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在釜
28日午後は月釜、毎月定例日にお釜を掛ける茶席でした。来客は二人の予定が一人は用事ができたとのことで、たったお一人。 昔からの伝統で、通りに面した入口に『在釜』の札を下げています。知らない通りすがりの方でも「こんにちは、お茶を戴けますか!」と参加できる習いになっ...
美術作品の絶賛評価…
昭和9年、日本では超一流の業界団体の東京美術倶楽部で17点の写楽の肉筆浮世絵が販売されました。 事前頒布された販売目録を解説したのは当時超有名な大学教授、史家、評論家の臨風という人、写楽には肉筆画は存在しないとされてきたのが17点も出品されたのでした。解説では、...
令和の初茶事…夕ざり
今月の10連休の一日、淡交社で10冊以上の茶書を出版している高名な茶人から夕ざり茶事に呼ばれ、私が指導する掛軸の言葉の奥の意趣を解読する「茶道の心を味わう研究会」の会員で同じ流派の者にも参加を誘い、連れて参上しました。席主からは配慮をもらい私の茶道流派の者で揃えま...
趣味か悪趣味か、暦は戻るのか…???
5月には新しい年号になり、新たな歴史の頁が開かれそうですが、社会はどうも逆に戻っているのではと思えます…冷戦復活、貿易制限等々。 今日は昔通りでいえば建国を祝う日「建国記念日」、休日ですが昼から出勤! 事務所の前の道路は外堀通り、右には昌平橋が見えますが、橋まで...
朝鮮通信使と韓国茶道…主は変わって歴史は甦るのか??
茶聖となった利休さん(天正19年/1591歿)の400年忌があったのはついこの間と思っていたら、もう20年以上前になるのでしょうか。 あの頃抹茶粉が欧米で健康食品に認定され、日本茶道も世界的になっていったものでしたが、日本の茶道は朝鮮が発祥だと韓国筋から盛んに主...
今一番感心していること…
本旨に入る前に訂正、お断り。先の話題では床の間の掛軸について「三服対」と書いてしまいましたが、正しくは「三幅対」です。 どなたからか指摘があるかなと思っていましが、あきれられていたのでしょう、ありませんでした。ぜひとも「不服」なきようお願いします。 ・・・・...
月釜で三服対を床掛け、11月11日の掛釜
27日は月釜でした。毎月第四土曜日午後は月釜、12月は年末で休会にしていましたが、昨年から会場を冷房のない茶室に変更したので、7,8月も休会にしました。 27日は今年最後の風炉、所持する掛軸では唯一の三服対を掛けました。小間を常習の席にしており、寄付きにしている...
「うつら、うつら、見まく…」
ある高名な美術関係出身の茶道学者が、室町時代の茶道や禅の書籍を探索して、同一単語に異なる意味を負わせる例がある、「有心」の説明は仏教の「無心」に意味の揺れが存在する、「心なき」を否定し「心ある」ことが重要と定家がひねくりまわした歌はマイナス、世阿弥が重視した「無心...
つれずれに…新たな視点での話題 (2)
連休前半、ある流派の東京支部茶会に行ってきました。 ◆薄茶席での掛軸「鶴巣千尺松」200年ほど前の家元の書でした。流派機関誌に連載執筆されている文芸人の正客の解読は…「鶴に松、お目出度い席になりましたね」。さて、これが正解でしょうか? 「鶴千尺松」ならそうかも知...
移ろいの季節感…冬来たりなば
★立冬 暦の上で冬になる日、陰暦では10~12月が冬、そして年が明けて1~3月が春です。24節期の一つ、でも現代ではピンときません。 陽暦では11月7日か8日が立冬になりますが、科学的には太陽の黄経が225度になる時です。 ★小春 陰暦では10月の異名、立冬を過...
最下位脱出なるか??
松戸市の社会教育団体の茶道 東湧会が、やっと再開。 暫く休んでいましたが、今月28日に231回目の月釜を空翆庵にて。 場所は常磐線各停(東京メトロ千代田線)と武蔵野線が交差する新松戸駅徒歩10分のところです。東京、千葉西部(京葉地域)、埼玉県南部、茨城県南部からは...
◆茶道の心、禅の心 その4
◆茶道の心、禅の心 その4 多くの茶人が敬拝する方に茶道学者がいます。茶道学者の方に伺うと、茶人向けの大きな講習会では、毎月の茶道機関誌に書かれている大先生の指導が受けられたと参加の茶人には握手を求める方、すがりつく方、さらに涙を流して喜ばれる方もいらっしゃる...
茶道は習ったことは、全くありませんでした。
最近興味を持ち始め、道具を少しばかり集めて、一人で無作法・手前勝手流を気楽に親しんでいます。 当然、流派のバックグラウンドは全くありません。 しかし、どんな訳か、この住まい近辺には、お茶の先生(御年で引退状態)が沢山(流派はいろいろ)おります。 たまに、困りごと...
◆茶道の心、禅の心 その3
臨済禅師1150年遠諱ならびに白隠禅師250年遠諱記念特別展「禅-心をかたちに-」を拝観して(東京国立博物館の展示担当責任者への手紙) 上記展覧会への拝観お勧めを臨済会発行の「法光」誌上にて拝見、11月初めに展覧会を拝観させて戴きました。色々感銘したところもあ...
◆茶道の心、禅の心 その2
茶道における根源的違和感…ヤフー知恵袋からの質問への回答 多くの茶人が指摘している茶道の「根源的な違和感」として上げている課題は、①堅苦しく、難しく、敷居が高い/現象的には、流儀の好みの規制・自由度の欠如、師匠の選択・変更の自由度の欠如、②習得への高額負担と...
茶道の心、禅の心 (その1)
半年も前のことになりましたが、世界で最初の禅学国際会議が今年の5月13、14日に京都・花園大学で行われました。出席者は100人程度の少数でしたが、私の目測では外国の方は2割が中国人、2割が東アジア、欧米、残りは日本人でした。 テーマは日本の臨済宗が主幹経典として...
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