「走る」の日記一覧

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「アベノマスク来た~!」

「アベノマスクが届きました。宛名がないんです。」 「郵便局員が配達するだけなんだよね」 「差出人も分からない。マスクの会社名もないし。」 「中に書いてあるんじゃない?」 「書いてなかったら、そんなの怖くてできないよ。厚生労働省に電話した方がいいよ。」 (ビニール袋を開封したら、「差出人 厚生労働省医政局経済課(マスク等物資対策班)「問い合わせ先」の電話番号もある。) 「10万円は?」 「…

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「妖精居酒屋?!」

久しぶりの仲間とのジョギング。天気もよく、鼻歌交じりでバイクを飛ばす。 もう直ぐ市民の森に着く頃、真っ白なワイシャツ姿の中学生を追い越した。 三人が嬉しそうに喋っている。またいる。まただ。視界には見たこともない中学生の数。今まで一体何処にいたのだろう。 皆が学校に向かっている。そうか、学校が再開しても、部活動がないから皆同じ時間に行くのだ。 おかしい。また男子だ。男子だけの登校?校門には…

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「『コロナ疲れ』の解消に」

「通りまで走るよ」 思い掛けなく先頭が言った。 それまで歩いていた。散歩とは違う速さだが、今までの歩きよりはゆっくりだった。 「今日はゆっくりなんですか?」 「そうでもないよ。」 「この前は付いて行けなかったんです。」 私は2周目に先頭に言った。それを聞いた先頭が判断したのだろう。 久しぶりに走るとキツい。 「歩いてちゃだめだって⚪⚪さんに言われてさあ。」 後ろのコーチが言う。コ…

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「自然に間隔を空けた」

急いだ。なんせ翌日が休みだと思うと、ついつい夜遅くまでテレビを見てしまい、寝坊する。 久しぶりに走る格好に着替えた。いや、本当は最近は朝格好だけは走る格好に着替える。だが、近所をちょこちょこっと歩けばまだいい方で、絶対に走らない。 ジョギングクラブの集合場所には既に6,7人集まっている。コロナウィルスのせいで公民館は休みだから、一ヶ月以上会っていなかった。 直ぐに準備体操になった。間隔は自…

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こんにちは、ここにお邪魔して10年位?良く分かりませんが、また開いてみました。最近の趣味はウクレレで昔の歌を好き勝手に歌う事です。技術は無く、僅かに覚えたコードで引くだけで、それ以上の発展は無いですね。今はコンサートタイプが欲しいです。周囲にはウクレレはもとより、その類いで趣味人は居ません。技術向上が望みです。もう少し練習してみます。。

見出しで終わりです。取り敢えず。

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「ゆっくりでいい」

また自主練習の日が休みだ。アラームはいつも五時。枕元のラジオを点ける。起きたくない。足元の湯たんぽが心地いい。 うつらうつらラジオを聞くでもなく聞いた。世界の何処かで誰かのために懸命になっている人がいる。 目覚めたら7時を過ぎていた。迷うことなく走る格好に着替えた。 市民の森に行くと既に仲間がいた。一人が犬を連れている。違う、長さを測る輪っかのような器具を転がしているのだ。 ここを走り始…

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「転んだ」

左足が何かに引っかかった。まるでスローモーションのように体全体が前に倒れていく。両手が綺麗に前に伸び、バンザイの形になった。 転んだのだ。幸いコンクリートではなく大地の上だ。打ったのは、右足の膝。土が付いている。分厚い手袋をしていてよかった。手袋も汚れている。 前を走るコーチが大丈夫かと寄って来る。後ろに続いていた先輩が声を掛ける。 「私もこの前転んだのよ。木の根っ子があるからね。」 私…

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「もう一台行ったよ」:手賀沼ハーフマラソン

湖に目をやる。白く点々と見えるのは白鷺だろうか。3羽とも首を水の中に突っ込んでいる。白鳥だ。 今度は蓮が枯れている。一度花を見に来たっけ。これもいぃもんだ。 間に合わないと思った途端に、周りの風景が飛び込んで来る。 前を行くラーメン屋のTシャツを着た太った男性に追い付きたいが、足が重くて距離が縮まらない。 第一関門までが遠い。五キロ地点で時間の表示があり、間に合わないと分かった。 何と…

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「何も考えるな」

ラグビーとフィギュアスケートを見れるなんて、凄い一日だ。 羽生くんは変わらず貴公子然として四回転を飛んでおばさん達をウットリさせるが、世界トップクラスの力を維持するためにどれ程練習を積み重ねているのだろうと想う。 明日になった。オカンの手賀沼ハーフ。今日ジョギングクラブで走ったが、1週間ぶりは体が重い。 だって雨が降ったし、 だって仕事があったし、 だって出掛けたし。 走らない言い訳は次…

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「何か違うよライザップ」1:03

カウンセリングをしてくれたのはスポーツウーマンらしからぬスーツを着たソフトな中年女性。 トレーニングルームを見せてくれた。壁は黒。巨大な鏡が埋め込まれている。体のいろいろなところを鍛えられる複雑なマシーンが一台だけ。ここでマンツーマンか。 次は私が体重計に乗る。私自身のデータ分析。体重は51,8。体脂肪率は25%。筋肉量はやや左右アンバランスだがまずまずの値。 走れる体を作りたいとか、筋肉…

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「カッコイイ70代」

「体が重いよ」 コーチが私を追い越して行く時、そう言った。初めてだ。 市民の森の一周目は歩く事に決めている。途中で畑の向こうから仲間が二人歩いて来た。 「走るよ」 そう言って、コーチは私を先頭にする。 「今日の目標は「下を向かない」です」 「いやいや今日は下を見て。滑って転ばないように。」 雨で濡れた落ち葉は滑りやすい。 「顔は下を向かずに、目だけ地面を見るんですね。」 三周まで一緒…

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「『頑張れ』より嬉しい言葉がある」

「頑張ってるねえ」 先輩はそう言いながら走り抜けた。 後ろにガサゴソ音がしたと思ったら、あっという間に脇を走り抜ける。 「熊かと思ったよ」 私たちは今まで通りお喋りしながら走る。腕時計をセットし忘れたから正確な時間は分からないが、仲間と一緒に走るだけで十分楽しい。 十分?いやいや、めちゃくちゃ楽しい。あの言葉をこうして実感する。「人は一緒に動いている時に幸せを感じる」 走り終わった。い…

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「薬のせいか」

朝から生暖かい。また早く行こう。 3日間連続の仕事だった。クタクタに疲れて、夜はテレビの前で寝てしまうという見事なオジサンぶり。 こんな年になろうと、いや、こんな年だからこそなのか、女らしさに憧れがある。今飲んでいる薬のせいか、元々私が持っている男らしさに磨きがかかったのか、どうも女性らしさに目が行く。 術後何度も我慢出来ずに切ってしまった髪が、今漸く術前に戻った。 それがうっとうしい。…

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「制限時間は11時間」

「鉄子さぁん」 先輩だ。迎えに来てくれたのだ。遅すぎた。 今日はジョギングクラブの日。市民の森までは、決して自分のペースを崩さずゆっくり走る仲間に付いた。 森の中は日が差し込む程度で涼しいし、何と言っても地面の弾力が心地良い。 森までは2キロだからかなり心臓が慣れたのだろう。2周目から苦しくなくなった。 5周を目指そう。歩いている人を追い越す。速く走りたい。両足が宙に浮く感じだ。仲間を…

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「みんな癌のお陰」

地上10メートル以上はある木々がざわざわと大きな音を立てている。よかった、朝一番に家の中に入れておいて。 6周したのでこれでやめます」 「えっ?!やめるの?」 「わかりました!まだ走ります」 この先輩は誰に対しても分け隔てなくサポートの手を差し伸べる。 朝早く目覚めた。昨日までの暑さは漸く和らいだが、代わりに強風が吹き荒れていた。 1メートル近くになった百合が心配だ。植物に風は大敵。…

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「欲しいのは夢、なんて言ってみる」

森を出て3人で歩き出した。日差しが突き刺さる。二人は私が森を出て来るのを待っていてくれたのだ。 公民館に集まり、市民の森を目指した。外に出た時から8月の朝を思わせた。走れるだろうか。昨日の仕事疲れが残っている。 先日市民の森を一緒に走った人の後ろに付く。 森に着くと他の仲間もいた。走り出して暫くはみんな一緒だった。 「オリンピックの時、この時間にはもうゴールしてるね」 「6時スタートな…

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「あと10分で電車が来る」

前を行く中学生が細長いケースを落とした。慌てた風でもない。おいおい大事なバットだろう。 すると後ろを歩いていた明らかに1年生らしい男子が追いかけて拾った。 ホームには違うユニフォームを着た一団もいる。 日曜の朝7時過ぎは試合に出掛ける中学生のものだ。 私はこれから青葉の森に向かう。次の電車先頭に仲間が乗っている。 1ヶ月走ってないから、苦しいのは分かっている。昨日、一昨日と市民の森に行…

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「完全復活」

「鉄子さん、何位?」 「402位」 テントの周りにはみんなが集まっている。 「462人が出ることになってるから、凄いよ」 まあ、エントリーはしても出場しない人が60人はいたのだろう。 「10キロの部」の「D」に並んだ。マラソンは速い人からスタートラインに並ぶ。「A」に仲間の一人が行った。「D」には私ともう一人。二人とも去年は出場していない。男性陣も一人増えて、それぞれ散らばった。 9時スタ…

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「幾つになってもお雛様」

市の体育館に市民から寄付されたお雛様が飾られている。飾りつけに仲間が参加した。クラブの日、体育館まで走ることになった。 すぐに汗が流れた。今年は一度も庭の水が凍っていないし、仕事の日は6時半に家を出るのだが、一度も畑が真っ白にならなかった。それでも早朝は手袋を二重にしても指先が痛くなった。霜が降りるほど寒くなったらもう指先が持たない。自転車のハンドルを覆うあれを買おうと思っていたのに、結局買わ…