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60代の女性がお手本にしたいファッションコーディネートとは
人は年齢を重ねるごとに、「自分の好きなスタイル」「自分に似合うファッション」を認識していくものです。60代にもなれば、多くの人が「自分のファッションスタイル」を持っていることでしょう。
ファッションにおいてもっとも重要なのは「自分が幸せになれるコーディネート」を作り上げることです。その意味では、「確立された自分のスタイル」を貫くのも正義だといえます。
ただ、「人生はまだまだ長いのだから、新しいファッションにチャレンジしたい!」と考える人もいるでしょう。
その場合は、
・60代のファッションのポイント
・60代のファッションのお手本
・アクセサリーの使い方
を勉強しておくことをおすすめします。
60代のファッションで意識したいポイント
まず、60代のファッションコーディネートで意識したいポイントを解説していきましょう。
柄やカラーアイテムが正解ではない
「枯れた色は地味に見えるから、華やかで目をひく色を使おう!」と考える人もいるのではないでしょうか。シニア向けの洋服が、茶色や黒色、灰色だけで統一されていたのは、もう遠い昔のことです。現在は強いインパクトを残す赤色や、清涼感があって清潔な明るい青色、華やかで目をひく黄色など、シニア向けでも華やかな色合いのものが出ています。
ただ、全身のコーディネートを、「すべて派手な色」でまとめてしまうと、落ち着きのない雰囲気になってしまいます。
また、シックな色を上品に着こなせるのは、シニア世代の大きな強みです。
そのため、落ち着いた色をベースとしたうえで、華やかな色を差し色的に使うようにしてみると良いでしょう。
柄はワンポイントでさりげなく
柄物は、どの世代でも実は扱いが非常に難しいものです。
伊勢丹でバイヤーをしていた専門家は、”「柄は大人の使用に耐える高品質なものほど無地が多くなる」―引用:「いつかモテるかな」よしたに|p32”と語っています。
もちろん柄物が悪いわけではありませんが、難易度が高いものであることは理解しておかなければなりません。
また、柄物を複数組み合わせてしまうと、どうしても騒がしい印象になってしまいがちです。
そのため、原則として、柄物は1点だけでワンポイント的に使うようにします。
シルエットを美しく見せる
同じようなデザインに見える服であっても、オーダーメイドと既製品では着たときに受ける印象がまったく違います。これは、オーダーメイドの服がその人の体の寸法に合わせて作られているからです。そのためダボつきや寸足らずな部分がなく、シルエットが非常に美しく見えるのです。
60代のファッションは、特にこの「シルエット」を意識することが重要となります。
自分の体型にフィットするかを第一に考えて、洋服を選んでいきましょう。これを意識すれば、既製品であっても、きれいなシルエットを出せるようになるはずです
過度な露出は避ける
自信のあるパーツを見せたくなる気持ちをグッドおさえ、肌は隠してシルエットで見せる方が綺麗に仕上がります。チャームポイントは肌を隠して品よくアピールしましょう。
お手本にしたい60代向けコーディネート3選
60代のファッションの基本を踏まえたところで、ここからはお手本となる「60代向けコーディネート」を考えていきましょう。
フェミニンコーデ
上品で落ち着いた印象をもたらすうえに、女性らしさもしっかり感じさせる「フェミニンコーデ」は、上品に決めたい60代の女性にぴったりのコーディネートです。
フェミニンコーデは、落ち着いた色×女性的なデザインを組み合わせて作るのが王道です。フリルを用いたドレッシーなシャツに、コクのある赤色の上着などを合わせてみると良いでしょう。
また、1枚でスタイルが決まるワンピースも持っておくと便利です。
カジュアルコーデ
動きやすいカジュアルコーデは、好む人が多いものです。ただ60代の場合は、ここに「品の良さ」を付け加えたいものです。
カジュアルコーデの代表的なアイテムである「デニム素材のジャケット」などもラフなTシャツと組み合わせるのではなく、きれいな色で仕立てられたプルオーバーなどと合わせることで「大人のカジュアルスタイル」を作ることができます。
また、「黒いパンツに黒いシャツ」などのような合わせ方をする場合は、意識して「差し色」を取り入れるようにすると地味になりすぎません。赤や緑などの鮮やかな色を1つ取り入れてみましょう。
ガーリースタイル
「女の子らしさ全開のスタイル」「少女のような素朴な愛らしさ」「甘めのキュートなコーディネート」といえば、「ガーリースタイル」という単語が思い浮かぶ人も多いことでしょう。
ただ、「フリルたくさん!」「お花たくさん!」のアイテムは、60代が使うには少々難易度が高いものです。
そのため60代でガーリースタイルを作っていく場合は、白無地のスカートなどに柔らかいグレイのセーターなどを掛け合わせるスタイルを選ぶと良いでしょう。少し落ち着いた印象にはなりますが、「かわいらしくて、優しい印象のガーリースタイル」に仕上がります。
「白い洋服」は、60代だからこそ気軽に着られるものです。60代ならば、「子どもに飲み物などをこぼされる心配もなく」「汚さずに着こなせるだけの落ち着きを持っていて」「ある程度洋服にお金をかけられるからこそ、素材の良さが如実に仕上がりに表れる『白の洋服』も気軽に買える」という3つ条件をクリアしているからです。白はガーリーコーデの強い味方となる色ですから、積極的に利用していきましょう。
アクセサリー・小物で印象を変える
「結婚式が多かった20代後半~30代前半のころは写真を撮られる機会も多かったので、パーティードレスは同じでもアクセサリーを工夫して、テイストを変えていた」という経験を持つ人も多いのではないでしょうか。同じ洋服であっても、アクセサリーや小物を変えることでまったく違う印象になることは、ファッション玄人の60代ならば知っていることです。
60代は「シックな洋服」を選ぶことが多いかと思われます。このような洋服には、おおぶりの存在感のあるアクセサリーや小物を合わせると良いでしょう。こうすることで、ファッションが沈み込むことを防げます。また、若々しく見せる効果もあります。
「年齢を重ねると、トレンドをいたずらに追いすぎるのは悪手」といわれることもあります。しかしアクセサリーや小物に関しては、現在のトレンドを色濃く反映したものを選んでも良いでしょう。このようなアクセサリーを選べば、「流行に敏感なのに、浮ついていないおしゃれな人」のイメージを作ることができます。
またこれは60代に限った話ではありませんが、アクセサリーや小物を「コーディネートの差し色」に使う方法もおすすめです。
上でも述べましたが、黒色をベースとした洋服に赤や黄色のアクセサリー・小物を入れるなどのやり方です。ぱっきりとしたきれいな色が、コーディネートをしっかり締めてくれます。
趣味人倶楽部の「ファッション好き」が集まるコミュニティ
趣味人倶楽部には「フォト機能」「日記機能」「コミュニティ機能」があります。自分のファッションコーデを写真や日記にアップすることができますし、またファッションの会話が楽しめるコミュニティもあります。
これらを利用して、自分のコーデ写真を投稿したり、多くの人と話したりして楽しんでみてはいかがでしょうか。
コミュニティでは実際にこのように投稿されています。
まとめ:60代から新しいファッションに挑戦
「服」「アイテム」は、それをまとう人はもちろん、周囲の人が抱く印象にも影響を与えるものです。言い方を変えれば、「新しい方向性のコーディネート」を模索することで、「新しい自分」を作ることができるということになります。
「新しい自分を、他の人に見てほしい」「同じように考えている人と話したい」という人は、ぜひ趣味人倶楽部の集まりを利用してみてくださいね。