「禅」の日記一覧

会員以外にも公開

滝に打たれてみたくなって

禅の本を読んでばかりいると頭でっかちになるので、滝にでも打たれてみようかと。 幸い今日は朝方まで吹いていた強い風もおさまり青空が透き通るような天気となった。 それでも立冬を過ぎただけあって空気は冷たい。 住居地の最寄り駅から普通電車で数駅西に揺られると県内最大の繁華街まで運んでくれる。それから地下鉄で一駅、新幹線の発着する駅の高架をくぐり数百メートルも登坂すればそこは都会の喧騒が届かない静かな世…

会員以外にも公開

働くということ

働くということについて。つい最近会社を退職して働くということから解放されて思うようになった。 働くということは教育、納税と並んで国民の義務ということでお上からのお達しがある。 となると、私は義務に反しているのか。しかし、世の中には私が思っている「働く」という定義、つまり勤め人なら会社に行って労働する、自営業なら物を売ったりサービスを提供して生業を成り立たせる。 公務員なら国民の幸福のために労働を…

会員以外にも公開

禅の心構え

禅寺に行ったこともないのに禅について知りたくて関係する本を読み漁っている。 禅の中身は私にとってとても分かりにくく、読んだ後でもあとは自分で考えなさい、のようなところがある。 不立文字、教外別伝の言葉に表されるように修行を通して体得するもののようである。 坐禅を行う場合でも師について学ぶことが必要とか。 下品の人間には行えない宗教とは何かと思ってしまうが。 以下は「禅の修証義」という本に書…

会員以外にも公開

人生という冒険

前立腺肥大のため、夜の眠りが浅い。 一晩に通常3回はトイレに行く。 12時半から2時過ぎまで眠れないことが、週に2回程度ある。 夜の座禅は集中できるので、なかなかいい感じ。 現役の頃なら、こういう睡眠では困るだろう。 今、昼間の時間はたっぷりあるので、気にならない。 そして、トイレに行くついでに、 天使のポータブルができるので、 かえって好都合。 体力も低下し、旅行もた…

会員以外にも公開

私の瞑想

若い頃から座禅やヨガに興味があった。 本を色々と読んだ。 指導者に教えてもらったことはない。 全くの我流。 私のやり方は 静かな場所で、 お尻の下に座布団をひき、 背骨を伸ばし、 半跏趺坐かあぐらで座る。 呼吸は 吐く息をできるだけ長くする。 目はつむる。 そうすると、 聞こえるものは、 心臓の鼓動だけ。 そして、 鼓動にあわせて、 身体全体に振動が広がる。 まるで 母の子宮内で育つ …

会員以外にも公開

時は命なり

曹洞宗開祖、道元禅師には数多の指南書がある 正法眼蔵は難解であるが、一方、典座教訓、赴痒飯法はまさに、作務も修行そのものとする道元の教えにおける、生活、食事の作法を説いたもので、まさに身近なものであり理解しやすい 僕は、食事の際に食材の命を頂くことに感謝する教えを常に念頭に置くようにしている 禅の芯の経典と作法の経典は、まさに道元禅の両輪である

会員以外にも公開

「7日間ブックカバーチャレンジ」の5冊め

「7日間ブックカバーチャレンジ」の5冊めは ティクナットハン著「死もなく、怖れもなく」です。 ハン氏はベトナムの禅僧で 平和運動や禅の実践である マインドフルネスの普及に努めておられます。 まだ仏教のイロハもわからないとき、 書店でたまたま見つけ購入。 読んだり読まなかったりという感じで 本棚の奥に置いてあったのですが、 5年前黄斑前膜という網膜の病気で 視界の歪みに苦しんでいた時、 ふたたび…

会員以外にも公開

ある質問に関して (自分のためのメモ)

読書会のメンバーの人から質問を受けた。 とても熱心に仏教など宗教について学んでいる方だ。 禅の世界で、分別と無分別という区別がいわれる。その無分別とは何か、またその無分別に到達するにはどうしたらよいのか、という内容だろうと受け取った。 まず分別というものは世の中で生きていく上で、常識とか大人の教養とかいわれる身につけるべき知識のようなものだ。一般的には分別のある人物といえば、高評価を与えるよ…

会員以外にも公開

安上がりな健康法

夜、1時45分から30分ほど禅。 時々、トイレに起きて、寝つけない時にする。 日中は数回する。 下腹部と背中があたたかくなる。 気持ちいい。 温泉に浸かっている感じ。 いつも同じだが。 誰もができることだと思うが、 こういう話題は聞かない。 睡眠薬代わりには最適。 私は不眠症でないが。 どうして、皆、やらないのだろう。 それが不思議。 背中やお腹があたたかくなると、 いいことがいっぱい…

会員以外にも公開

瞑想の効果

昨日、14の回答をした。 その一つが下記。 https://jp.quora.com/瞑想-マインドフルネスを始めてから仕事や生活で大/answers/193714630 https://jp.quora.com/inshu-wo-tome-tai-no-desuga-doushitemo-ne-ra-re-nai-tame-ni-inshu-shi-te-shima-i-masu-ins…

会員以外にも公開

「ビジネス禅」を読む (自分のためのメモ)

笹倉健司氏「ビジネス禅」という書を拾い読みした。 笹倉氏は学生の頃に座禅に出会い、やがて専門道場での修行を積み、学生の頃に見性体験(いわゆる悟り)をしてその後も修養に努められた在家の方である。 公案という課題を与えられて参禅する臨済禅では、師より公案の答えを「よし」と認められることを、透過したというふうに表現する。氏の見性体験の経緯やら心境の変化が語られていて、興味深かった。 もともと氏には深…

会員以外にも公開

室温9度の禅

朝から午前中、私の寝室はだいたい9度か10度。 そこで、禅(自己流)をしている。 20分くらいを一日に数回。 例年は、エアコンをつけるか、 電気毛布をひざ掛けにする。 今年、普通のひざ掛けだけで充分。 禅に入ると、 下腹部と背中があたたかくなるので、 それで充分。 もう少し寒くなり、 室温が5度くらいになっても、 ひざ掛けだけでできるか、 それが楽しみだ。

会員以外にも公開

五木寛之著「21世紀仏教の旅 中国編」を読む(終)

「21世紀 仏教の旅 中国編」 五木寛之著 講談社 2007年4月25日発行 ー「結局、禅は呼吸ですな」  呼吸によっていたる境地は、宇宙と一体である自分に「気づく」感覚ではないかと思う。 先に「アナバーナ・サテイ・スートラ」という経典のことを書いた。 「サテイ」とは、このように「意識する」ことなのである。 サンスクリット語では、呼吸のことを「プラーナ」という。  呼吸を意識することは、いのちを…

会員以外にも公開

自分のことを救おうと思わなくなるとき (自分のためのメモ)

いぜん親しくさせていただいた元大学の先生は、悟りを求めて西や東の寺を訪問しては、悟りとはどのようなものか、それを得るにはどのようにすればいいかを訪ね歩いた。 しかしながら、禅の悟りとかを自分のものにすることで、救われたい、楽になりたいと思っている間は、けっして救いはやってこない。 この先生は答を手にする前に残念なことに、3年前に急逝されてしまった。 その答えを言葉にすると、逆説的に聞こえて…

会員以外にも公開

まだ抱いておったのか? (自分のためのメモ)

出典は失念したが、ときどき思い起こす逸話。 あるとき禅の修行僧が二人で旅をしていた。 やがて途中で増水した川に差し掛かった。 これを渡る必要がある。 ふとみると若い女性が川を渡ろうにも 困惑して立ち止まっていた。 僧の一人がつかつかと近寄っていって 女性に話をしたかと思うと、ひょいと女性を背負って 川を渡っていった。 あわててもうひとりの僧が川を渡った。 ぶじ川の向こう側に渡り切ると、 女性…

会員以外にも公開

ご褒美

「人生って、こんなご褒美があるのか」と私が感じるのは。 40年続けている座禅(自己流)で、 3年前から気功を一部、取り入れたら、起こったことです。 下腹部があたたかくなった。 すぐに、前立腺肥大の症状が軽くなり、 服薬がいらなくなる。 その後、 あたたかさは背骨の周りにも。 今は、禅に入ると、すぐあたたかくなる。 まるで、温泉に浸かるように。 一日に何度もします。 15分程度が多いが。 …

会員以外にも公開

栄西。禅その心は?

名僧シリーズ 法然のあと、親鸞、一遍と浄土系の僧を続けて来ましたが 時代で言うと、法然とほぼ近い時期に、栄西がいます。 栄西、そのあと、道元と禅宗系の僧に入っていきましょう。 ■■栄西■■ 永治元年(1141)年、備中(岡山県)に産まれます。 法然よりちょっとだけあとです。 とっても面白いのですが、神職の家です。 普通にしていれば、神主さんになっていたのかも。 幼少の頃から聡明利発で、…

会員以外にも公開

お釈迦さまの悟りの記述に感動

(備忘録です***) 私は強度の花粉、埃やカビアレルギーなので それらに触れると持病の喘息が出て息苦しくなる。 仏教書は古書が多くて、 amazonで取り寄せるのだが、 かび臭いときには せっかく買っても放置してしまう事も多い。 知人に勧められて買った 川上正光著「禅の源泉 信心銘 花開く悟りの世界」 もそのひとつだ。 花粉の時期がピークを過ぎて 症状も安定してきたので、 ようやくこの本…