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野草・花の種類一覧|四季の野草や花を紹介!花がきれいな雑草とは

散歩や買い物で外を歩いている際に、控えめに道に咲く野草・花を見て足を止めた経験のある方は多いでしょう。

身近な存在である雑草や野草にも名前があります。これまで意識しなかった野草や花も、名前を知ることで見え方が変わってきます。

控えめな山野草はわびさびを重んじる茶花としても重用されています。四季折々に咲く野草・花を知ることで、道を歩くだけで季節を感じる楽しみが生まれますね。

この記事では、季節ごとに見られる野草・花の名前や、見られる地域を紹介します。

春に咲く野草・花

気候が暖かくなり始めた春先には、身近な道や広場にも多くの野草や花が咲き始めます。

気持ちも弾む春に、道や山場に咲く野草・花を探して出かけてみるのも良いのではないでしょうか。

ナズナ

ぺんぺん草や三味線草の別名で親しまれているナズナは適応力が高く、日本の各地で見ることができます。

ナズナは春の七草としても知られており、茎や葉・花を食べることができます。白い小さな花が控えめで可愛いナズナですが、春先の花が咲く前のナズナの根は生で食べることもできます。

子どもの頃にナズナの種袋を鳴らして遊んだ記憶がある方も多いのではないでしょうか。散歩中にナズナを見かけたら、子どもの頃を思い出して遊んでみるのも良いですね。

アカツメクサ

シロツメクサの仲間のアカツメクサは適応力が高く、日本各地の畑や道・公園など様々な場所で見ることができます。

アカツメクサはピンクや紫色の花を咲かせます。子どもの頃にアカツメクサを花冠にして遊んだ経験のある方も多いのではないでしょうか。花には蜜があり、ミツバチが止まっている姿は春の訪れを感じさせてくれます。

アカツメクサの花言葉は、「豊かな愛」「勤勉」「実直」です。

ナヨクサフジ

フジに似た紫色の華やかな花を咲かせるナヨクサフジは、道に生えていても目を惹く野草で、春の野草・花の中でも特に美しい花です。

ナヨクサフジは本州より西の地域に広く自生しており、散歩中にもよく見られます。マメ科の植物なので、平べったい形のサヤやツルも目を楽しませてくれます。

原産はヨーロッパで飼料や緑肥として栽培されていたものが繁殖し、全国に分岐して自生しています。

夏に咲く野草・花

初夏から夏にかけては植物も元気に育ち生き生きとしています。

畑などをされている方にとっては、草刈りが大変な季節でもありますが、大きな気持ちで夏に咲く野草や花を愛でてみてはいかがでしょうか。

レンゲショウマ

日本の固有種であるレンゲショウマは、東北地方の南部から近畿地方にかけて分布しています。

レンゲショウマはつりがね型の淡紫色の花を咲かせ、夏の花の風物詩としても愛されています。控えめでありながら美しい花を咲かせるレンゲショウマは、夏の茶花としても重用されています。

レンゲショウマは薄暗い林などに自生しますので、自生する花を見る際には山間部に出かける必要があります。園芸店などでも販売されており、ガーデニングを楽しむ方にも人気の高い野草です。

オトギリソウ

オトギリソウは適応能力が高く、日本各地の山野や道の明るい草地や土手などに咲きます。

晴れた日の朝から昼過ぎにかけて黄色い花が見られます。また、日干しにしたものは「ショウレンギョウ」と呼ばれる生薬としても用いられています。

特徴的な名前は、オトギリソウを用いた薬作りの秘伝を漏らした弟に激怒した兄が、弟を切り殺したという伝説に由来します。

花言葉も「怨念」「迷信」と穏やかではありませんが、名前に似合わない黄色い可愛い花は、花には罪が無いことを感じさせてくれますね。

ホタルブクロ

ゲンジボタルが見られる時期に、蛍によく似た袋状の花が咲くことから、ホタルブクロと名づけられています。

日本各地の広域に渡って分布しており、地域によって白や淡紅色のほか、青や紫の花が見られます。

つり鐘型の特徴的な花を咲かせるホタルブクロは、鑑賞用としても愛されており、ガーデニングを楽しむ人にも好まれています。

秋に咲く野草・花

ススキや稲を始めとして、道や広場に咲く野草が金色に色づく秋は、目を楽しませてくれる野草や花が見られます。

本格的に寒くなり始める前に、秋の野草・花を探しに出かけてみるのも良いのではないでしょうか。

リンドウ

ラッパ型の花が特徴的なリンドウは、本州より西の山野や草原で見られます。

晴れた日の日中に濃い青紫色の花が咲き、天気の悪い日や夜間は花が閉じてしまいます。リンドウの根には薬効もあり、古くは胃腸薬としても用いられていたようです。

見事な花を咲かせるリンドウは秋の風物詩としても知られており、生け花でも秋の野山を表現する花として重用されています。

ツワブキ

東北地方より南の海岸付近で見られるツワブキは、小菊に似た黄色い花が見られます。

花が散ったあとには、タンポポのように綿毛のついた種を風に乗せて飛ばします。「困難に負けない」という花言葉の通り、日陰でも強く育つツワブキは見る人にも元気を与えてくれますね。

10月〜12月までの長期間花を楽しむことができますので、公園や庭園などにも植えられることが多く、ガーデニング用の植物としても人気です。

シュウメイギク

アネモネの仲間のシュウメイギクは、本州より西の山野に自生しています。

自生するシュウメイギクの花は淡い紅紫色ですが、園芸店などでは白やピンク・紅色に品種改良された苗を購入することができます。

シュウメイギクの根は太く繁殖力が高いため、群生して生えている姿を見ることができます。

冬に咲く野草・花

動物だけではなく植物にとっても寒さが厳しくなる冬にも、適応能力の高い野草や花がけなげに咲いています。

寒さに凍えそうな日も、頑張って咲く冬の野草・花を見て、元気をもらってみてはいかがでしょうか。

フクジュソウ

「元日草」「正月花」とも呼ばれるフクジュソウは、新年の訪れを告げる縁起の良い花です。

フクジュソウは北海道から本州の山野に自生し、黄色い大輪の見事な花を咲かせる、冬を代表する野草です。

身近な道や広場などにも群生する丈夫な種類となっており、花の歳時記などにも記載されるなど日本人に愛されています。

ニホンスイセン

真冬に最盛期を迎えるニホンスイセンは、白い花びらに黄色い花冠のついた、美しい花を咲かせます。

ニホンスイセンは関東より西の暖かい海岸近くに群生しており、厳しい寒さの中に美しい花を見せてくれます。

ニホンスイセンの学名は「ナルキッソス」で、自己愛という意味を持つ「ナルシスト」と同じ語源を持ちます。花言葉も「自己愛」です。

ニホンスイセンの美しい花を見ていると、ニホンスイセンがナルシストになってしまうのも納得できてしまいますね。

ツワブキ

秋の野草でも紹介したツワブキは、秋から初冬にかけて楽しむことができます。

厳しい寒さの中に咲くツワブキを見ていると、花言葉の「困難に負けない」という言葉の通り、元気をもらうことができますね。

趣味人倶楽部で野草・花好きな人とつながろう

趣味でつながる仲間を作れる大人のSNS「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」では、同世代の野草・花好きな仲間とつながることができます。

趣味人倶楽部の「コミュニティ」では、同じ興味・関心を持つ人たちが集まり交流を深めています。野草や花を愛でる方は全国的に多く、趣味人倶楽部にもたくさんのコミュニティがありますので、自分に合ったコミュニティを探してみてはいかがでしょうか。

オフラインで集まって野草や花を探すフィールドワークを行っているコミュニティもありますので、趣味人倶楽部でつながった仲間と珍しい野草・花を見つけてみるのも良いですね。

まとめ:四季の野草を観察しよう

日頃は目に入っても気にかけることが無かった野草・花も、名前を知ることで興味を持って見ることができます。

「雑草」と一言で片付けてしまえばそれまでですが、身近な道や広場・山野に咲く花にも名前があり、古くから愛されてきた存在です。

四季に咲く野草・花を観察することで、単なる散歩や買い物も季節を感じさせてくれる貴重な時間になりますね。

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