! お盆休みはどこの山に行こうか、今から考えておこう。 ひとまず、今日の夜くらいは走ろうっと。 市内のジョギングですね🏃 おもいっきり汗をかきたいです。

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桜④ジョギング編:「よけない、よけない」

「〇〇公園までゆっくり走りましょう」 リーダーの言葉にホッとする。いつものコースだと走れる自信がなかった。 「その先の緑地まで足を延ばします。」 そこは名前だけは知っていたが、まだ行ったことはなかった。 集まったメンバーは10名ほどで今までで一番少なかった。皆家族と花見に出かけたのだろう。「桜を目指して走る」。人生初だ。想像しただけで笑顔が浮かんで来た。 その前のクラブの日は「市民の森」…

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「一人でいい」

スタートしたときには先に見えていたスカイツリーが、いつの間にか後ろに見えている。次から次へと私を追い越していく人の背中を見ながら走る。 堀切菖蒲園駅を降りて、仲間を待つ。同じような人が何人もいた。すぐに合流し、菖蒲園目指して歩く。高速道路が圧し掛かるように頭上を走る荒川の土手に上がると、マラソン大会会場が見渡せた。 受け付けはないが、ゼッケンを見せると参加賞のタオルがもらえる。だが、そこは…

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「優しくしないで」

私の右側を走り過ぎる人がいる。また来た。まただ。もう数えるのはやめだ。私でまた前の人との差が広がる。仕方がない。これが今の私なのだ。 それにしてもやっぱりシンジラレナイ。運動など無縁な人生を送ってきたこの私が、60歳を過ぎてから走っているなんて。自分が一番驚いている。 やっぱり生きていることが一番だ。生きていれば、こうして想像もしていなかった自分に出会える。などと思ってみたが、やっぱりキツイ…

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「タスキ」

「二区はAさん、三区はBさん、一区がいないねえ。Cさん、どうだい?」 「いやいや、だめだめ。」 走った後のミーティングに参加した。1月の市の駅伝大会にこのクラブは参加するらしい。驚いた。ほとんどの方が私より年上なのだ。この大会はずっと昔応援に行ったことがあり、先頭は全国的に有名な高校が彗星のごとくに走り過ぎ、そのあとを高校生やら中学生のチーム、消防署などが走っていた。シニアの姿など見た記憶がな…